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話し合いは済んだが

 誰もがきっと 利用者さん のことを考えて、仕事にあたっている。福祉業界の方は、そんな人たちに溢れているーーと、信じたい。

 それでも、こんなにも想いがすれ違ってしまうのは、なぜなのだろう。

 立場が変われば見方も変わる。職種が違えば見方も変わる。個人によって見方も変わる。感性に従い見方も変わる。

 ひとりの持つ感覚や知識、経験、視点などを含めて判断し、決断し、行動する。それが各々違うのだから、同じように動けないのは仕方ない、とは思う。

 けれど、それ以上のものを持っている人もいるわけで、そこから学びとり、更新することはできるのではなかろうか。

 意外と、それは、難しいことなのかもしれない。
 自分は、そう、とは思えないから。

 命に関わるようなこともある以上、必要なことだというのに、むしろ自分の感覚を理解してくれないことを批判し、嘆き、怒る。なぜこうなんだ、と。

 それはただの正当化、言い訳に過ぎない、とは思わずに。

 話し合いをしても結局、そこに至らなければ、なんの意味もない。

 話し合いは済んだ。
 さて、どうなるか。

いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。