小さかった私へ⑳ 小学生編
個人的に、ショックで強烈な出来事があった。
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あれから、さほど日が経たないうちに、私は夫婦喧嘩を目の当たりにして、またショックを受けた。一体、何がどうしてそうなるのか、私はひどく混乱し、困惑した。
自分の居場所が脅かされる恐怖
喧嘩が始まったきっかけは、よく覚えていない。おそらく、父の無神経な言動に対し、母がブチギレしたのが妥当だろう。大人になった今でも、あのギスギスした感じの記憶は、今でも鮮明に後味悪く残っている。
普段は激怒することがない父を、私はあの時たぶん初めて見たと思う。「父は怒るとこうなるのか」と思うと同時に、恐怖を覚えた。
“ 自分の居場所が安全ではないかもしれない ”という不安が、私の心を曇らせた。子どもの世界は、大人が思う以上に狭いということを、両親は全くわかっていなかった。
「嫌な体験だったね、、怖かったね。」
あの頃の自分を抱きしめて、よしよししてあげたくなるのだヾ(・ω・`)
夫婦ってなんなの?結婚にいいイメージが持てなくなる
今なら、別に深く考えないでもいいかなって思っている。当時は訳がわかんなくて大変だった。「喧嘩するほど仲がいい」というけど、親の喧嘩を見せられる子どもはたまらない。
子どもを巻き込まないでほしい。マジで。
喧嘩をするのはしょうがないかもだけど、子どもへのフォローを怠らないでほしい。子どもだった私は、夜も眠れないほど深刻に悩んでいたのだ。
喧嘩したら仲直りするまで見せてほしい。人付き合いのなかで色んなバトルは起こっても、こんな風に関係を修復できるんだよってことを、両親は子どもに見せる必要があった。
仲直りがその時は無理でも、「あなた(私)が悪いわけじゃないよ。不安にさせてごめんね」って子どもにしっかりと伝えてほしい。
自分たちだけでなあなあにしないでください。
過緊張や不眠、大声や音に過敏になった
2人が互いにいがみ合う姿、隣家まで聞こえそうなくらいの大声、テーブルをたたく音…大声や大きい音にビクビク反応するようになったこと。
過緊張で肩に力が入ってしまい、力の抜き方が当時全然わからなかったこと・・・これらはすべて、夫婦喧嘩を見せられたことが、大きく影響していると思う。
トラウマが残ったり、自己肯定感が低くなる
激しい喧嘩の後、台所に立つ母が私にこう話しかけた。
「お父さんとお母さん、どっちが好き?」
この言葉で、私は酷く傷つけられた。両親が愛し合っていないかもしれない、別れるかもしれない現実を突きつけられた気がしたからだ。
母に対して、感謝していることはたくさんあるが、こればかりは死んでも許せないだろうと思う。
離婚したいならすればいいさ!
子どもを言い訳にしないで!!
父は自己責任論が得意だ。自分の意見だけをたらたら述べて、相手の話を聴こうともしない。
人の相談や悩み事に、頭を抱えてしまうのだ。人の気持ちに共感することが出来ず、感動シーンなどがテレビで流れても、鼻で笑って小馬鹿にするような人だ。
人の苦しみに一切寄り添おうとしない。誰かの問題事やトラブルに巻き込まれるのが煩わしいのだろう。だから、当人の気持ちを無視して自己流で即決即断で解決しようとする。
本当なら、子どもの悩み苦しみを、一緒に悩んで考えてくれる父親が欲しかった。
そんな父に「お前がいけない」「我慢が足りない」とかふざけたことを言われ片付けられしまうのは、本当に納得がいかない。
人の話を聴こうともしないお前が言えるのか?
自分には非がないと何故言いきれるのか?どこからそんな自信が湧くのか??
私は腸が煮えくり返り、罵りたくなるのだ。
年上の男性や父くらいの年代の男性に、苦手意識が消えずにあるのは、机をバンバンたたいて、大声で怒鳴っていた父を見たからだ。
父との関係構築に何度も打ちのめされ、挫折したからだ。
父に対する感謝の気持ちもあるにはあるけど、これまでの恨みつらみが邪魔をして、素直に表現出来ないのが辛い。
みんな両親のせいだ。それでいいと思う。
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