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[詩]アポトーシス

メリークリスマスを君に言いたかった

君のことが好きだった今もあの時も
過剰に君に触れると感じるスティル
それ以上進むのが怖くなったEVE

あの時身を引いた私を
後悔という二文字が犯す
夜半の冬に独り数えた
星の数を何に例えよう
脳みそが溶けていくからさ
行動不安定になっていく
美学がそこにはあるの?

心に積もる綿帽子を祓い退けられずに
流れる血の脈を感じたい柔軟剤と共に
この恋心のアポトーシスを待つしかないの

君のことが忘れられないと弱さが
鼻水を垂らして免疫を待つただ
抗体はイルミネーションできないかな

あの時身を引いた私を
潔の悪い憂いが犯す
春隣なんて微塵もない
むしろ厳しくなるばかりNow
蕁麻疹ができるほどに
思い上がった心に現実
エビデンスを求めている?

心に積もる綿帽子を祓い退けられずに
流れる血の脈を感じたい柔軟剤と共に
この恋心はネクローシスだと言い聞かせて

綺麗事ばかり重ねて
勝手に諦めたのは私なのに
ネクローシスをきどって
そういう運命って言葉を
十字架にしている

心に積もる綿帽子を祓いのけてくれる
君というサンタを待ち侘びている他力本願
この恋心のアポトーシスを待つなんて無理

メリークリスマスを君に送った聖夜

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