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急げないから気づく豊かさ
新しさに疲れることは,今を生きていれば日常的なことだ。明日も明後日も,新しさはやってくる。できることなら気持ち良く,新しさに,やられたい。とはいえ,少し古いものに触れて,一息つきたくなるのが心情ではないか。
2021年の秋,青森発の2冊の本は,新しい角度を提案してくれてはいたけど,疲れさせるものは一切なかった。今見ると,新しい。そこには過去をフィルターにしながら,未来を想像してしまうワクワクした
熟成酒に感じる急がない答え
部屋を片付けていたら出てきた熟成酒。2000年出荷の真穂人。これがとても美味しかった。今まで何度か味見した時とまた全然違う味。これがお前のやりたかったことか。貴方様の本当の姿なのですね。と,大変勝手な妄想が膨らむような味。熟成酒って日本酒の中で,少しずつ広がってきてるものの,まだまだ知られてないところです。でも,ワインやウイスキーなどの美味しさを知る人なら話は早い。熟成酒の美味しさを知ると,今のこ
もっとみるコロナ禍でのイベント後日
食文化祭,無事終えることができました。なんだか筋肉痛,笑
先日も書きましたが,結果盛況であっても楽に集客できたことなんてなくて。開催が決まったとこからイベントを育てて,そこに興味を持った人が増えていって,無事当日。
これは店の普段の営業も。ありがたいことに混み合うこともありますが,予約で埋まってなんてことは最初の3年くらいで。当日予約で埋まって入れません。なんてことは
料理ってなんだっけ?
僕が店を始めて丸8年。8年前は日本酒の店で海外の料理出してるような店ってあまり無くて,それで色んな国の料理の本を読んだり食べたりして見よう見まねで作ってました。そこから2011年の震災もあり日本中が日本酒が美味しく変わっていた事に気づき,需要が上がり一気に増えた日本酒の店。
日本酒バル特集なるものにうちもよく入れて頂き,ありがたさもありつつ,洋食をそろえた日本酒の店が増え,自分がここにいては良くな