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マンガ感想文

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読書感想文にひきつづき、マンガの読書感想をまとめました。
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記事一覧

森の中に置いてあるピアノーー一色まこと著『ピアノの森 1-3巻』を読んで

 一色まこと著 講談社モーニングKC 2005年出版  本屋さんで働いてた時、上司の人が定期的…

森マリアンヌ
2週間前
5

設定とストーリーーー『ホテル・メッツァペウラへようこそ 1巻』を読んで

 福田星良著 KADOKAWA 2022年出版  近所の本屋さんで、なんかおもしろいマンガないかなー…

森マリアンヌ
2週間前
1

『スラムダンク』の新装再編版を読んで

 井上雄彦著 集英社 2018年出版  高校生の頃、友達がみんな『スラムダンク』にハマってお…

森マリアンヌ
1か月前
2

消化できてない母の存在ーーヤマシタトモコ著『違国日記 1-9』を読んで

 ヤマシタトモコ著 祥伝社 2017年ー  朝日新聞に著者の文章が載っていて、母が興味を持っ…

森マリアンヌ
1か月前
21

異世界へもぐりこむーーすぎむらしんいち著『SSSSすぎむらしんいち短編集』を読んで

 すぎむらしんいち著 小学館 2024年出版  朝日新聞で紹介されてて、面白そうだから即購入…

森マリアンヌ
2か月前
1

日常を裏切りたくなる瞬間ーー『ちひろさん1-9』を読んで

 安田弘之著 秋田書店 2014年出版  近所の本屋さんでおもしろそうだから一巻だけ購入して…

森マリアンヌ
3か月前

絵の迫力感ーー『私という猫 終の道』を読んで

 イシデ電著 幻冬舎コミックス 2019年出版  職場の近くに猫に関する本を集めた本屋さんがあって、仕事帰りに寄って、購入したマンガ。ここの本屋さんは、猫にまつわる本があらゆるジャンルに分け隔てなく揃っている。例えば、こないだ私が読んだ坂口恭平の『土になる』という本も置いてあって、タイトルだけでは猫が出てくるって分からないような本でも、写真集から小説までいっぱい置いてあった。  その中でも、この『私という猫』というコミックは表紙の猫の絵がひときわインパクトを放っており、す

割とリアルなマンガーー『しあわせは食べて寝て待て 2-4』を読んで

 水凪トリ著 秋田書店 2023年出版  最寄りの本屋さんで、一巻だけいろんなマンガを購入し…

森マリアンヌ
5か月前
2

身体の不調と向き合うおじさんーー『すこしだけ生き返る1』を読んで

 うすくらふみ著 小学館ビッグコミックス 2023年出版  本屋さんを歩いてて、表紙の絵が感…

森マリアンヌ
5か月前
1

お菓子食ってる変な人ーー『イチケイのカラス』を読んで

 浅見理都著 講談社モーニング 2018年出版  近所の本屋で購入。弁護士のコミックって結構…

森マリアンヌ
5か月前
2

バブリーな若者ーー『あすなろ白書1-3』を読んで

 柴門ふみ著 ビッグコミックス 1992年出版  入院中、病院の本棚にあったから、読んでみた…

森マリアンヌ
5か月前
10

化学兵器をまく話ーー『20世紀少年』を読んで

浦沢直樹著 ビッグコミックス    兄の本棚に全巻あってずっと読みたいと思っていたが、読ん…

森マリアンヌ
5か月前
2

前座がないーー『スケバンと転校生』を読んで

 ふじちか著 双葉社 2022年出版  近所の本屋さんでおもしろそうだと思って購入した。タイ…

森マリアンヌ
5か月前
2

最近の歴史マンガーー『天幕のジャードゥーガル』を読んで

 トマトスープ著 秋田書店 2022年出版  この本も近所にある本屋さんで購入。最近、地元の本屋さんに投資しようと思って、毎週日曜日は積極的に、そこの本屋に通い、マンガを数冊購入するようにしている。これもなにも、私がまともに仕事に就いたからからだが。  どことなく手塚治虫の絵を思わせるタッチのコミック。マンガのこと全然知らないし、描いたことがないからよくわからないが、黒のベタ塗りの表現が多い。それがどことなく、BDとか外国にも通じる絵の描き方なんじゃないか、と思いながら読