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同世代に対する吐き気
他者と関わるたびに、私の体の中に現実の悪い空気が入ってきて、胃が痛くなる。
あんな屈託ない笑顔で。
「それで、今の○○の目標は?」
抽象的でただ自分が健康でいるために定めた中身のない目標を何十分も語ったのち、私に同じものを要求してくる。
本音を隠す。戦う理由なんてない。私は人に語らなくてはならない目標なんてない。目標がなくてはすぐにダメになってしまうような人間のことなんて知らないし、
嫌いになりそうなとき
失望すること。
私という人間を明らかに誤解している時。
私に何らかの道徳を押し付けてくる時。
欲してもいないアドバイスを何度も繰り返してくる時。
なんでもいい。私はかなり頻繁に笑顔で「そうだね~」と言いながら「こいつマジでクソだな」と思っている。
本音を隠すのは、習慣だ。というか、私は本音を言って生活できる人間ではない。自分の意見も思い付きも、ろくに主張できる人間ではない。私の文章
怠惰の悪魔と未熟な私。踊るしかない私は道化にもなれない。
そこに、ボロボロになって倒れている少女がいる。髪は綺麗だ。だが肌は荒れている。唇は紫色で、小刻みに震えている。手首は赤くはれているが、傷はない。両手の親指の付け根には歯型。静かに涙を流している。でも髪で隠れて、その目がどんな色をしているのかは分からない。
「私は頑張った」
頭に響くのは、彼女の声。
「もう、動けない。精一杯やった。私はずっと、全力だった」
それを否定する人間は誰もいない。
【吐き気】「死にたい」を伝えたら何かが変わるのか
本音で語ることにもだんだん慣れてきた。私自身の経験を、個人情報を出さずにうまく一般化して語ることにも慣れてきた。
社会はいつもこう言う。
「死にたくなったら、身近な人にまず相談。ひとりで考え込まないこと」
私は知っている。
それを言うのは、誰かに助けてもらったおかげで生き残った人が一定するいて、もし助けを求められたらちゃんと助けてやろうという人間もまた一定数いるからなのだ。
言い方