ミズミズカンウ

瑞瑞環雨と申します。新鮮なままみずみずしく、雨が大地に降り注いで巡り巡っていくように、…

ミズミズカンウ

瑞瑞環雨と申します。新鮮なままみずみずしく、雨が大地に降り注いで巡り巡っていくように、人とつながりながらめぐる日常を生き抜いていけるようにと、つけて貰った名前です。好きなものに囲まれる暮らしを語っています。本業は教育者なベーシスト。

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  • 私の暮らしを彩るもの

  • ライカ犬の休職日記

    内容を社内の人が何も考えず見たとき、ヘビーすぎるなと思ったので有料にしています。

  • すべてを壊したうつ病を冷静に振り返る話

    うつ病は私の生活のすべてを壊したが、私はそれを憎むことはできなかった。後半くらいにはもう冷静に楽しんでいた。 誰にも響かないかもしれないが誰かに聞いてもらいたい、うつ病体験記。 「こんなひともいるんだ」と思ってください。月1更新目標です。

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ライカの休職日記0日目「迷い犬、デッドエンド。」

私は社会の犬だ。もっと絞り込むならライカ犬だ。 ライカ犬については色々な説があるが、ざっとまとめると ソビエトの野良犬で 1957年に宇宙船スプートニク2号に載せられた 当初は大気圏突入前に毒入りの餌で安楽死される予定だったが、熱とストレスで24時間経たないうちに死んだ。 いうことをきいてくれる犬 みたいな感じだ。 会社から休職を命じられた。

    • Beethoven「ピアノソナタ第23番『熱情』第3楽章」(私の暮らしを彩るもの#91)

      1楽章 2楽章 熱情について語る3日目は第3楽章。 第2楽章からのアタッカで入る激しい冒頭。 16分音符がずっと刻まれ続ける中、燃えるように熱いフレーズが続く。 聞いていても弾いていても熱く苦しい。第2楽章と対称的だ。 部分的にすごく好きなところがある。316小節から始まる2分音符と8分音符の動き。 全部16分で刻んでいるからだろうか。ここにすっごく心惹かれる。 ここを聴くたびにふわあああああああっとした気持ちになる(語彙力)。 第3楽章は聴く方より弾く方を先に始

      • Beethoven「ピアノソナタ第23番『熱情』第2楽章」(私の暮らしを彩るもの#90)

        1楽章はこちら さて、第2楽章について語ろう。 第2楽章は1楽章にハマった4年後くらいに知ることになる。 大学生の頃だろうか。 ちょうど音楽で傷ついた心を、音楽で癒すことを覚えた時期だった。 音楽で追った傷は音楽を通してでしか癒せないことをこのころ知った。 例えば落ち着く音楽に耳を澄ませるとか、好きな音楽を自分の手で弾いてみるとか。 出会いは単純で、1楽章を聞いていたら次に流れてきたことだった。 「なんだこのきれいな和音は!?!?」と思ったら、熱情第2楽章の冒頭だった

        • Beethoven「ピアノソナタ第23番『熱情』第1楽章」(私の暮らしを彩るもの#89)

          前回、チャイコフスキーの交響曲第5番について書きました。 正直、最近ずっといて再びモノを見直す中で、「これは文章にするべきか?」と迷ったり、載せたはいいものの本当にこれでよかったのかと思ったりしていました。 でも、曲の話をしたらパーッと「そうだ、これもいつも聞いてるじゃん」「この曲無いと生きていけない」「めっちゃ好き」と、沢山の音楽のことを思い出しました。 そこで1週間、私の暮らしを彩る「音楽」の話をしてみたいと思います。 「熱情」はベートーヴェンの曲の中で圧倒的に好きな一

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        ライカの休職日記0日目「迷い犬、デッドエンド。」

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          チャイコフスキー「交響曲第5番」(私の暮らしを彩るもの#88)

          最初は憧れだった。 大学時代は自分を苦しめる対象だった。 今は気が付くと横にいて、寄り添ってくれる存在。 チャイコフスキーの名曲、「交響曲第5番」について語ってみる。 はじめは父に聴かされていた。いつのことかはわからない。 父が学生の時にやったことがあり、楽しかったようだ。 父はヴィオラを弾いていて、たまに出して弾いてくれた。 運動も絵もいまいちだった私は、いつか音楽をやるのだろうと思っていた。 そうしていつかコントラバスを習得し、オーケストラの世界に飛び込んだ。 オー

          チャイコフスキー「交響曲第5番」(私の暮らしを彩るもの#88)

          海(私の暮らしを彩るもの#87)

          海が近くにないと生きていけない。 海が遠い場所に住んで初めて気がついたこと。 海を見るととても心がおちつく。 波の音が心地よい。 遠く遠く続く青色を眺めていると、自分が今広いところにいるんだと認識できて、安心できる。 とにかく狭いところが苦手で、壁があったり、天井が低かったりすると、居心地が悪く、酷いと具合も悪くなってしまう。 それは居酒屋にいる時だけだと思っていたが、外にいても海も川もなければストレスが溜まるようだ。 地元の海だと銭函がオシャレなお店が多くて1人でよ

          海(私の暮らしを彩るもの#87)

          BRUNO×miffyのホットプレート(私の暮らしを彩るもの#86)

          まだ一人暮らしをするかもわからないのにキッチン道具を買ったことが、一度だけあった。 それがこのホットプレート。 一人暮らしのお友達の家には何故か必ずといっていいほどあるホットプレート。 いつか自分も買うんだと思っていた。 そんな中、BRUNOのショップで出会った限定色。 私は青色の次にオレンジ色が好きだ。 しかもミッフィー。大好きなミッフィー。 ミッフィーのパンケーキが焼けるなんて! これは何が理由だったかわからないが、父に買ってもらった。 そして半年くらい、使わずに

          BRUNO×miffyのホットプレート(私の暮らしを彩るもの#86)

          新横浜ラーメン博物館(私の暮らしを彩るもの#85)

          ラーメンが好きだ。 通ではないが好きだ。 ラーメンにこんなにバリエーションがあるんだと言う驚きは毎年更新されていく。 札幌ではラーメン共和国で北海道のラーメンのバリエーションに驚かされていたが、新横浜ラーメン博物館に集まる全国のラーメンを食べて、こんなに多様なお店があるんだと思う。 どの店にも「うちはこの味」という看板メニューがあることがすごいと思う。 ラーメンの世界で生き残ってきたお店を思い出すと、確かにどこも魅力的で特徴的で、磨き抜かれた看板メニューがある。 その美

          新横浜ラーメン博物館(私の暮らしを彩るもの#85)

          Ibanezのエレキベースと師匠(私の暮らしを彩るもの#84)

          エレキベースという楽器に憧れ続けて、かれこれもう10年は経つ。 それでもまだ軽音楽部2ヶ月目くらいの腕前だ。 はじめてベースを買ったのが中2のとき。 当時邦ロックが大好きで、いつかバンドを組んでみたいと思って買った、初心者用の楽器セット。 中学のうちは全然弾けず終わってしまった。 転機は高校入学とともにコントラバスをはじめたこと。 コントラバスとエレキベースの音の配列は同じ。 指も強くなり、苦労せず弾けるようにはなれた。 バンドも組んだ。高校の学校祭でbacknumber

          Ibanezのエレキベースと師匠(私の暮らしを彩るもの#84)

          HONERの鍵盤ハーモニカ限定カラー「OCEAN」(私の暮らしを彩るもの#83)

          小学生の時、学用品の販売がよくあった。 彫刻刀や手芸セット、絵具、習字セットなどなど。 そのデザイン、なぜか男子向けのものは青か赤の龍や炎が描かれている。 いつもピンクのものやハートのものを使っていたが、心のどこかでそういう「ザ・小学生男子」なデザインに憧れがあった。 ピンクよりも、青がいい。 かっこいい。かっこいいものを私も持ちたい。 そんな願いは大人になればいくらでも叶えられる。 大好きな鍵盤ハーモニカの大好きなデザインを購入した。 こちらはハーモニカ老舗大手のHON

          HONERの鍵盤ハーモニカ限定カラー「OCEAN」(私の暮らしを彩るもの#83)

          リサラーソン「ソルトとペッパーとくろごまさん」(私の暮らしを彩るもの#82)

          3月11日、リサ・ラーソンの訃報を聞いた。 私の弟はリサのファン。 リサ・ラーソン展のために遠征するほどのファンだ。 家族も巻き込まれ、実家のいたるところにリサの置物が置いてあった。 そんな彼が私の20歳の誕生日にプレゼントしてくれたのが「ソルト」のぬいぐるみだ。 私はリサのキャラクターの中でも、猫のものが大好き。 マイキー(横を向いているシマシマのねこ)が有名だが、「モア」や「ミア」が好き。 ソルトの原作は「リネンキャット」という置物。 陶器はこの前、渋谷で開催中の

          リサラーソン「ソルトとペッパーとくろごまさん」(私の暮らしを彩るもの#82)

          おひとり様旅行 熱海編(私の暮らしを彩るもの#81)

          会社の飲み会で先輩にオススメされたので、 「じゃあ来週いってきますね!」と言い、 天気がいい日を狙って行ってきた。 一人旅は初めてでは無い。 というか行きたい所へは一人で行くことが多い。 友達との旅行ももちろん好きだが、行きたいときに行きたい所へ行けるのがいいところ。 時間を気にしたり、計画を緻密に立てなくても良い気軽さも良い。 今回はホテルだけを決め、行きの電車で「熱海 グルメ」とちょっと検索した。 今回の目的は ・東京からの現実逃避 ・温泉に入る ・海を見る ・レト

          おひとり様旅行 熱海編(私の暮らしを彩るもの#81)

          カインズホームの鍋3点セット(私の暮らしを彩るもの#80)

          一人暮らしを始めて、ちょうど1年になる。 一人暮らしを始めて最初に買ったやかんについて書いたことがある。 じゃあ鍋はどうしたのかというと、やかんほどこだわりはなく、「どうせすぐダメになるだろう」と思って買った。 カインズホームオリジナルの鍋3点セット。 色んなお店にありがちな鍋セットだが、キッチン道具を黒に揃えたい、という理由でこれに。 吾輩にティファールはまだ早い。 料理をするようになってやっと、適したサイズがわかるだろうし、その頃にはこの鍋もダメになってるだろう〜く

          カインズホームの鍋3点セット(私の暮らしを彩るもの#80)

          キラキラのジェル風ネイルを楽しむ(私の暮らしを彩るもの#79)

          マニキュアはしばらく頂き物のRMKのものを使っていた。 しかし残りが少なくなってきたのと、さすがに3か月くらい同じのもどうかなと思った頃、また別のマニキュアを頂いた。 それを使い続けてまた1か月くらい経つが、すごくいい。 私はなんて恵まれているんだ。 頂いたのはこちら。ドラッグストアで買える。私はいつもいくアインズで見かけた。 こちらのgenish(ジーニッシュ)は速乾!薄づきのネイルが可愛いシリーズ。 箱と容器がまずかわいい。 色は薄づきだが、2度塗りすれば発色もし

          キラキラのジェル風ネイルを楽しむ(私の暮らしを彩るもの#79)

          Arc’teryxのmantis(リュック)(私の暮らしを彩るもの#78)

          これは待ちました。とっても待ちました。 BEAMSBOYで2019年からずっと続いているmantis別注。 最初はたしか黒くて、ベージュとカーキが出て、シーズンごとに続いてきた。 その2年ちょっとの間、ずっとこの日を信じて待ってきました。 「ネイビー」の発売を そしてそれは2021年FWで叶いました!!! 買うとき、いつも行っていたお店で「ぜったい買うと思ってました」と店員さんに言われたくらい待ってました。 いやー、配色、かたち、地の色、全部好き。大好き。愛してる。

          Arc’teryxのmantis(リュック)(私の暮らしを彩るもの#78)

          念願!キャセリーニのリボンティペット(私の暮らしを彩るもの#77)

          キャセリーニの小物ってなんであんなにかわいいんだ。 キャセリーニ(Casselini)は個性的なバッグや靴などに定評のあるブランド。 有名!なブランドではないが、出会ってきた人を虜にしているのではないだろうか? 私はRayBEAMSで取り上げられているのを見て知った。 フリークスストアで買ったこともある。 BEAMS限定のものも良いが、公式サイトから売れ筋商品の定番を買うのもなかなかいい。 このリボンティペットは一年越しに買えたお気に入りアイテム。 存在は知っていた。 リ

          念願!キャセリーニのリボンティペット(私の暮らしを彩るもの#77)