マガジンのカバー画像

400文字の『綿町ダイアリー』

507
姫路市綿町でブライダルプロデュースとカフェを融合したブライダルカフェを運営しています。ウェディングプランナー&カフェマスターの二刀流の日々を綴ったエッセイです。
運営しているクリエイター

記事一覧

【綿町ダイアリー】#511 5月12日、カフェの朝

【綿町ダイアリー】#511 5月12日、カフェの朝

5月12日。

1週間ぶりにカフェを開ける。
パラパラと小雨が降る朝。

6:30に出社。

8時の開店までまだだいぶ時間があるので
本でも読もうと思ったがカフェを開ける事にした。

少しの気まぐれで早くに開けてみたら
次から次へとお客様が来られる。

ウォーキング途中の若い女性、
小さなお子様連れのお父さん、
派手なスポーツバイクのご夫婦、

皆さんテイクアウト。
本格的に雨が降り出す前に活動し

もっとみる
【綿町ダイアリー】#510 淋しい気持ち〜保険屋の勧誘〜

【綿町ダイアリー】#510 淋しい気持ち〜保険屋の勧誘〜

先日から、
2度ほど同じようなシーンにでくわした。

ひとつは、旧友がカフェに来てくれた。
もうひとつは、後輩が家に遊びに来てくれた。

そのどちらも超が付くほどの久々だ。

誰かが会いに来てくれるというのは、
無条件に嬉しいもの。

特に僕のような変人は
そんな来訪者を極端に歓迎してしまう癖がある。

ただ、その反動で落胆も大きいのだけど。

結論から言うと、
両方とも生命保険の勧誘だった。

もっとみる
【綿町ダイアリー】#509 結婚式のロケハン

【綿町ダイアリー】#509 結婚式のロケハン

赤穂市坂越にある大避神社。
ここで結婚式のお世話をさせていただく。

家族だけの少人数で神前式を挙げ、
式後に色打掛に着替えて神社周辺でロケーション撮影をするというスケジュールだ。

今日はその下見。

神社周辺には坂越独特のの古い町並みがある。
そこには奥藤酒造郷土館や資料館や。

式当日は、
この辺りを歩きながら撮影することになる。

その際、地元の人たちに迷惑をかけぬよう、
事前に挨拶回りす

もっとみる
【綿町ダイアリー】#508 雨と浅煎り珈琲と村上春樹と

【綿町ダイアリー】#508 雨と浅煎り珈琲と村上春樹と

5月6日。GW最終日。

今日は朝から雨。
こういう日はカフェにお客様は来ない。

だから開店が多少遅れても問題はないのだけど
責任感と生真面目さだけで、いつもの時間にカフェを開ける。

案の定、お客様は来ないのだけど。

よし!たまってるブライダルの仕事しよう!
そう思うが、今朝は頭が動かない。

ひとまず、
最近お気に入りのエチオピアの浅煎りを淹れる。

これは美味い。
おそらく焙煎時期とこの

もっとみる
【綿町ダイアリー】#507 角居さんを観て自分の仕事を考える

【綿町ダイアリー】#507 角居さんを観て自分の仕事を考える

角居調教師は競馬界を去り、
引退馬支援の牧場を始められた。

しかし程なくして
牧場のある石川県を地震が襲う。

そう、あの元旦の地震だ。

先日、被災後の角居さんを追った特集番組を観た。

瓦礫を積むリヤカーを引っ張るポニー。
それは被災した子供達を笑顔にしたいという想い。

馬という世界で
人々に貢献しようとする角居さんの姿勢。

僕はそこに感銘を受けた。
そして、自分に置き換えて考えてみた。

もっとみる
【綿町ダイアリー】#506 ブライダル事業とカフェ事業の違い

【綿町ダイアリー】#506 ブライダル事業とカフェ事業の違い

僕の本業は、
フリーランスウェディングプランナー。

百貨店業界からブライダル業界に転身し25年。
僕の中では最もキャリアの長い職種だ。

対してカフェマスターはまだ3年くらい。

僕はその2つの仕事をやりなごら
その2つには大きな違いがある事が分かった。

もちろん、カフェはリピーター商売であり、ブライダルは一生に一回という根本的な違いはあるのだけど。

ブライダルはボランティア要素が強い。

もっとみる
【綿町ダイアリー】#505 富士山ローソン目隠し設置へ

【綿町ダイアリー】#505 富士山ローソン目隠し設置へ

山梨県富士河口湖町。
「富士山ローソン」に外国人観光客が殺到。

しかし、ポイ捨てや敷地侵入等のマナー違反が増え
それに耐えかねた地元住民の要望から
富士山を見えないように黒幕を設置するらしい。

せっかくの町おこしなのに.....
と、世間からは惜しむ声も多い。

僕は地元住民のその気持ちはよくわかります。

僕はサロンを構えて10年以上になるけど
それはポイ捨てと闘ってきた10年とも言える。

もっとみる
【綿町ダイアリー】#504 5月3日、朝の空気

【綿町ダイアリー】#504 5月3日、朝の空気

昨日、通勤ランで30キロほど走っただけで
今朝は足が重い。

トレーニング不足だなぁ.....

2月に綿町珈琲を8時開店にしてから
趣味のランニング時間が大幅に削られている。

でもカフェマスターも楽しいから
ランニング趣味は隙間時間を見つけるしかない。

人生、楽しい事が多いのは幸せな事なのだから。

今日5月3日はGW後半のスタート。
鼻息荒く7:30にカフェを開けてみたけど
朝早々には誰も

もっとみる
【綿町ダイアリー】#503 怒涛のGW3日目

【綿町ダイアリー】#503 怒涛のGW3日目

4月29日。

昨日の夕方、カフェをcloseしてから、
結婚式の前日準備に取り掛かった。

ウェディングプランナーの仕事は細かい作業。
ブーケプルズ用のテープを作ったり、ギフトの準備、席次や進行の作成など色々ある。

それが終わると次は深夜のアルバイトがある。
だから少し仮眠しよう。

と、思ったら・・・、
ホームページを管理してるクライアントさん数社からGW用の内容に差し替えの依頼がきているで

もっとみる
【綿町ダイアリー】#502 Indigo

【綿町ダイアリー】#502 Indigo

歳を重ねて
藍色が好きになってきた。

元々ジーンズは好んで履いてるけど
ボトム以外は白系が多かった。

僕の世代はブルージーンズに真っ白なTシャツ。
それが定番だったからね。

今はそんな僕も
古着屋に行くと真っ先に藍色を物色する。

Indigoの魔力ってある。
なんて言うか、カッコいいんだな。

先日、
とある古着屋バイヤーの男性と知り合った。

彼の店は大阪にある。
そこに行けばイイ藍色と

もっとみる
【綿町ダイアリー】#501 GWの朝、AORと浅煎り珈琲

【綿町ダイアリー】#501 GWの朝、AORと浅煎り珈琲

今日も8時にカフェを開店。

僕のここ数年のGWの過ごし方は
お山の新緑祭りで商売させていただくことだった。

活気があって楽しかったな。

今年はそういう楽しかった当時を思い出し、
綿町珈琲の露店を出そうと計画してたのだけど
ブライダルの仕事が色々重なって実行できず。

思い通りに進まない・・・
今はそんな時期でもあります。

そんなこんなで、綿町珈琲で過ごすGWの朝。

ドリップの淹れ方をブラ

もっとみる
【綿町ダイアリー】#500 ランナーさんに見惚れるGW2日目

【綿町ダイアリー】#500 ランナーさんに見惚れるGW2日目

4月28日。
GW2日目は絶好の天気。

休みなど無く働き詰めで疲れ気味の僕でさえ、
気持ちがハイになるような日差しだ。

朝7:30。
街角はランナーさんだらけ。

休日のこの天気だから最高だろうな。

朝の30分ほどで
30人以上のランナーさんを目撃した。

今日はホントに多い。

で、皆楽しそうな顔で走ってる。
そんな顔を見ると僕も嬉しくなる。

休憩がてら珈琲でも飲みにおいでよ・・
そう思

もっとみる
【綿町ダイアリー】#499 姫路市民会館前は違反の宝庫

【綿町ダイアリー】#499 姫路市民会館前は違反の宝庫

今日は5回ほどパトカーのサイレンが鳴った。

パトカー、覆面、白バイ・・・
多い日は10回以上サイレンが鳴る。

綿町珈琲の目の前は大きな交差点。

左折レーンで左折せず直進したり、
交差点直前の黄色線で進路変更したり、
指示器を出してなかったり、
歩行者横断を優先しなかったり。

一瞬「ファン!」と短めのサイレンが鳴り、
「前の車そのまま寄せて止まりなさい」
と、アナウンスが聞こえる。

ここは

もっとみる
【綿町ダイアリー】#498 読書時間を作る

【綿町ダイアリー】#498 読書時間を作る

カフェを運営するようになってから、
ランニングをするようになってから、
そして夜にアルバイトをするようになってから、

僕の読書時間は大幅に削られていた。

そこで隙間時間を考えてみた。

深夜の宅配バイトは週4日。
僕が自由に過ごせる夜は週3日ある事になる。

ここしかない。

夜ご飯を食べた後、
少し睡眠をとり深夜1時くらいに起きる。

そこから朝の6時くらいまでが読書時間。
この深夜読書が近

もっとみる