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KANくんバイバイまたね
KANくんにまつわる話をいろんな人がしている。仲の良いミュージシャン、仕事仲間、ファン、「愛は勝つ」しか知らなかったけど……という人まで、突然の報せに驚き、悲しみ、KANくんへの愛とリスペクトを伝え合っている。
私もそうしたい。そうしたいのは山々だけれど、あまりにも重たいその事実をかかえきれないでいるのと、そこで素直に言葉を繰り出そうとすると、愛とリスペクトだけでは済まないもろもろが心の中を行っ
菅原龍平が語る『雨の中の涙のように』
実に10年余りという膨大な月日を経て、天才・菅原龍平が遂に放つニューアルバム『雨の中の涙のように』は、これまで彼が体験し吸収した音楽の影響を素直に受け継ぐ姿勢は変わらずとも、どこか達観した視線が特徴的だった歌詞には、時おり堪えきれない感情をその形のまま 吐露するような場面も訪れ、まるで分厚い書物のような深みを感じる出来栄えである。ライブでよく歌われている「タンデム」、雄弁な歌唱が印象的な「大粒の涙
もっとみるC-C-Bのこと(2022年の暮れに)
80年代初期、PATi▶︎PATiという雑誌の編集部に籍を置くことになり、最初は新人アーティストの担当(当時のバービーボーイズ、TM NETWORK、LOOKなど)として悪戦苦闘していた、という話は前にも書きましたが。
当時は編集という仕事の何たるかも把握しきれていないまま現場に投げ出されて、雑誌を作るほうも、そして雑誌に載る側も手探り状態。インタビューの内容も撮影のコンセプトもライブハウス叩き
LuckyRaccoon49_もうひとつの編集後記
1年10ヶ月ぶりに発行した49号、多くの人に手に取っていただき嬉しいかぎりです。ありがとうございます。
ちょっとエゴサとかもしてみたりして、ふむふむ、そうか、なるほどなるほど、ほぅ、わかってくれてる♪ ええ〜そこ?……などと一喜一憂、楽しく読ませてもらっています。
でもね、やっぱりというか当然というか、いつものあのページがないことに誰も気がついていません。
ま、いんですけど。
《ラッキー
海岸通りの岡本さんへ
2013年夏、私は生まれ育った東京を離れ、広島県は尾道市に移住してきました。東京の喧騒に疲れ果て……というわけではないけれど、あるとき旅行で訪れた尾道の、駅を降りたらすぐ目の前に横たわる静かな尾道水道や、都会でも田舎でもない独特の穏やかな空気感に惹かれて、ここで静かに暮らすのもいいなぁ、と、具体的なプランがあったわけではないまま、この地に住みついたのでした。
けれど、絵に描いたような素朴な暮らし
heaの『Salamat』が素晴らしい件
heaというバンドを知っていますか?
フィリピンと日本のハーフの兄弟・アーヴィンくんとアキトくん(vo, g)、D.O.Iちゃん(dr)、そして真城めぐみさん(cho)という、環境も世代もバラバラな、けれどひとたび音を奏でれば凛と香り立つような美しい歌が流れてきます。
真城さんはご存じヒックスヴィル、ジョンB & ザ・ドーナッツ! のメンバーで、近年は田島貴男さんのコーラスをはじめ数多のユニット
和田唱、瑞々しき夏の始まり
TRICERATOPS tour 2022 "Unite / Divide" 3公演目となる6月18日、福岡・スカラエスパシオにてライブを拝見。ここ2年あまりは配信ライブをたびたび観ていたけれど、生のステージは久しぶり。さらに今回はニューアルバムを提げて行なわれる久々のツアーということで期待は高まる。これまでの作品とは一線を画すシリアスなロックがどう展開されるのか? 今のTRICERATOPSのコ
もっとみるながら聴きにピッタリ!『こんにちワジオ』第5回後半は「2021年上半期いろいろベスト3」。食べもの飲みもの、お笑い芸人さん、映画やドラマなど映像作品、3つのジャンルのベスト3をお届けします。くしくも2人が絶賛するアニメとは!? 菅原龍平が今もっとも焦がれる女優さんとは……!?
半年ぶり!第5回目となる『こんにちワジオ』は、2021年上半期のあれこれを前後編に分けてお送りします。まずは二人の近況報告から。今回も"ながら聴き"にピッタリな『こんにちワジオ』お楽しみください〜。