『一人ずつ走って、一番速いタイムだった人が勝ち』という、シンプルな種目！女子ロードレースのスター選手たちが続々と登場します。

ロードレースはチーム競技ですが、タイムトライアルは個人競技。完全に個の力で戦います。チームとしての攻撃も、ライバルとの直接的な駆け引きもありません。見る側としては分かりやすいと思いますので、自転車ロードをあまり見たことがない方にもオススメですー！📺

とはいえ、コース中のどこで全力を出すか、どこでバイクコントロールのテクニックが必要かなど自分の持ち味に合わせた細かい戦術がカギとなります🔑

が、そんなの関係なしにフィーリングで走る選手もいるようです！💨💨

（日曜日に行われた女子ロードレースについてはこちら↓）

絶対的王者の引退🏅🏅🏅

オリンピック女子個人タイムトライアルは、クリスティン・アームストロング(アメリカ) が、北京・ロンドン・リオで3連覇を達成し絶対的王者として君臨していました。東京では新しい金メダリストが誕生することになります。

起伏のあるコース⛰

起伏のある21.7km、登坂距離381mのコース。富士スピードウェイを起点に、富士山麓の田園風景の中を走り、再びトラックに戻ります。

前回のリオ2016と同様に、TT（タイムトライアル）のスペシャリストや、バイクコントロールが上手な選手に向いているコースだと考えられています。

アンナ・ファン・デル・ブレッヘン🇳🇱

大本命は、アンナ・ファン・デル・ブレッヘン🇳🇱

リオ2016大会では、ロードレースで金メダリスト、個人タイムトライアルで銅メダリストになった現役最強ライダー。タイムトライアルの現世界チャンピオン、現オランダチャンピオンでもあります。

ジロ・ドンネでは、山岳タイムトライアルで圧勝するなど絶好調でしたが、日曜日に行われたオリンピック女子ロードレースでは、アネミック・ファン・フルーテンのために働くシーンも見受けられました。

おそらくあの日は、展開上ファン・フルーテンで狙おうというチーム戦略だったように思われるので、実際のコンディションは分かりません。ひょっとしたら個人TTのための温存だったりするのかも…！

今シーズンで引退予定のファン・デル・ブレッヘン。キャリアの集大成として、オリンピック金メダルに懸ける気持ちは大きいはず！　SD Worx,31歳,167cm　（12:06、全体25番目のスタート。トリです！！！）

アネミック・ファン・フルーテン🇳🇱

38歳、ベテランでありながら、歳を重ねるごとに強さを増すタフな選手です。先日のロードレースでは、とんでもない強さを見せたものの、不運が重なり悔しい2位。しかし、調子の良さはハッキリと伺えました。

個人タイムトライアルでは、過去2度の世界チャンピオンに輝いています。最近はタイムトライアルでの勝利から遠ざかっているものの、東京オリンピックにかなり照準を合わせてきているようなので、金メダル最有力と言っても過言ではありません。

ロードレースで悔しい思いをしただけに、東京オリンピックを良い思い出と納得の成績で終えてほしいところです。　Movistar Team,38歳,168cm（11:58、全体27番目のスタート）

クロエ・ダイガート🇺🇸

昨年大怪我を追ったスター選手、クロエ・ダイガード。2019年には、22歳で個人タイムトライアル世界チャンピオンに輝いています。

昨年の大怪我は、世界選手権個人タイムトライアルで2連覇を手中に収めかけた瞬間の出来事でした(中間計測ではトップタイム更新)　↓

怪我後は、タイムトライアルのアメリカチャンピオンになった以外、あまりレースに出ていないダイガード。日曜日のロードレースでは遅れを取ってしまいましたが、来週はトラックのチームパシュートにも出場予定で、今回のオリンピックは3種目にエントリー。このようなハードスケジュールが組まれているという事は、調子は良好なのではないでしょうか・・・？

アメリカの若きエース、大舞台での復活なるか・・・！ポウ！🕺(マイケル・ジャクソンがお好きだそうです)　Canyon SRAM Racing,24才,176cm（12:04、全体24番目のスタート）

グレース・ブラウン🇦🇺

サラ・ギガンテ🇦🇺

オーストラリアのグレース・ブラウンとサラ・ギガンテも注目です。2人とも独走力があり、最近のレースでも好成績を残しました。上位に入賞しています。グレース・ブラウンはジロ・ローザの山岳タイムトライアルで3位になっています。

グレース・ブラウン　Team BikeExchange,29歳,168cm,（12:00、全体21番目のスタート）

サラ・ギガンテ　Team TIBCO - SVB,20歳,オーストラリア　（11:37、全体6番目のスタート）

他の強豪選手

イタリア🇮🇹 エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ

日曜日のロードレースでは銅メダル獲得。どのレースでも積極的なアタックを仕掛けるロンゴ・ボルギーニの独走力に注目　（11:54、全体17番目のスタート）

スイス🇨🇭マレーネ・ロイサー（12:03、全体23番目のスタート）

昨年のタイムトライアル世界選手権で、ファン・デル・ブレッヘンに次いで2位。スイスチャンピオン

ドイツ🇩🇪 リサ・ブレナウアー

2014年に世界チャンピオンになっている、タイムトライアルのスペシャリスト。ドイツチャンピオン。（12:01、全体22番目のスタート）

スペイン🇪🇸 マヴィ・ガルシア

元プロのデュアスリートでタイムトライアルも得意。スペインチャンピオン。（11:43、全体10番目のスタート）

南アフリカ🇿🇦 アシュレイ・ムールマン

ジロ・ドンネ優勝のファン・デル・ブレッヘンとはSDワークスのチームメイト。アシストをしながら自身も総合2位を獲得。キツイ区間での抜け出しでクイーンステージを勝利し、山岳タイムトライアルでも4位になっています。登りでのテンポアップを目指すことが予想されます。（11:52、全体16番目のスタート）

日本🇯🇵　ロードに続き、與那嶺選手がエントリー。（11:36、全体5番目のスタート）

アフガニスタン🇦🇫　からは、IOCの難民選手団に選ばれたマソマ・アリ・ザダがエントリー。第一出走者を務めます。（11:30スタート）

引用

https://plus.globalcyclingnetwork.com/browse

https://www.cyclingnews.com/

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