夜野まねきねこ

日々の読書と会社員。3度の飯と読書と書店が好き。本にまつわるあらゆること。毎日200ペ…

夜野まねきねこ

日々の読書と会社員。3度の飯と読書と書店が好き。本にまつわるあらゆること。毎日200ページ以上の読書を心がけています。映画も大好き。自分が自分でいるために、学び続ける。現在休職中。自己肯定感が低めでもいいじゃないか、と思うまでの毎日です。 #書店好きな人とつながりたいです!

最近の記事

最近の「民主主義」にモヤモヤする

唐突だが、最近の政治にめちゃくちゃモヤモヤしている。 いや、唐突でもないか? こんな投稿ばかりしている気がする。 武田砂鉄さんや太田光さんの著作が好きなのだが、やはり一冊の中で繰り返し同じ問題提起をされていて「同じことを書いて申し訳ないが~」と述べている。 問題意識はなかなか変わるものではないと思うので、まあそんなもんなんだろう。 話を戻そう。 改めて、最近の「民主主義」が気になるという話がしたい。 先日の恐ろしい事件で各政党から「民主主義への暴力」などという言葉が出た

    • 「わかりやすい」がしっくりこない

      統一地方選の後半が迫っている。駅前やSNSで各議員の主張を見かける。その時に、あまりにも「わかりやすい」言葉で主張したり、1つの議題だけに絞り込んだ主張をしているのを見かけると、なんだかモヤモヤする。 「わかりやす」さには本質がない気がするからだ。 わかりやすくするために、わかりやすい言葉を選んでいて、本質の複雑さをそぎ落としてしまっている気がする。 世の中は本当に複雑で、様々なことが絡み合っている。それを「わかりやすい」言葉で、シンプルに伝えることは可能なのだろうか。

      • これはほんの独り言

        ある本を読んで、文章が書けなくなってしまった。 文章の書き方に関する本で、本文中に課題があるのだが、その第一課題ができなかったのだ。 諦めずにその次も…と挑戦したのだが、自分の出来のひどさに、引いた。 いろいろな書籍を読むことが文章を上達させるコツだ、という話もあるが、いろいろ読んでいるつもりなのに、全然上手くならない。 きっと読む量が足りていないのだ。 きっと読んでいるものの質が低すぎるのだ。 だめだ、だめだ。 うつまではいってないけど、やっぱ自分ダメだなぁ、弱

        • 【最近気になっていること】日本はいつから"こう"なのか?

          最近、日本はいつから「こう」なんだろう?と考え続けている。 安倍政権が誕生して、政治家が使う「言葉」が明らかに変わった感じがした。国民に何かを説明するために言葉を使うことが無くなり、言葉の意味を自分の中で解釈を変更してそれで押し通す。 例えば「積極的平和」。 これじゃまったく意味が変わってしまう。 今となっては新聞など文字メディアで「積極的平和」と書いてあってもどちらのことかわからない…。 言葉の使い方については、太田光さんや武田砂鉄さんの著作での指摘がなかなか刺激的

        最近の「民主主義」にモヤモヤする

          外国語で読書

          今日は宣言記事です! 「百冊で耕す」で紹介されていた外国語で読書をする、という件について、挑戦することにしました!!!(自分に拍手) 「百冊で耕す」では 第一外国語⇒英語 第二外国語・第三外国語以降⇒ヨーロッパ系(ラテン語やイタリア語、ドイツ語など) を紹介されているのですが 私は大学で 英語⇒2年履修 中国語⇒3年+1か月の短期留学のおまけつき の形で学んだのでちょっと変則的な形になります。 どちらかというと英語より中国語の方が、まだマシ…な感じです。 「百冊で耕

          外国語で読書

          【読書エッセイ】「死ぬこと以外かすり傷」

          ここ何回か書いている通り、併読を心がけるようになってから一日一冊読了することが難しくなってきた。 そこで、新しい数冊を併読しつつ昔読んだ本を再読することを思いついた。 こんな感じで実践中である。 上記記事「読むことと生きること」を書いてから、次は生き方の本を選んで読み直してみようと考えた。 それが「死ぬこと以外かすり傷」である。 「死ぬこと以外かすり傷」と言えば、タイトルもさながら、やはり著者の箕輪厚介氏が有名だろう。現在は幻冬舎で編集者をしながら堀江貴文氏の「多動力」

          【読書エッセイ】「死ぬこと以外かすり傷」

          読むことと生きること

          併読を心がけるようにしてから読書のペースが落ちた、というか読了までに至る時間が以前よりぐっと長くなった。 また、薬の効果で午前がほとんど活動できず寝たきりなので、余計に、だ。 自分に不満がたまってきているが、今日やっと二冊読み終えることができた。 一冊目は「知的生活の方法」(渡部昇一著)だ。 以前読んだ「知的生活の設計」(堀正岳著)で紹介されていて興味を持った。「知的生活の設計」はいわゆるハウツー要素が強くて読みやすい。2023年3月27日現在kindleunlimit

          読むことと生きること

          「百冊で耕す」で自分の畑作りに挑戦

          読み進めていると記事にしていた「百冊で耕す」を読み終えました。 前の記事でも書いたことになりますが、今はやりのライトな読書術本ではなく、骨太の「本との向き合い方」の本になっています。 本の構成が、書く章についてA面B面の2項立てになっていて、一つの事項に対し複数の角度から向き合える形になっています。ここからもこの本の作りの工夫が伝わってきます。 全体として自分が最近の読書ブームでもやっとしていたことを言葉にしてくれている気がして、「これだ…」となる一冊でした。 ここ数年

          「百冊で耕す」で自分の畑作りに挑戦

          読書のためには1分1秒でも惜しい

          ずっと発売日を待っていた「百冊で耕す」を昨日から読み始めました。 楽しみにしていた本って買ってすぐはドキドキして読めないんですよね…。私だけでしょうか笑 「百冊で耕す」には前身となる「三行で撃つ」という作品があります。 朝日新聞名物・名文記者の近藤康太郎さんが「書く」ということについて語っている著作。書くことに関する本は、ビジネス書でもトレンドで数多くあると思いますが、新聞記者さんの本ということもあり、小手先のテクニックではなく、書くことに対する考え方から鍛えてくれるような

          読書のためには1分1秒でも惜しい

          1日1冊の読書について

          夕方、電車代をケチって歩いて帰る道。 遠目に猫を見つけた。 昔は猫より犬派で、猫好きってなんかいけ好かないなーと思っていたけど、最近は「ねこちゃん」とちゃん付けしてしまうくらい猫が可愛い。 犬も可愛い。特にコーギーのおててが可愛い。 動物の笑顔は絶品だ。 疲れていても、あーなでなでしたいなぁと思うだけでお腹いっぱいになる。 ものを書くことに対する衝動を記事にした。 結局、毎日ノートを書くことはできなくて、なんとなくの読書とたっぷりの睡眠だけが残った。 書きたいけど書

          1日1冊の読書について

          「ひとりだから楽しい仕事」ってなんだか素敵

          タイトルで一目ぼれした本、「ひとりだから楽しい仕事」を読み終えました! 著者のクォン・ナミさんは村上春樹、三浦しをん、益田ミリ作品などなんと300冊以上の日本文学を韓国語に翻訳している翻訳家。 収録されているエピソードも翻訳にまつわるものが多く、読書家の人間は惹かれること間違いなし! 特に印象に残ったのは、翻訳作品のタイトル決めについて。翻訳作品を手に取ったとき、「え、なんでこのタイトルになったんだ…!?」という本に(いい意味でも悪い意味でも)遭遇したことがある人は少なく

          「ひとりだから楽しい仕事」ってなんだか素敵

          キャンプ用のコンロが欲しい。

          普段、お金を持っていくところと言えば、スーパーか本屋しかない私なのですが… 今とっても、キャンプ用のコンロが欲しいんです。 というのも最近youtubeの「リロ氏のひとり遊びちゃんねる」にハマっているからなんです…! まずは動画をご覧ください。 すごくないですか!? お酒飲みの人ならわかってくれると思うのですが、出来立てのつまみでいっぱいキメるのって、最高なんだけど、家だとちょっと面倒くさい部分もあるんですよね。 家族もいると食事のほかにつまみ作るのって大変じゃないです

          キャンプ用のコンロが欲しい。

          アルテイシアさんに教わるフェミニズムを、男性と学びたい!

          2月10日に発売されていたアルテイシアさんの新刊「ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法」をようやく読むことができました~! 今回もめちゃくちゃ面白かったです。 ご存じない方に向けて簡単に説明すると、アルテイシアさんとは数多くのフェミニズムエッセイを書かれている作家さんで、その語り口調は、まさに隣で話しかけてくださっているように軽やかで砕けていてとても読みやすい文体なのが特徴です。 「フェミニズム」というと正直嫌な印象や、固かったり、ヒステリックな印象を持っている方

          アルテイシアさんに教わるフェミニズムを、男性と学びたい!

          ねばならない思考に届いた老子の言葉

          突然ですが、「○○しなければならない」という思考に囚われていませんか?理想の自分が強すぎて苦しくなっていませんか? 私はガッチガチに囚われていました。これから紹介したい本のタイトルは「人生に、勝ちも負けもありません」というものなのですが、この本を読むまでゴリゴリに「勝たなきゃ!人の上に立たなきゃ!」と考えていました。 前の記事で、休職からどう復帰するかということについて書きました。 ここで触れていますが、病気になる前の自分に戻ることは、望ましいとは言えません。 なぜなら

          ねばならない思考に届いた老子の言葉

          休職者にはどんな未来がありますか?

          昨日、雷に打たれた。 精神疾患で休職している日々を綴り、誰かの役に立てたら…と思っていた。元気になっていなくても、ただ生きているだけでいいと誰かに伝えられたらと思っていた。 でも、できなかった。 自分自身が毎日生きるのに必死で、しかも、そう状態とうつ状態があるから、自分自身の中でああでもないこうでもないってひっくり返して、痛めつけて。 仕事に復帰して前みたいにバリバリ働きたい。 目標にしている○○さんみたいにやりたい。 皆私生活なんか捨てて働いてる。 残業70時間がな

          休職者にはどんな未来がありますか?

          読まれない文章のススメ

          noteのいいね数が伸びない。 Twitterのいいね数も伸びない。 文章術に興味がある方はその手の本でご存知かもしれないが、文章を読んでもらうには「読者を意識して書く」ことが重要だと言う。 これはシンプルで分かりやすい。 例えば週刊誌やネットニュースなんかは、まさに読まれるためにトンデモ見出しをつけたりしている。 ただ、読者を意識して書くと言うのはとてもレベルが高く、まずは読み手が自分だったら、と思って書いてみましょうと、とある本に書いてあった。 それを実践した結

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