『きっとうまくいく！』『なんとかなる！』

これは物事に取り組む前の私の口癖だった。

一歩を踏み出したい時、自分を鼓舞するためによく使っていた。このフレーズたちを使うとえいって飛び込んでいくことができた。

いわば勇気を出すための着火剤的な役割だ。

しかし

勇気は出せたけど….結果は出せなかったこと多数。

今はそれが何故だか分かる。

このフレーズの本当の意味は

って感じで不完全な自分を肯定して、準備をせずに今の状態で突き進んでいこう！というニュアンスだったから。実は。

不完全な自分のまま物事に取り組むことは全く悪いことではない。

ただ

結果を出すための準備と、結果が出なかった時のバックアップは最大限用意した方がいい。

そんな時に役立つのが

『うまくいくはずがない、だから』

という考え方だ。

「うまくいかなかったらどうしよう...」

って心配するよりも

「いや絶対うまくいかないよ。」

って、もう思っちゃう。

潔いネガティブって、割と気持ちいい（笑）

そしたらね、こんな風に思えたりする。

そんな感じで、思いつく限りの不幸を想定してその後多くの対策を用意すればするほど成功率は上がるし、失敗したとき速やかに立ち直って方向転換することができる。

例えば、最近私はカナダのカフェで
面接を受けた。

面接の前はあらゆる不幸に対して
対策を練った。

•緊張しすぎて顔がおそろしくなる
(おもしろくなる)に違いない。
だから鏡の前で練習してみよう

•面接官が超深掘りしてくる人だったら意地悪な質問が来るだろうな。ウェブで関連する質問を探して答えを用意しておこう

•カナダの電車は遅れるし面接に間に合わないだろうから1時間前には到着しておこう。

•私そもそも面接受けるのにこの店行ったことないわ！これは致命傷。感想聞かれても言えないし面接前に商品を買ってみよう。

結果、1時間前に到着して時間まで待ちたいので
コーヒーを飲ませてくださいとお願いしたら

「面接早くしてあげるよw」と笑われて
予定時間よりかなり早めの面接を受けた。

想定していた質問ばかり飛んできて
用意した通りに打ち返した。

後日談によると立候補者は30人いたらしいけど

『1時間前に来た日本人（笑）』として
オーナーの印象に残り採用された。

(笑)が気になるところだが、用意した対策たちが私を採用に導いてくれた。

•••

他にも人生で思いつく限りの不幸とそれに対するバックアップを用意している。

「いずれ恋人と倦怠期になる」

「就活しても落ちるに決まっている」

「採用されても最悪なところかも」

と思っているからこそ、

そうならないための、それを打破するための
対策を思いつく限り考えては手を打っている。

私に降り注ぐ可能性がある不幸への対策を思いつく限り考え、実行する度に『最悪の事態』を回避することに努めている。

これからも『うまくいくはずがない、だから』思考でうまくいく未来を手に入れていきたい。

•••

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