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かぞくかん

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機能不全家族で育ったアダルトチルドレンの思い。 かつては逃げた毒親と、2018.12.15〜再同居中。
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記事一覧

【私なりの向き合い方】vs依存的な愛

【私なりの向き合い方】vs依存的な愛

✳︎全文無料です
✳︎最後の自画像だけ、カギ代わりで100円にしています。

⬆︎の記事に書いた依存的な愛に対して、私が向き合った記録。

●母に言いたいこと

●自分の状態Before

●どうアクションしたか

●自分の状態After

【母に言いたいこと】

●私を所有物にするな。

●私の全てを把握しようとするな。

●把握することで安心しようとするな。

➡︎どうやってこれらを理解し

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棘があるだけ。ただそれだけ。

棘があるだけ。ただそれだけ。

✳︎寒空の下、録音した音声はこちら

母がパートに行っている間、父とサイゼリヤに行った。このサイゼリヤがエッセイに登場するのは2回目だ。
(1回目の登場「しょーもないと思わん?」)

前回は母もいたが、今回は父と私だけ。多少の気まずさは感じたが、逆にチャンスかなと話しかけてみる。

「耳良くなるといいねえ」
急性難聴を患っている父は待ってましたと言わんばかりに話し始めた。

「お父さんもねえ、こん

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神様なんていないから

神様なんていないから

✳︎これを読んだ日は雨の日でした

スピリチュアルが嫌い、それにすがる人を見るのも嫌い。だって神様なんていないと私は知ってるから。

昔何度祈ったことか。
「神様助けて」「神様いい子にしてますから」「神様お願い」「私を殺して神様」

何度祈っても、心の底から信じても、あなたは一度も現れなかった。だから私は信じない。私を救えるのは私だけなのだ。

霊能者に電話で相談している母を、軽蔑の目で見ている自

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お母さん

落ち込む自由をください。

「なんで元気ないの?」
「お母さんのせい?」
「お父さんが働かないから?」
「犬がご飯食べないから?」

質問責めにしないで。

あなたの愛が依存的で辛い。

あなたはあなたを生きてください。

あなたの人生の真ん中を、私にしないで。

濁ったほんとを捨てて

濁ったほんとを捨てて

水は、腐る。
空気は淀む。
ずっと変わらずそこにいるだけならば。

【カウンセリングは、マイナスをゼロにする】
【コーチングは、ゼロをプラスにする】

過去のトラウマなどを受け入れられず苦しんでる人にはカウンセリング

この先どうなっていきたいかを明確にしたい人にはコーチング

が効果的だ、というのをツイッターで読んだ。

私がずっと求め続けているのは、カウンセリングだったんだ。

両親共に鬱病と

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日記 何がしたいのと言われても

日記 何がしたいのと言われても

『何がしたいの?』
昨日、演技のレッスンで言われた。
役作りのための、自分の身体と頭を素直にするエクササイズをしている時のこと。

私は、素直に、ゼロになろうとすると、
抵抗してしまう。

素直になんかなりたくない!!
私は世界で一番可哀想なんじゃ!!
慰めろ!!

これがずーっとつきまとう。

心のリハビリが、ここに通う理由だと知っている先生に、教室の隅に呼ばれる。

先生『何がしたいわけ?』

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そして父になれ

そして父になれ

昨日、父がアダルトチルドレンであることに気づいたことを書いた。(毒の連鎖に気づいた話)

端的に言うと、祖母の「間違えたときは足をウンとつねる」という最悪の教育の結果、父は間違いを認められない人になってしまったのだ。

間違えたらつねられるんだから、そりゃあそうなるだろう。作文も自分の意見はゼロ、祖母の書いた内容をいかに完璧に音読できるかの勝負。個性もクソもない。

父は間違いを怒られるだけで、あ

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毒の連鎖に気づいた話

毒の連鎖に気づいた話

私の父は、毒親だ。
人の間違いを責め立てるくせに、自分の間違いは決して認めない。自分の痛みには敏感なくせに、人を傷つけることには鈍感だ。自分の機嫌に周りが合わせるのが当たり前だと思っている横暴で幼稚な人間、それが私の父。

26になった今でも、10代の頃の恨みは正直まだ消えてない。消す気もない。大切にとっておこうと思っている。

でも、私はいい年の大人。いつまでも親のことをあーだこーだ言っていると

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屈辱の屈辱にさよならを言いに

屈辱の屈辱にさよならを言いに

「10万円振り込んだから」

貯金はほぼゼロ、訳あってしばらく月給6万になる私に、父はそう言った。私は、涙が出そうになった。嬉しかったからじゃない。屈辱を感じたからだ。屈辱を感じる自分に、屈辱を感じたからだ。

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10年に及ぶ脳内裁判を経て、私は「両親が毒親である」と判決を下した。自己嫌悪を繰り返す

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感情は結果論

感情は結果論

✳︎音声はこちら

どんなにおかしなことを言われても、理不尽なことをされても、どうにか理解できないかと模索し続ける。

「どうしてこんなことするのかな」
「何かきっと意味があるはず」
「私が悪かったかも」

毒親と住んだことのある人は心当たりがあるのではないだろうか。私はこれまで親を恨みながらも、なんとか好きになろうと努力してきた。今もしている。

「一気に理解しようとしすぎて、疲れちゃわないよ

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誰々に比べて

誰々に比べて

✳︎屋外で録音しました

『お父さんに比べてお母さん偉いでしょ!』

母は事あるごとに私に同意を求める。

『ワガママなお父さんに比べてお母さん偉いでしょ!』
『お父さんに比べて、お母さんは人に迷惑かけないでしょ?』
『お父さんは非常識だけど、お母さんはちゃんとわかってる人でしょ?』

母のこういうところが、私は嫌いだ。だから、思い切って伝えてみた。

「どうせ褒めるなら、誰かを落とすんじゃなく

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瞑らずにひん剥ける私で

瞑らずにひん剥ける私で

✳︎深夜録音で小声です

父が私に怒っているらしい。心当たりはある。

それは先日、55歳の母がパート先を変えようとタウンワークをめくっていた時のこと。

「お母さん、子供のお世話できるかな?」
「お母さん、営業できるかな?」

イキイキと質問してくる母に、きっとできるよ、と返し続けていた。そこに父が現れて、こう言ったのだ。

「この歳で新しい仕事なんて見つかるわけない。探せるもんなら探してみなさ

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ふざけんな

ふざけんな

✳︎ふざけんなよ(後半 音量注意)

クタクタだ、歩くのがやっと。それでもジムへと自転車を走らせる。心を腐らせたくないからだ。

正直だるい、足も重い。それでも行くんだ、負けたくない。歩みを止めたら私は沈む。

母親に過去をイジられた。私が引きこもっていた時のことを、イジられた。かるーく、かるーくイジられた。

無茶苦茶に腹が立った。私を笑っていいのは私だけなんだ、馬鹿にすんなよ。

「昔は親が子

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嫌いな人に

嫌いな人に

✳︎肉声バージョンはこちらからどうぞ

母がテストの採点のパートから帰ってきた。「ただいま」を言い終わるとすぐに、どこかに電話をかける。

「…全く話してもらえないし…………席を離してもらえませんか………」

途切れ途切れに聞こえてくる言葉。人間関係の悩みだな、そう思って声を掛ける。

『どうしたん?トラブル?』

「お母さんのことが嫌いな人がいるんだけど、その人と席が隣なの。お昼ご飯のときもこっ

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