KEIGO SADAKANE

主に欧米の音楽ネタと経営やビジネスについて発信します / スモールビジネス経営:「論理…

KEIGO SADAKANE

主に欧米の音楽ネタと経営やビジネスについて発信します / スモールビジネス経営:「論理と論点の可視化」、「Structure⇔Story」をテーマにプロダクト開発をしています

マガジン

  • 「1日1曲」

    "ほぼ"「1日1曲」のペースでお気に入りの音楽を紹介していきます

  • 「僕を変えた曲」

    自分の「ターニング・ポイント」となった1曲

  • 「売れそうで売れない人シリーズ」

    その才能と実力派は疑いようはなくともなぜか泣かず飛ばず。そんなアーティストを紹介します。背景写真はブレンダン・ベンソン。

  • (仮)図解シリーズ

    主に音楽をはじめとしたカルチャー・トピックを図解(チャート)で解説します。目指すは「理解コストを1/100」に!

  • 「オススメnote」

記事一覧

年間ベスト・アルバム 2018年

9. Interpol「Marauder」 00年代初頭のロックンロール・リヴァイヴァルを彩ったバンドたちの大半は姿を消したり、停滞にもがき苦しんだり、一生懸命時代に媚びを売っては…

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【1日1曲】BROCKHAMPTON _ DISTRICT(@Jimmy Fallon Show)

先日もご紹介(https://note.mu/mrnovember/n/ne91a7a6f32aa)したブロックハンプトン。 なんと全米で1位も獲ったみたいですね。 トレンドの真ん中じゃないのになんで?…

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【1日1曲】Blue Americans - Free Champagne

More Than Conquerorsっていうグループのメンバーから派生したいう二人組で、FBのバイオにはベルファスト出身とあるのでおそらく北アイルランド人。 ロンドンにあるスポー…

【1日1曲】BROCKHAMPTON - SAN MARCOS (LYRICS)

ラッパーのケヴィン・アブストラクト(大好き!)がネットで「コレクティブ(要はバンド)を作んないかい?」と投げかけたのをきっかけに集まったのがこのブロックハンプトンら…

【1日1曲】The 1975 ~ Sincerity Is Scary (Lyrics)

トレンドはフォローしつつ、しっかりマスアピールしつつ、それに値するセールスと認知は誇りつつ、でもクオリティにうるさい層からも評価される。そしてセクシーでカッコい…

【1日1曲】Samm Henshaw - Broke (Lyric Video)

サマソニでチャンス・ザ・ラッパー観て以来ゴスペルがルーツにある音楽を沢山聴いているのだけど、最近spotifyで偶然見つけたこのサム・ヘンショウがとても好き。 ナイジ…

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【1日1曲】Cat Power - Woman (feat. Lana Del Rey) (Official Video)

正直いうと愛聴するアルバムにはならないとは思う。 けれどデビュー当時「カッティングエッジな表現」の源泉を担っていたUSインディー・コミュニティになんとか居場所を見…

Rostam - "Warning Intruders" (Jim-E Stack Remix) [Official Visualizer]

17年の静かな傑作だったロスタムのソロワーク。既に稀代のプロデューサーとして名作に携わること数あまたなのだが、モンチッチ風のルックスのせいなのかなんなのか、イマイ…

CLOVES - Bringing The House Down (Official Video)

エイミー・ワインハウスみたいな骨太なバッググラウンドは感じないけど17年にリリースしてる少し狙い過ぎてるシングルからこの新曲へのストレッチは大袈裟に言うとエイミー…

【Weekly Playlist】180507週のおすすめ

前回の形式だと全然週次アップデートすることができない自分に気づきその以前の形式に戻します。笑 というわけで今週のプレイリストです。 https://open.spotify.com/use

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対談”映画『ブラックパンサー』は本当に傑作なのか?”を図解してみた

こんにちは。 前回初めての「図解(チャート)」として「Beychella(ビヨンセ@コーチェラ」についてまとめたのですが、自分的にはそこそこ反響があったこともあり次のト…

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なぜビヨンセ@コーチェラのステージはこれだけ大絶賛されたのか?

どーん。ビヨンセ。 そう、ビヨンセです。 遂に今年のコーチェラのセカンド・ウィークも終了しましたが、なんといっても今年のコーチェラはとにもかくにもビヨンセでした…

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【Weekly Playlist】180409週のおすすめ

少しコンセプトを変えてみます今週からは当該週に発見した曲(必ずしも当該週リリースとは限りません)を軸に、その曲から連想される曲をセットにしてみました。 連想は、…

【Weekly Playlist】180402週のおすすめ

https://open.spotify.com/user/thelovehaters2/playlist/3Tzmk9NqcFliWcoKoYXUka?si=nWad42SFSLyRWKCqgeMdeg 今週のプレイリスト。 ・生理的に無理だったThe Voizが急に…

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【Weekly Playlist】180319週のおすすめ

先週のおすすめ曲プレイリストです。 James Blakeの新曲と今更だけどPorcheの『Goodbye』が凄い。 https://open.spotify.com/user/thelovehaters2/playlist/7iDAeXy2upCh

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【1日1曲】Can't Deny Me _ Pearl Jam

ラップが最もクリエイティブで最も売れているアメリにおいて、アメリカの演歌としてのロックを現在進行系にしようという気概を感じる。

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年間ベスト・アルバム 2018年

年間ベスト・アルバム 2018年

9. Interpol「Marauder」

00年代初頭のロックンロール・リヴァイヴァルを彩ったバンドたちの大半は姿を消したり、停滞にもがき苦しんだり、一生懸命時代に媚びを売ってはみたものの相手をされもしない、というのが現状の中とにかく得意なことをブレずに続け、サヴァイヴしたのは意外なことにインターポールだった。ギターとベースとドラムによるロックという逆風でしかないフォーマットにも関わらず単なる

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【1日1曲】BROCKHAMPTON _ DISTRICT(@Jimmy Fallon Show)

先日もご紹介(https://note.mu/mrnovember/n/ne91a7a6f32aa)したブロックハンプトン。
なんと全米で1位も獲ったみたいですね。

トレンドの真ん中じゃないのになんで?と思ったら、限定物販とかプロモーション回りの工夫をうまくチャートに繋げたみたいで、翌週にはすぐ88位に落ちたみたいです。

そうは言っても、主流からは外れた新しいスタイルの提示が瞬間的にでも全米1
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【1日1曲】Blue Americans - Free Champagne

More Than Conquerorsっていうグループのメンバーから派生したいう二人組で、FBのバイオにはベルファスト出身とあるのでおそらく北アイルランド人。

ロンドンにあるスポーツ選手も手がけるcrockfordmanagementと契約しているみたいで他の契約アーティストも良さげ。

バイオには「レフトフィールド・ポップ」とあるように、既存ジャンルで説明しにくいタイプの音楽だけど、このキャ
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【1日1曲】BROCKHAMPTON - SAN MARCOS (LYRICS)

ラッパーのケヴィン・アブストラクト(大好き!)がネットで「コレクティブ(要はバンド)を作んないかい?」と投げかけたのをきっかけに集まったのがこのブロックハンプトンらしい。

ミックステープのリリースから始まって、今ではちゃんとRCAと契約して活動も本格化。

とりあえずビートレスに始まって最後はレット・イット・ビーみたいな大団円で終わる感じもコレクティブ感があって良い感じ。

ラップに未だに抵抗あ
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【1日1曲】The 1975 ~ Sincerity Is Scary (Lyrics)

トレンドはフォローしつつ、しっかりマスアピールしつつ、それに値するセールスと認知は誇りつつ、でもクオリティにうるさい層からも評価される。そしてセクシーでカッコいい。

このズルーいバランスを保つのはとっても難しいし、長続きするもんじゃないのだけど、そんなポジションのバンドを探してしまう。

いつかまではマルーン5はこれを具現化していた気がするけど、この数年はあまりにトレンドに尻尾を振り過ぎて、なん
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【1日1曲】Samm Henshaw - Broke (Lyric Video)

サマソニでチャンス・ザ・ラッパー観て以来ゴスペルがルーツにある音楽を沢山聴いているのだけど、最近spotifyで偶然見つけたこのサム・ヘンショウがとても好き。

ナイジェリア🇳🇬移民のルーツでサウス・ロンドン出身で、BBC Radio1とそしてやはりのチャンスにフックアップされて注目を浴びているみたい。

【1日1曲】Cat Power - Woman (feat. Lana Del Rey) (Official Video)

正直いうと愛聴するアルバムにはならないとは思う。

けれどデビュー当時「カッティングエッジな表現」の源泉を担っていたUSインディー・コミュニティになんとか居場所を見つけた彼女が時が移ろうなかで、いつしかアメリカ大陸の音楽の歴史と繋がり、そして大地に溶けていくようにルーツミュージックを奏でるようになったというのはアメリカの豊かさの一つの証左だと思う。

90年代から00年代前半にオルタナティブやイン
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Rostam - "Warning Intruders" (Jim-E Stack Remix) [Official Visualizer]

17年の静かな傑作だったロスタムのソロワーク。既に稀代のプロデューサーとして名作に携わること数あまたなのだが、モンチッチ風のルックスのせいなのかなんなのか、イマイチ巷の評価が付いてこないのが気になるところ。笑

来たるヴァンパイア・ウィークエンドの新譜にも携わってはいるみたいなので凄〜く楽しみにしたい。

CLOVES - Bringing The House Down (Official Video)

エイミー・ワインハウスみたいな骨太なバッググラウンドは感じないけど17年にリリースしてる少し狙い過ぎてるシングルからこの新曲へのストレッチは大袈裟に言うとエイミーのデビュー作から「back to black」でのストレッチ感を期待させてくれちゃう。

【Weekly Playlist】180507週のおすすめ

【Weekly Playlist】180507週のおすすめ

前回の形式だと全然週次アップデートすることができない自分に気づきその以前の形式に戻します。笑

というわけで今週のプレイリストです。

https://open.spotify.com/user/thelovehaters2/playlist/5Mq95ou1yjEGjJWjmjBRwE?si=DYVfHCpgRzSiQYJE0k8vzA

・なんといっても「This is America」。これ

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対談”映画『ブラックパンサー』は本当に傑作なのか?”を図解してみた

対談”映画『ブラックパンサー』は本当に傑作なのか?”を図解してみた

こんにちは。

前回初めての「図解(チャート)」として「Beychella(ビヨンセ@コーチェラ」についてまとめたのですが、自分的にはそこそこ反響があったこともあり次のトピックにチャレンジしてみました。

第2弾は映画『ブラックパンサー』せっかくビヨンセを取り上げたこともあって、ブラック・カルチャー周りのトピックを取り上げるとより体系的に理解する手助けになるかなというのと、自分的にも勉強中なので一

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なぜビヨンセ@コーチェラのステージはこれだけ大絶賛されたのか?

なぜビヨンセ@コーチェラのステージはこれだけ大絶賛されたのか?

どーん。ビヨンセ。

そう、ビヨンセです。

遂に今年のコーチェラのセカンド・ウィークも終了しましたが、なんといっても今年のコーチェラはとにもかくにもビヨンセでした。

おそらくコーチェラ史上最も話題を呼んだし、あらゆるメディアやらアーティストも余りに大絶賛していたので結構目にした人も多いのではないでしょうか。

特に英米のメディアでの盛り上がりかたは尋常じゃなかったですよね?

と同時に日本にい

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【Weekly Playlist】180409週のおすすめ

【Weekly Playlist】180409週のおすすめ

少しコンセプトを変えてみます今週からは当該週に発見した曲(必ずしも当該週リリースとは限りません)を軸に、その曲から連想される曲をセットにしてみました。

連想は、単に僕が似ていると思った曲や、そのアーティストの過去作や関連作、影響を受けたであろう作品、同一のプロデューサーなどいろんな切り口で直感的に選んでいます。

軸曲1 _ Tracey Thorn - Smokeこの曲にイントロが似ていると思

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【Weekly Playlist】180402週のおすすめ

【Weekly Playlist】180402週のおすすめ

https://open.spotify.com/user/thelovehaters2/playlist/3Tzmk9NqcFliWcoKoYXUka?si=nWad42SFSLyRWKCqgeMdeg

今週のプレイリスト。
・生理的に無理だったThe Voizが急に大丈夫になりました。
・HONNEの新曲は無難ともいえるけど好きです。
・Big Boiの曲はいつの曲わかりませんが良いです。

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【1日1曲】Can't Deny Me _ Pearl Jam

ラップが最もクリエイティブで最も売れているアメリにおいて、アメリカの演歌としてのロックを現在進行系にしようという気概を感じる。