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【うたかたの日々のために。】No.24 「ご縁」


「ひとがひとを想う気持ちが強くなるとき。それは、いつの間にか、そのひとのことを、ひとり考える時間が増えているときなのではないか」と、ふと思った。だから、ひととのご縁というのは、ほんとうは、会っているときに深まっていくものではなくて、会っていない、たったひとりのしずかな時間に、しんしんと降り積もる雪のように、ひと知れず、深くなっていくものなのかもしれない。そして、ふたりのことをひとり考える時間を、お互いに長く持つようになることで、次に会ったときに、これまでにはなかった、また一段深いときをともに過ごし、その繰り返しの果てに、生涯をかけて大切にすべき、かけがえのないご縁にまで育っていくものなのだと思う。我(われ)らひとり、誰(た)を想う、ゆえに我(われ)ら在り。今宵も陽が墜ち、また、ひとりの時間を、それぞれが過ごす。わたしたちは、会わない時間を持つことで、お互いの人生を想い、生きているのである。(狭井悠)


《今日のぼんやり》

 やることがあまりにも多すぎて、スペシャルアンニュイな夜。

 今夜もひと知れず、眠らず、たったひとり、机に向かって働く僕のことを、誰か思い出してくれていますか。


 今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。

 また、この場所でお会いしましょう。

 それでは。ぽんぽんぽん。


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