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およそ1600字のショートエッセイ

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2〜3分で読める量の記事です。電車が来るまでの隙間時間、休憩中、寝る前などの箸休めとなるようなショートエッセイです。 無料掲載です。 喜んでいただけましたらとても嬉しいです。
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記事一覧

ビールを飲んで拍手がしたい

その昔、ビールを飲んだ後に拍手をする先輩がいた。 飲みに行った時、とりあえずのビールを注…

止まない雨はないという月並みの言葉に殺意を抱くワケ

午前8時、目が覚める。 カーテンの隙間から木漏れ日が差した。あれ?と思った。 今年何度目か…

プロ野球の楽しみ方

寝起きに文章を打つことが多い。 少しばかりの仮眠をしてすぐさまパソコンを開けるのだ。 お…

夏の終わりを感じた時に食べるもの

食材を買いに妻とスーパーへ行った。 雨が降るものだから今日はいつもと違う屋根付きの駐車場…

誰しもが思う矛盾

なんだか庭の草がやたらと伸びてきた。 つい先日、草むしりをしたばかりなのになんとも憎たら…

魔法のフレーズと観葉植物

睡眠には勝てない。 空腹や購買の我慢ていうのは多少ならできる。それにかかるストレスには対…

新しい習慣と白シャツの話

最近は休みの日には朝食を作るようにしている。 朝食といっても大したものではない。 おかずは目玉焼きにハムを焼いたもの、そして味のりを巻いて米を食す。 普段は時間の都合上トーストとコーヒーなのだが、朝食に米を食べるというのはなんとも気持ちがいい。朝から米なんて食えねぇよ、とおよそ30年ぐらい豪語してきたのだが、最近になってそれが覆された。朝から米を食うと午前中の集中力がすこぶるいい。 朝起きて、米を炊く。米が炊き上がるまでの時間を利用して歯を磨く。リビングの窓を開け放して

雨の日の言葉

ネガティブな感情にあらわされがちな「雨」というものが好きだ。 新海誠作品『言の葉の庭』の…

祖母の生きた証

目覚める。冷蔵庫に手をのばし、一杯のコーヒーをコップに注ぐ。 これで必要な栄養が足りると…

ジャイアンに共感するあるシーン

漫画が本当に好きな人というのがあなたの周りにも一人ぐらいはいるだろう。高校になるとそうい…

書きかけの小説

殺人的な暑さなんて表現が使われだしたのはいつからだろう。 僕が幼い頃は子どもは外で遊んで…

くだらない話がしたい

最近なんだか世間が騒がしい。 エッセイを書く上で自分の中でひとつ決めていることがある。 …

夏の想い出にみる感情

最近はカーテンに差し込む朝日で目が醒める。 少しの明かりで目が醒める僕は寝室には遮光カー…

職業はエッセイストではないという事実

先日友人宅へ撮影に行った。 撮影のモデルとなるのは彼と同居している猫のニケだ。ニケにはたびたびモデルになってもらっている。ホントに可愛らしい猫なのだ。 撮影もそこそこに友人と昼食を食べに行くことになった。 そして家を出ようとした時、ニケが「僕も連れていってよー」と言わんばかりに玄関のドアの前まできた。ニケを連れて行きたいのは山々だけれど飲食店に連れて行くわけにはいかない。 友人は玄関脇にあった掃除機をニケに向けた。するとニケはあっというまに部屋の奥へと退散していった。猫は