沢島村ダイアー

沢島村ダイアー

記事一覧

生まんじゅう

生まんじゅうを食べたいなあ。 何って、そりゃあの生まんじゅうだよ。 生まんじゅうは、生のまんじゅうさ。 とてもプルプルしているぜ。魅力的だぜ。 なんでも、あのプルプ…

コショウ

帰り道、窓際にあるコショウを見かけた。 それは小瓶に入ったコショウでした。 ラーメン屋だったのでしょうか。 コショウは満足げにそこに立っていました。 これまでどれだ…

道化師風の男

「もしもし?お時間はありますか?」 道を歩いていると、道化師風の男がぼくを呼び止めた。 「そうです。そこの貴方、お時間はありますか?」 道化師風の男は微笑みながら…

2

あの勇者の伝説

あの勇者の伝説を貴方は知っていますか。 様々な伝説を残したと言われるあの勇者の伝説を。 今日は皆さんに彼の伝説の一部をお伝えしましょう。 まずは彼がざる蕎麦を12枚…

5

入学式

春の陽気がそろそろ見え隠れする昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。 もうすぐ入学シーズンですね。 入学を待ちきれずにいる皆様もいらっしゃるでしょう。 そこで皆様に…

6

ココアパウダー

どうしてココアパウダーを買ったか、ですか。 そこに目を付けるとはあなたお目が高いですよ。 よろしい、私がココアパウダーを買った理由をお話ししましょう。 まず、この…

6

蝶よ花よ

蝶よ花よと育てられ、鳥よ華よと咲き誇る。

2

にじいろハンバーガー

私はハンバーガーショップを探していた。 空腹に悶える腹を抱えながらも、私は夜の街を彷徨っていた。 他にも外食店の看板は見受けられたが、私はハンバーガーを探していた…

8

ひなまつり

もうすぐ、ひなまつりですねえ。 みなさんはひなまつりに何か思い出はありますか? ぼくは男兄弟しかいなかったので特にありません。 というか、ひなまつりに何をするのか…

7

水々ようかん

水ようかん。美味しいですよね。 甘くてさっぱりとした口当たり、水ようかんはそんな味を醸し出してくれます。 そんな水ようかんを上回る食べ物があるということを皆さんは…

5

半人魚

皆さんは半魚人という生き物をご存知でしょうか。 半分が魚で半分が人という存在です。 それらは大抵は人の上半身と魚の下半身を持つ生き物として知られていますね。 です…

4

バレンタイン

皆さん、バレンタインデーが近づいてきましたね。 皆さんはチョコをどうこうする予定はあるのでしょうか、ぼくはありません。 さて、そんなバレンタインデーですが、皆さん…

7

ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ。 水が、跳ねているよ。 ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ。 ワルツを、奏でているよ。 雨模様、空は曇り模様。 でも、心は晴れやか。 そんな午後の昼下が…

4

ピーナッツ

ピーナッツよこせよ。 ピーナッツよこせよ。 ピーナッツよこせよ。 ピーナッツよこせよ。 ピーナッツよこせよ。 ピーナッツよこさせてよ。 ピーナッツよこせよ。 ピーナ…

2

睡眠

睡眠とは己との戦いである。 僅かな刺激ですら煩わしいものへと変わる。 何も外部からの刺激ばかりでは無い。 むしろ内部からの刺激こそ眠りの妨げとなる障害と化すのだ。 …

4

人間の書いた文章

こちらは人間の書いた文章です。 今時、珍しいと思われるかもしれませんが、正真正銘人間の手によって書かれています。 その証拠に見て下さい。何の主張もこの文章には存在…

5

生まんじゅう

生まんじゅうを食べたいなあ。
何って、そりゃあの生まんじゅうだよ。
生まんじゅうは、生のまんじゅうさ。
とてもプルプルしているぜ。魅力的だぜ。
なんでも、あのプルプル感のために寒天を使っているらしい。
そりゃあプルプルしているわけだ。
プルプルの皮にあんこが入っているぜ。甘いぜ。
生まんじゅうは、その昔、豊臣秀吉の時代に作られたとされているぜ。歴史を感じるぜ。
ああ、生まんじゅう。生まんじゅうだぜ

もっとみる

コショウ

帰り道、窓際にあるコショウを見かけた。
それは小瓶に入ったコショウでした。
ラーメン屋だったのでしょうか。
コショウは満足げにそこに立っていました。
これまでどれだけのラーメンに振りかけてきたのでしょうか。
歴戦の勇者のみが称える佇まいでそこにいました。
コショウよ、貴方はこの店にどれほど貢献してきたのでしょう。
その横顔はどこか誇らしげで。
私はその姿をただ黙ってみるしか出来ませんでした。
コシ

もっとみる

道化師風の男

「もしもし?お時間はありますか?」
道を歩いていると、道化師風の男がぼくを呼び止めた。
「そうです。そこの貴方、お時間はありますか?」
道化師風の男は微笑みながら、何やらぼくに用があるようだった。
ぼくはちょうど暇だったのでその男に付き合うことにした。
「おお、結構。それでは少しお時間を頂きますよ」
道化師風の男は楽しそうにそう言って笑みを浮かべるのであった。
一体、今から何が始まるのだろう。ぼく

もっとみる

あの勇者の伝説

あの勇者の伝説を貴方は知っていますか。
様々な伝説を残したと言われるあの勇者の伝説を。
今日は皆さんに彼の伝説の一部をお伝えしましょう。
まずは彼がざる蕎麦を12枚食べた伝説からです。
それはとある蕎麦屋で起こった伝説です。
その日、彼は突然現れ、ざる蕎麦を注文し、なんと12枚も注文したとされています。
彼は涼しい顔で、あっという間に12枚を平らげてしまったというのです。
すごいですね。中々真似で

もっとみる

入学式

春の陽気がそろそろ見え隠れする昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。
もうすぐ入学シーズンですね。
入学を待ちきれずにいる皆様もいらっしゃるでしょう。
そこで皆様にご提案させていただきたいのが、入学時に何に気を付けるべきかについて、ご紹介させていただこうと思います。
まず最初に、入学時に大事になってくるのが第一印象になってきます。
いいですか、その時に決して舐められないようにして下さい。
人間という

もっとみる

ココアパウダー

どうしてココアパウダーを買ったか、ですか。
そこに目を付けるとはあなたお目が高いですよ。
よろしい、私がココアパウダーを買った理由をお話ししましょう。
まず、このココアパウダーは安かったということです。
こんな価格でココアパウダーが手に入るなんて、まさに濡れ手で粟を手にするようなものですからね。
次に私はティラミスを作りたかったということです。
ティラミスにココアパウダーは欠かせませんからね。

もっとみる

蝶よ花よ

蝶よ花よと育てられ、鳥よ華よと咲き誇る。

にじいろハンバーガー

私はハンバーガーショップを探していた。
空腹に悶える腹を抱えながらも、私は夜の街を彷徨っていた。
他にも外食店の看板は見受けられたが、私はハンバーガーを探していた。
今日はハンバーガーの口なのだ。どうしてもハンバーガーを食べたかった。
どこかにハンバーガーショップは無いものか、私は一心不乱になって探していた。
すると、とある看板が目に入ってきた。
“にじいろハンバーガー”?
聞いたことの無い名前の

もっとみる

ひなまつり

もうすぐ、ひなまつりですねえ。
みなさんはひなまつりに何か思い出はありますか?
ぼくは男兄弟しかいなかったので特にありません。
というか、ひなまつりに何をするのかも解っていないんですよね。
ひなまつりとは、何をするお祭りなのでしょうか?
まず、菱餅ですね。餅というからにはあれを食うのでしょうね。
あのままでは固そうなので、お湯にでもふやかして食べるのでしょう。
お雑煮?1種のお雑煮ですかあれは?

もっとみる

水々ようかん

水ようかん。美味しいですよね。
甘くてさっぱりとした口当たり、水ようかんはそんな味を醸し出してくれます。
そんな水ようかんを上回る食べ物があるということを皆さんは知っていますでしょうか。
その名も水々ようかん。
水々ようかんは、その実はほとんどが水で出来ています。ほとんどが液体なのです。
液体のように流し込むように飲むように食べるのが、水々ようかんを食べる方法です。
そうなると、容器はゴム風船に詰

もっとみる

半人魚

皆さんは半魚人という生き物をご存知でしょうか。
半分が魚で半分が人という存在です。
それらは大抵は人の上半身と魚の下半身を持つ生き物として知られていますね。
ですが皆さんは、半人魚という存在をご存知でしょうか。
そうです。魚の上半身と人の下半身を持つ生き物なのです。
半人魚は悲しい存在です。
上半身が魚なので陸に上がる事が出来ません。
かと言って下半身が人なので上手に泳ぐことも出来ないのです。

もっとみる

バレンタイン

皆さん、バレンタインデーが近づいてきましたね。
皆さんはチョコをどうこうする予定はあるのでしょうか、ぼくはありません。
さて、そんなバレンタインデーですが、皆さんはバレンタインデーの由来をご存知でしょうか。
バレンタインデーとは、チョコに一種の呪詛を与えるための儀式なのです。
チョコとは、古来儀式的な役割を果たすためのものでして、そこにはメッセージが込められているのです。
そのメッセージとは「君、

もっとみる

ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ。
水が、跳ねているよ。
ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ。
ワルツを、奏でているよ。

雨模様、空は曇り模様。
でも、心は晴れやか。
そんな午後の昼下がり。

ピーナッツ

ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこせよ。

ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこさせてよ。

ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこせよ。
ピーナッツよこさせてよ。

ピーナッツ、あれから何年経った?
ピーナッツ、あれは夏の終わり。
ピーナッツ、あの日には戻れない。

ピーナッツ、限られた思い出が残る。
ピーナッツ、あの鐘を鳴らすのは。
ピーナッツ、君の

もっとみる

睡眠

睡眠とは己との戦いである。
僅かな刺激ですら煩わしいものへと変わる。
何も外部からの刺激ばかりでは無い。
むしろ内部からの刺激こそ眠りの妨げとなる障害と化すのだ。
心拍の音が煩わしい。呼吸の音が煩わしい。意識が煩わしい。
それらと向き合っていかに自分を深い眠りへと誘えるかは、まさしく自分との戦いに他ならないのだ。
自らが発する音が煩わしい。今すぐにでもこの音を消してしまいたいのに、それも叶わない。

もっとみる

人間の書いた文章

こちらは人間の書いた文章です。
今時、珍しいと思われるかもしれませんが、正真正銘人間の手によって書かれています。
その証拠に見て下さい。何の主張もこの文章には存在していません。
今時珍しいと思いませんか、今や自分の主義主張をAIに書かせてなんぼの時代ですからね。
そんな時代の流れに逆行した文章を私は書いているのです。
そんな文章を書いてどうするのかなんてお思いの人もいらっしゃるかもしれません。

もっとみる