C Channel株式会社代表取締役社長 C Channel corporation CEO

1989年筑波大卒。日本テレビ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=…

C Channel株式会社代表取締役社長 C Channel corporation CEO

1989年筑波大卒。日本テレビ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。2015年3月、同社代表取締役社長を退任し、現在C Channel株式会社代表取締役社長。

最近の記事

「グローバル メガトレンド10【BOW BOOKS021】」を読みました

この本は世界の目がトレンドを事例や数字を元にわかりやすく分析して説明している本です。 トレンドとしては温暖化や少子化、エネルギー、所得格差などが紹介されていて、そこにポイントを絞った時にどんな解決方法があるのか、そしてその課題におけるサステイナブルなビジネスモデルがあるかなど書かれており、ピンチをチャンスに変える前向きな本です。 日本は課題先進国と言われることありますが、まさに解決したら世界のビジネスにつながる課題が一杯で色々な可能性を感じました。 特にこれから挑戦した若い人

    • 「儲けの科学 The B2B Marketing(ザ・B2Bマーケティング)」を読みました

      この本はB2Bの事業を展開している会社向けのマーケティングの本です。日本企業はマーケティングが苦手だと言われます。良いものを作れば売れると思っている経営者はいまだに多いのかも知れません。 B2Bの会社で言うと営業が強ければマーケティングはいらないと考えている会社はいまだに多いのかもしれませんが、これは既存顧客のリピートで売り上げ全体の60-70%を占めるような会社が多いからだとか。 でもこれが日本の生産性が低い理由なのだとか。営業は優秀だけど、マーケティング戦略がないので効率

      • 「3つの世界――キャピタリズム・ヴァーチャリズム・シェアリズムで賢く生き抜くための生存戦略」を読みました

        この本は友人であり、投資家、作家、コンサルタントでもある山口さんの書いた本です。毎回深い洞察のある本を書いていますが、今回の本はこれからの世界について大胆に書かれています。 大きく言うと、民主主義と共産主義という世界からキャピタリズム(資本主義)、そして更にバーチャリズムとシェアリズムの社会となると。 キャピタリズムはお金が一部の人に集まり政治経済様々なものがコントロールされるようになっている社会で、既にこの世界を実感している方が多いと思います。 そこから更にネットワークにお

        • 「わが投資術 市場は誰に微笑むか」を読みました

          この本は野村證券から外資系金融機関、その後自身でヘッジファンドを立ち上げ大成功した投資家の方が書いた本です。 事業をしながら様々な投資家と向き合うことも多く、一方で自身でも投資した経験から投資に関するスタンスにおいて勝つ投資術本当に学びになりました。 現在のようにAIの活用が進むと情報が早い投資家には勝てない。そういう意味だと個人が大手の投資家に勝つのは難しいとのこと。そうなるとNISAのような積み立て型をこつこつやることが安全でむやみにショートの取引をするのは投機となり命取

        「グローバル メガトレンド10【BOW BOOKS021】」を読みました

          「シン・日本の経営 悲観バイアスを排す」を読みました

          この本はバブル期に書かれた「ジャパンアズナンバーワン」に次ぐ、外国人が書いた日本の産業を解説する本だと聞いて読みました。 いわゆるバブル後の失われた30年という時間が本当に無駄だった訳ではなく、日本の経営者はゆっくりそしてしっかり会社の体質を変え、部品や製造技術領域で目立たないけど様々な産業で日本無しでは作れない状況を作った。 明らかに日本の経営者は優秀で世界でもまれに見る産業構造を作っていると。 もちろん日本には様々構造的な課題はあるものの、日本が文化的に強い我慢強く改善

          「シン・日本の経営 悲観バイアスを排す」を読みました

          「世界トップ投資家の共通言語 大化けする人と企業を見いだすために何を見ているのか」を読みました

          この本は外資系金融会社で活躍している二人が起業家が投資を受けるにあたって、もしくは株主と向き合うにあたってどんなコミュニケーションを取れば良いか書かれてます。 今まで日本の経営者は株主の方を向いていないと言われてきましたが昨今は東証改革で株主向けの施策が増えて結果株価も上がっています。 この本では特に厳しい機関投資家やVC目線の話が多いですが、投資仮説が合っているか。業界などの成長ステージやロードマップが合っているのか。 経営者のベストプラクティスは何か。 指数関数的な成長を

          「世界トップ投資家の共通言語 大化けする人と企業を見いだすために何を見ているのか」を読みました

          「両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ」を読みました

          経営をしていると常に矛盾するような要求と向き合うことが多い。経済的価値か社会的価値か。成長投資か利益還元か。夢か現実かなどなど。そんなパラドックスと上手に向き合う考え方や生き方が書かれています。 強さとは自己の弱さを受入れる能力。弱い部分を補う仲間と仕事をすることが大事。 リーダーは対立しながら絡みあう要求に直面する。例えば社会的ミッションと経済的成果の間の複雑な相互作用に価値を置く両立思考。利益だけでなく目的、価値観、倫理が大事。株主だけでなく捨てくホルダーにとっての価値を

          「両立思考 「二者択一」の思考を手放し、多様な価値を実現するパラドキシカルリーダーシップ」を読みました

          「任せるコツ」を読みました

          この本はメンバーのやる気を出し、チームとしてマネジメントする様々なノウハウが書かれている本です。 部下の意欲を作り出すやり方や依頼の効果的な目的の伝え方。あくまで相手にとってプラスになるという利己的依頼から利他的依頼をする。 意欲と適正が重なるところを任せるのが大事。 面談では重要度は高いけど緊急ではないことを聞く。 フィードバック、感謝、評価は依頼の締めくくり。 どんな仕事を依頼しないかも大事。相手に向かないとか苦手な領域などは注意が必要。 褒める時には他の人と比較しない。

          「リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい」を読みました

          たくさん戦略本がありますがこの本は特に戦国武将などの事例を元にどうやって戦術で戦いに勝つのかという方法が書かれています。 戦争ですからあらゆる方法を使って勝つわけですが、次のような流れて千十津を作っていきます。 得意な戦術を使う、新しい戦術が勝つことを想定する、相手の強みを消すチームメンバーが戦術を理解・共有する、リスクヘッジを怠らない。 相手の弱そうなところを調べてテストして本当に弱点であれば徹底的にそこを攻める。 次の次の手まで用意する。 逆に自社の弱点のハンデを活用する

          「リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい」を読みました

          「売上増の無限ループを実現する 営業DX」を読みました

          この本は中小企業が営業をDX化し、大企業に勝って生き残るというコンセプトで具体的に営業をどうDX化していくか書かれています。 ツールの紹介などもありますが、基本的に短期の売上ではなく、中期的に顧客とどう向き合い継続的に収益を上げていくのかが書かれています。 失注しても良くて、いつか買ってくれる気持ちで継続的にコミュニケーションを取る。発信力とコンテンツの力が大事。 営業は売り込むのではなく、言いなりになるのでもなく正しい情報を伝え自分たちの考える座標軸に誘導すること。 顧客の

          「売上増の無限ループを実現する 営業DX」を読みました

          「ヒューマノクラシー――「人」が中心の組織をつくる」を読みました

          この本は従来とは異なる社員が中心の組織を作ることについて書かれている本です。従来企業の組織というのはトップからヒエラルキーを作ることでマネジメントし結果が出てきましたが、昨今変化が早い中では現場に顧客の情報があり、現場中心に価値を生み出す組織の方が成長するという考え方が出ています。 この本では組織がトップダウンだと、官僚的になり、社員が顧客より上司を見るようになる。そしてトップに情報が集まらず結果間違った意思決定をする可能性があるということだそうです。 様々な海外の組織の事例

          「ヒューマノクラシー――「人」が中心の組織をつくる」を読みました

          「CLEAR THINKING(クリア・シンキング)大事なところで間違えない「決める」ための戦略的思考法」を読みました

          この本は戦略を決める上での様々な思考法について書かれています。正直すごく学びになりました。学びになった点をいくつか書きます。 本能的に反応することをデフォルト反応と呼び、この反応にきちんと対応出来ることが重要。例えば集団に適応したいがために流されるとかダイエットしたいけど食べてしまうとか人間は本能で動いてしまうことが多い。 世の中運で決まることが多く結果がどうなろうと腹くくれることが大事。自分の弱みや限界を知った上でどうするかを考える。採用後に成果を出せる人は自尊心を捨て誤り

          「CLEAR THINKING(クリア・シンキング)大事なところで間違えない「決める」ための戦略的思考法」を読みました

          「相談する力――一人の限界を超えるビジネススキル」を読みました

          この本は相談することで周りも自分も豊かになる本です。特にビジネスにおいては有効です。 やはり一人で考えるととくに賢い人や知識のある人ほどこれが正しいと思う傾向があります。もちろん正しい場合もありますが、多くの人は考える範囲が狭くなってしまう。これに対して物事の目的、顧客、商品・サービス設計、マーケティング、制約について検証という意味でも相談が有効ということだそうです。 見立て→仮説→計画というそれぞれの段階で相談します。ポンチ絵を描いて俯瞰的に見ることも大事だそうです。 相談

          「相談する力――一人の限界を超えるビジネススキル」を読みました

          「ハッキング思考 強者はいかにしてルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか」を読みました

          この本はハッキング時代にそこにどう気付きどう生きるかの本です。 ハッキングとは既存のシステムの穴をついて行動する行為です。通常コンピュータのソフトウエアのバグをついたハッキングがイメージされますが、それ以外仕組みや法律などの面でもハックする人達がいます。 例えば法律の穴をついた脱税や犯罪など。どちらかというと力のある人が活用し力のない人が損するようなケースが多いようです。 広告やECサイトなどでもハックすることでビジネスで成功するケースも多いようです。 これからAIがどんどん

          「ハッキング思考 強者はいかにしてルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか」を読みました

          「ディスカバリー・ドリブン戦略: かつてないほど不確実な世界で「成長を最大化」する方法」を読みました

          この本は不確実性の中でどのように経営をするかという内容の本です。本当に変化が早く、成功するとついつい調子にのってその後の変化に対応することが出来なくなる場合も多いです。 そんな中でいかに変化のきざしをとらえるか。現場の意見をどう吸い上げるか、そしてその意見をどう経営に生かすのか。目先の売上や利益ばかりを追うのではなく経営者は先行指標をとらえ社員をその方向にリードし組織文化を作ることが大事。 一方で小さなテストを多くするプロセスを作ること。社運をかけた新規事業はリスクが高すぎる

          「ディスカバリー・ドリブン戦略: かつてないほど不確実な世界で「成長を最大化」する方法」を読みました

          「POWER REGRET」を読みました

          この本は後悔というものをどうプラスに生かすのかという内容の本です。単純に後悔というのは意思決定の質を高めるし、問題意識が高まるという成果があるようです。ただ何に対して、どのように後悔すべきかという点が大事だそうで、例えば大事ではないどうでも良いことに後悔し引きずるとか、あまりに不安過ぎて行動を躊躇してしまうという場合には当てはまらないそうです。 後悔というのは感情に影響を与えますが、その感情が良い思考につながるような後悔をすべきということだそうです。 経営者をしているといつも