水風呂のボーイズ・ライフ

札幌に住んでいます。銭湯が好きです。餃子と可愛い女の子も好きです。

水風呂のボーイズ・ライフ

札幌に住んでいます。銭湯が好きです。餃子と可愛い女の子も好きです。

マガジン

記事一覧

連休最終日と美園湯のこと

起床直後、味噌汁が飲みたいという衝動に駆られたが、そんな時に限ってインスタント味噌汁のストックが切れていた。 こうなると、ますます飲みたくなる。 ♦︎ 調味料の…

みどりの日と鶴の湯のこと

5時前に起床。最近、休みの日は早い時間に目が覚める。小学生か。 ♦︎ うっかり結果を知ってしまわないうちにと、数時間前に行われたアジアカップの決勝をDAZNで観戦。…

桜と実家の風呂のこと

連休らしく実家で過ごしている。 遠路はるばる帰省を果たしたかのような物言いだが、隣の区である。いつでも来られるのだが、連休を連休らしくするために帰ってきた。 ♦…

よい風呂の日と望月湯のこと

明日から3連休。つまり、今夜は銭湯に行くしかない。そういうものだ。 昔、友人の矢澤くんが 「キャバクラ行く前の礼儀だぜ!」 とフリスクをススキノの路上で一気食いし…

日本海とパーフリと松竹湯のこと

人事の関係で4月に入ってからずっと激務だったが、12日をもって解放。 達成感、安堵感とともに、私の胸をある想いが駆け抜けた。 「海が見たい」 ♦︎ 上京2年目失恋O…

激務と洗濯と美園湯のこと

4月に入ってから、血ヘド上等といわんばかりの激務が続いている。 理由は明らかで、本来4人体制である我がチームが、諸般の事情で2人になっているためだ。今月半ばまで…

ハイツ友の会と町の銭湯のこと

2024年4月1日。 朝起きたら、大好きなお笑いコンビ「ハイツ友の会」が解散していた。 エイプリルフールのアレかと思ったが、あんなに面白い人たちがクソ企業公式アカウ…

「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

2024年3月24日。 映画「漫才協会 THE MOVIE」を観に行った。 ♦︎ 四半世紀前、私は「ケーシー高峰のファン」というニッチな高校生だった。 「他人とは違う、ちょっと…

「今夜はブギー・バック」と閉業する七福湯のこと

「今夜はブギー・バック」のリリースから30年ということで、界隈がにわかに賑わっている。 30年前、つまり1994年3月の発売だ。 確かに、中学校入学を控えた僕らを支えて…

明和電機と富士乃湯のこと

2024年3月2日。 札幌国際芸術祭の「明和電機ナンセンスマシーン展 in 札幌」のため芸術の森へ。 個人的には芸術祭のメインイベントである。 ♦︎ 「とはいえ、明和電…

2024年3月14日のこと

オールスター感謝祭で優勝するという夢を見たため、アンニュイな気持ちで起床。
どうせならオリンピックとかW杯で優勝させてくれよ。 TVerで「水曜日のダウンタウン」を…

2024年3月12日のこと

忙しい。 ♦︎ もっとも、忙しさに比例してメンタルが安定するタイプなので(限度はある)、気持ちは充実している。 が、メンタルとフィジカルは別だ。身体はクタクタで…

天下一品と千原兄弟と愛染湯のこと

これの続き。 ♦︎ 国立競技場を後にした私は、天下一品に向かった。 「わざわざ東京で天一ってwww」 心無い声が聞こえてきそうだが、とんだ見当違いである。 数年前、…

小松湯とJリーグのこと

2024年の2月下旬、2泊3日で3ヶ月ぶりに東京へ。 ♦︎ 1日目の夜、池袋の小松湯さんを訪ねた。 「でけぇ」 脱衣場も洗い場もとにかくでかい。 「でかい」より「広…

ホムパと扇の湯のこと

2月17日、土曜。 友人から「ホムパするからおいでよ!」とお誘いを受けたので、遠慮なく伺った。 ホムパなどとキャッチーに呼んでいるが、13時から約12時間に渡って餃子…

2024年2月14日のこと

通勤途中、地下街のコンビニ前でカップ麺を立ち食いする老婆を見かけた。 めざまし占いのラッキーアイテムが「地下街でカップ麺を立ち食いするババァ」だったので、今日は…

連休最終日と美園湯のこと

連休最終日と美園湯のこと

起床直後、味噌汁が飲みたいという衝動に駆られたが、そんな時に限ってインスタント味噌汁のストックが切れていた。
こうなると、ますます飲みたくなる。

♦︎

調味料の棚には顆粒の味噌が鎮座している。自分で作ろうかと思ったが、具になるものがない。
具なし味噌汁というアイディアは浮かんだものの、休日の朝にはあまりにも哀しすぎる。
というか、素の味噌汁はもはや味噌汁でない。それはもう、味噌味のお湯だ。

もっとみる
みどりの日と鶴の湯のこと

みどりの日と鶴の湯のこと

5時前に起床。最近、休みの日は早い時間に目が覚める。小学生か。

♦︎

うっかり結果を知ってしまわないうちにと、数時間前に行われたアジアカップの決勝をDAZNで観戦。朝っぱらから
「ふうきぃぃぃ!」
「こくぼぉぉぉ!」
などと大絶叫。近所迷惑だったと思う。すいませんでした。

♦︎

昼過ぎまで諸々の家事をこなし、その後はチャリで職場へ。

守衛さんから鍵をもらう際、
「さっきまで太田さんいたよ

もっとみる
桜と実家の風呂のこと

桜と実家の風呂のこと

連休らしく実家で過ごしている。

遠路はるばる帰省を果たしたかのような物言いだが、隣の区である。いつでも来られるのだが、連休を連休らしくするために帰ってきた。

♦︎

実家の楽しみといえば朝食と風呂と酒(貰い物であろう、ちょっとよい酒)だ。つまり、昼間は暇の極みである。

焼きホッケと具沢山の味噌汁、漬物、塩辛という、血圧爆上げの塩分過多な実家朝食を平らげ、早くも手持ち無沙汰となった。散歩でもし

もっとみる
よい風呂の日と望月湯のこと

よい風呂の日と望月湯のこと

明日から3連休。つまり、今夜は銭湯に行くしかない。そういうものだ。

昔、友人の矢澤くんが
「キャバクラ行く前の礼儀だぜ!」
とフリスクをススキノの路上で一気食いしていたが、それと同じことである。そういうものなのだ。

♦︎

望月湯でサッパリと汗を流し、ゴールデンウィークを控えた私の身体は黄金以上に輝いていた。

「ゴールデン小雪ってグラビアアイドルいたよな」
そんなことを思いながら脱衣場のテレ

もっとみる
日本海とパーフリと松竹湯のこと

日本海とパーフリと松竹湯のこと

人事の関係で4月に入ってからずっと激務だったが、12日をもって解放。
達成感、安堵感とともに、私の胸をある想いが駆け抜けた。

「海が見たい」

♦︎

上京2年目失恋OLみたいなことを想った自分に動揺しているが、とにかく海が見たいのだ。

海が見たい。叶わないなら、おっぱいが見たい。

♦︎

ふざけているわけではない。いうまでもなく、海もおっぱいも母性のメタファーである。

私は母性を求めてい

もっとみる
激務と洗濯と美園湯のこと

激務と洗濯と美園湯のこと

4月に入ってから、血ヘド上等といわんばかりの激務が続いている。

理由は明らかで、本来4人体制である我がチームが、諸般の事情で2人になっているためだ。今月半ばまでこの状態らしい。

♦︎

「4人が2人になったところで大した変わらんだろwww」
などと思われては心外だ。

じゃああれか?清水アキラとビジーフォーだけで、ものまね四天王といえるのか?それ、そもそも3人だぞ?それともあれか?仁絵と島袋だ

もっとみる
ハイツ友の会と町の銭湯のこと

ハイツ友の会と町の銭湯のこと

2024年4月1日。

朝起きたら、大好きなお笑いコンビ「ハイツ友の会」が解散していた。

エイプリルフールのアレかと思ったが、あんなに面白い人たちがクソ企業公式アカウントみたいな真似をするはずがない。本当に解散してしまった。悲しい。

♦︎

メンバーである西野さんのコメントを読む限り、解散の理由は色々あるようだが、以下の一節は私の心を特にザワザワさせた。

「今の形のままだと優勝できません」と

もっとみる
「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

「漫才協会 THE MOVIE」(または大空遊平)と円山温泉のこと

2024年3月24日。
映画「漫才協会 THE MOVIE」を観に行った。

♦︎

四半世紀前、私は「ケーシー高峰のファン」というニッチな高校生だった。

「他人とは違う、ちょっと変わった自分」を演出するという思春期特有のアレではなく、本当に心からケーシーさんが好きだったのだ。

ステージに登場するなり、拍手を止めない客席に向かって
「静まれこのバカ!」
と毒づき、その後は下ネタのオンパレード。

もっとみる
「今夜はブギー・バック」と閉業する七福湯のこと

「今夜はブギー・バック」と閉業する七福湯のこと

「今夜はブギー・バック」のリリースから30年ということで、界隈がにわかに賑わっている。

30年前、つまり1994年3月の発売だ。
確かに、中学校入学を控えた僕らを支えてたのは、やはりこの曲だった(あとミスチルの『CROSS ROAD』)。

♦︎

このたび公開されたインタビューにはこうある。

いわれてみれば、インチキ成金プレイボーイみたいな薄っぺらいフレーズが散らばった歌詞だ。そこに高尚なメ

もっとみる
明和電機と富士乃湯のこと

明和電機と富士乃湯のこと

2024年3月2日。
札幌国際芸術祭の「明和電機ナンセンスマシーン展 in 札幌」のため芸術の森へ。

個人的には芸術祭のメインイベントである。

♦︎

「とはいえ、明和電機ってそれほど通過してないよなー」
と思っていたが、振り返ると学生時代はガラケーにサバオと魚コードのストラップをぶら下げていたので、それなりに関心はあったのだろう。

余談だが、実習先で一緒になった他大学の女子に「あ、サバオの

もっとみる
2024年3月14日のこと

2024年3月14日のこと

オールスター感謝祭で優勝するという夢を見たため、アンニュイな気持ちで起床。
どうせならオリンピックとかW杯で優勝させてくれよ。

TVerで「水曜日のダウンタウン」を消化し、仕事カバンに風呂道具を詰め込んで出勤。

♦︎

私が風呂道具を携えて職場へ向かう際の心持ちは
「今日は絶対に銭湯行くぞ!うおぉぉ!」

「もしかしたら仕事片づくかもだし、念のため持っていくか」
のどちらかだ。

今日は後者

もっとみる
2024年3月12日のこと

2024年3月12日のこと

忙しい。

♦︎

もっとも、忙しさに比例してメンタルが安定するタイプなので(限度はある)、気持ちは充実している。
が、メンタルとフィジカルは別だ。身体はクタクタである。

今日は1秒も残業せずに銭湯へ行こうと決めていた。

さあ、どの湯にしようか。
肉体の疲労具合を考慮すると、家の近所が望ましい。美園湯と望月湯は休みなので、選択肢は松竹湯か美春湯しかない。

♦︎

検討に検討を重ね、美春湯に決

もっとみる
天下一品と千原兄弟と愛染湯のこと

天下一品と千原兄弟と愛染湯のこと

これの続き。

♦︎

国立競技場を後にした私は、天下一品に向かった。

「わざわざ東京で天一ってwww」
心無い声が聞こえてきそうだが、とんだ見当違いである。
数年前、満を持して北海道に上陸した天一だったが、そう長くは持たず、気がつくと姿を消していた。

「こってり」が北海道民の舌に合わなかったのか「あっさり」と撤退した。

♦︎

笑点をやっている場合ではない。
とにかく、北海道民が天一を味わ

もっとみる
小松湯とJリーグのこと

小松湯とJリーグのこと

2024年の2月下旬、2泊3日で3ヶ月ぶりに東京へ。

♦︎

1日目の夜、池袋の小松湯さんを訪ねた。

「でけぇ」

脱衣場も洗い場もとにかくでかい。
「でかい」より「広い」が適当かもしれないが、高さもあって「でかい」という印象が 勝った。

「小」松湯だなんて、謙遜も甚だしい。アンドレ・ザ・ジャイ松湯とか布袋寅松湯とかにすべきだ。

♦︎

「ご自由にお使いください」と、ボディソープやシャンプ

もっとみる
ホムパと扇の湯のこと

ホムパと扇の湯のこと

2月17日、土曜。

友人から「ホムパするからおいでよ!」とお誘いを受けたので、遠慮なく伺った。

ホムパなどとキャッチーに呼んでいるが、13時から約12時間に渡って餃子だのホルモンだのをホットプレートで焼き続け、あらゆる種類の酒を飲み続けるという、ほぼ修行みたいな時間だった。

主催者は割と最近知り合った人物なのだが、ホームパーティを催すような人とお友達になる人生だとは思っていなかった。ホームパ

もっとみる
2024年2月14日のこと

2024年2月14日のこと

通勤途中、地下街のコンビニ前でカップ麺を立ち食いする老婆を見かけた。

めざまし占いのラッキーアイテムが「地下街でカップ麺を立ち食いするババァ」だったので、今日はよい1日になると確信した。

♦︎

面接したクライエントがスケジュール帳を眺めながら「今日は2月14…バレンタインか」とつぶやき、そのことに私も気づかされた。

気にしなくなったどころか、気づくことすらなくなった。哀しいね。

チョコが

もっとみる