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2019年:「生きている感」のある年でした

年内最後のnoteが今年もやってきた。毎年この時期は、去年最後に書いた記事を見返すのだけど、2018年ラストは占い師からの”逃げは良くない”という言葉に違和感を覚えながら、派遣仕事とかけ持ちをする半分フリーランスから「完全フリーランス」になることについて、期待と不安がない交ぜになった気持ちを語っていた。
▼2018年12月29日/逃げて良し

そう。2019年は、”フリーライター1本で生きていくこと”がわたしの大きなテーマだった。

そして実際、新しい生活はどうだったかというと…
1月~3月あたりまではそこそこ仕事が順調な感じ。その後、5月に出展する”文学フリマ”の準備に追われ…そして、あっという間に夏を迎える。その「夏」が本当に苦しかった。毎年、夏は抱える案件が少なくなるのだが、今年はそれが顕著だったのだ。そこで現実逃避をしかけるも、泣く泣く「仕事が欲しい」とのエッセイ漫画を描いたりもした。
▼2019年7月1日/仕事がないときは、素直に焦ろう
▼2019年4月16日/【告知】5/6 文学フリマに出展します!
(自分が作った文章や漫画をカタチにできたのは、本当に嬉しかった…!)

――そして余談だが、この苦しい時期にスーパーで買った「メダカ」を飼いはじめ、わたしのメダカ生活もスタートするし、車にも轢かれる。この夏はけっこうめちゃくちゃだった。
▼2019年7月16日/メダカ生活はじめました!
▼2019年7月18日/軽めにはねられた話(臨時更新)


こうして2019年下半期は、交通事故により痛めた腰のリハビリをしつつ、またメダカを愛でつつ、節約しつつも心が折れない楽しい生活を目指し、奮闘することになる。

そんななかで、嬉しいニュースが飛び込んでくる。それは、わたしに史上初の『姪っ子』ができたことだッ!!!なお、この姪っ子が誕生したエッセイ漫画は、2019年わたしが投稿した記事(エッセイ・漫画)のなかで一番「スキ」をいただいたものらしい。
▼2019年9月2日/姪っ子が爆誕した感想

――そして、このスーパー素晴らしい出来事が嬉しくて、9月に生まれてはじめて挑戦した「ベース弾き語りライブ」では、姪っ子爆誕の喜びをうたった”おばさん”という曲を披露してしまう。(そして現在も、姪っ子の成長を愛でる漫画を定期投稿している)


秋に入ると仕事量が増え、忙殺される日々が続くも、徐々に生活の基盤が安定してきた。自分が活動しているバンドが新譜を出し、そのレコ発ライブもする。

また、この秋は”地球史上最大級”と呼ばれるほど強大な勢力を持つ台風が来た。はじめて、しっかりと台風対策をしたが、スーパーや薬局から防災用品、食料品がたちまちなくなり、すごく不安になる。幸い、わたしの住まいやその近辺に大きな被害はなかったが、多くの被災者が出ることになった。台風の過ぎ去ったあとの夜空はとても澄み切っていてキレイだったが、とても複雑で、とにかく無事に生き延びられたことに感謝した。
▼2019年10月19日/もう居ない人間の「美談」も悪くない
※台風が過ぎたあとの空の写真をサムネに使った記事がこちら。また、秋は毎年友人のことを思い出す季節でもある。


11月に入るとすっかり冬めいてきて、温かい飲み物が美味しくなる。多忙だが、仕事があることに感謝。また、12月には嬉しいリピート案件の話も来てハッピーに。そのほか、誤って髪の毛をコンロで焦がしたりと、ちょっとした事故があるのも平常運転。27日に年内最後の原稿を納品し、年末を迎える。

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【2019年の感想】
そんなわけで、嵐のように駆け抜けていった2019年。何度か「もうダメかも…」という気持ちになったし、特に夏頃は、フリーなんてもうやめよう、また派遣スタッフやアルバイトとして働こう…と半ば音を上げていた。こんなんじゃバンドもやってられない…という自暴自棄にもなった。それでも、周りの助けと、ちょっとしたラッキーで、なんとか乗り越えることができた。本当に、人生助けられてばかりだ。

だから2019年は”生きている”という感じの年だった。キツいこともたくさんあったけれど、それでも気持ちはとても健康で、2018年よりも気持ち良く生きている時間がグッと増えた。そして、フリーになると人との関わりが減るから、エッセイ漫画のネタがなくなるのでは…と心配していたが、さほど支障はなし。今年もたくさん失敗し、アクシデントがあり、そして喜びがあったからだ。

大きなものを求めず、他人を羨んだり、比べたり、そういうことはしない。そんな生き方をもっと磨いて、来年はより”生きている”と感じられたら良いなと思う。

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今年もありがとうございました!
2020年でnoteをはじめて5年になります。わたしのたくさんの失敗や、いろんな気持ちを読んでくださり、本当に感謝しています。

また、わたしは「カタカナ」というバンドのベースボーカルとしても活動しており、今年渾身のアルバムを出しました。こういう風に、音楽も作っているのだと知っていただけると、なお嬉しいです。

▼プラスチックティック/カタカナ(2019年10月5日発売)
https://tower.jp/item/4952889

※カタカナ公式HP
https://www.kata-kana.net/

来年もたくさん失敗して、そんな自分を笑って許して、楽しく生きていくぞ〜。
来年もどうぞ、よろしくお願いします!
よいお年を。

<2019年12月28日 ヒガシノメーコ>

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