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<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十八回 コスモス畑と鹿島線
今年で17回を数える、与田浦コスモスまつり。
秋を知らせる、のどかなイベントです。
そんなコスモスまつりの初日に行ってきました。
ピンクや白や黄色のコスモスが一面に...
咲いてナーイ!
まだ緑の絨毯でした...
七月の長雨の影響で、種まきの時期が遅れたとか。
なので、今年の見頃は九月末から十月に入ってからだそうです。
満開の頃、また行こうと思います。
それでも、少しだけ咲いていたコスモス。
オレ
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十六回 大粒の宝石
秋の香取市のお楽しみ、さまざまなフルーツが最盛期を迎えています。
いちじくに梨にブルーベリー。
そんななかでも、今とっても人気なブドウ"シャインマスカット"と粒がハートの形をした珍しい品種、"マイハート"を収穫してきました。
大粒の果実がきれいになっていて、一房の重量はかなりあります。
高級品種なのでお値段も良いですが、その価値ありのおいしさ!秋には必ず食べたくなります。
最近の流行
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十五回 重伝建に住む人々
香取市佐原の重要伝統的建造物群は、小野川に沿ってあります。
川沿いに植えられた柳と相まって、江戸の風情が感じられる、とっても趣のあるところ。
そんな小野川沿いを散歩してみると、たまにおもしろいものも見つかります。
灯籠の上に鎮座する置物。
それも点々と、いくつも。
時々新しくなってたり、入れ替わってたり。
格子戸の隣にひょっこり現れる、丸ポスト。
丸ポストとおさるさん。
猫よけのかごの中には金魚。
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十四回 わんぱくな公園
スフィンクスが鎮座する、まるでエジプトなところ。
でも、ピラミッドはありません。
そこにあるのは、ポコポコとしたでっぱりのある築山。
そして、傾斜のきつい大きな滑り台。
なぜかトーテムポールも。
そこは佐原っ子なら誰もが遊んだ、"わんぱく公園"です。
わんぱく公園は、昭和53年、佐原青年会議所と旧佐原市の土地区画整理事業で設立された手づくりの公園です。
あまりに巨大なスフィンクスは、初めて見たらギ
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十三回 稲刈りとイナゴ取り
お盆を過ぎると、香取市は稲刈りのシーズン。
でも、今年は長引く梅雨で稲の色づきも少し遅れているようです。
香取市は水田面積が、なんと千葉県全体の1/10と広大で、生産量は「関東一の米どころ」なんです。
早場米産地として知られていて、生産されている品種は、コシヒカリ、ふさおとめ、ふさこがねなどです。
一面に広がる田んぼの、春は青々とした風景が、今ごろには黄金色になり、ぷっくりした稲穂が垂れてきます。
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十二回 睡蓮と鯉
水郷佐原あやめパークでは、約300種ものはすの品種が栽培されており、日本一を誇ります。
毎年はす祭りが開催され、あやめ祭りのあとに楽しめるのです。
園内の水路には所狭しとはすがひしめいていて、そのなかを舟で進んでいけます。
また、はすの回廊と名付けられた栽培池は、歩きながら間近で大輪の花を楽しめます。
はすは朝早くに花を咲かせるので、はす祭りの時期は朝8時から開園しています。
午前中に見るのがオス
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十一回 利根に花開く水中花火
毎年8月1日に開催されている「水郷おみがわ花火大会」。利根川の川開きの日に合わせて開催されます。
明治より続く歴史と伝統ある花火大会は、旧小見川町の商人たちが、町のますますの発展を祈念して開催したのが始まりです。
利根川の川面を利用した豪快な水中花火 超特大スターマインは、花火大会の目玉であり、見るものの度肝を抜く迫力です。
他ではなかなか見られないこの花火。
水面から半円を描いて炸裂する様子は、
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第十回 竹の灯りが照らす町
佐原の夏の風物詩となった、“竹灯り”。
これまで15年続いている、夕涼みイベントから生まれたものです。
佐原おかみさん会が中心となって、竹灯り演出家や近隣の市町村の方々にも協力していただき、今ではたくさんの人がいらっしゃるイベントになりました。
佐原おかみさん会というのは、佐原のおかみたちが集まり、町を元気にしようと活動する団体。
四季を通して様々なイベントを催し、多くの方に町の良さを知ってもらい
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第九回 京都祇園の流れをくむ
七月の中旬を過ぎても、今年(2020年)の梅雨は明けません。
例年なら、夏休みに突入して、太陽がサンサンと降り注ぐ頃です。
暑ーい香取市の夏の始まりにある祭り、小見川祇園祭も今年(2020年)は雨でした。
例に漏れず、こちらのお祭りも中止に・・・
神事のみが、粛々と行われました。
この小見川祇園祭、1639年より始められたといわれています。
須賀神社の例祭であり、京都八坂神社祗園祭の流れをくむもの
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第八回 佐原囃子で疫病退散
11日の土曜日(2020年7月)。
どこからともなく笛の音が聞こえてきました。
夏祭りは中止になったはず・・・
あーとうとう幻聴が聞こえるようになってしまったか。
まさか祭りが中止になるなんて、そんな日が来るなんて。
いろいろな思いを巡らせていると、小野川の上流から舟芸座が!
幻ではなかった!
お囃子に誘われて、川岸には人が集まってきました。
みんな寂しかったですよね。
本来ならのの字の準備をして
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第七回 祭りとともに生きる町
2020/07/09
例年であるなら、明日から三日間は佐原の大祭 夏祭りが開催される予定でした。
しかしながら今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため山車の曳き廻しは中止となっています。
神事は感染防止に留意して遂行されますが、佐原の町が絢爛豪華な山車で埋め尽くされることはありません。
本来、七月にでもなれば佐原っ子の気もそぞろのはず。
でも今年は、町が静かに感じます。
小野川沿いの柳も剪定
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第六回 川にそびえ立つ鳥居
香取市民であっても、この鳥居のことを知らない人もいるでしょう。
浜鳥居として知られる、"鳥居河岸(津宮浜鳥居)"の存在を。
なんせ、私も初めて近くに行って見てきました。
香取神宮から2.5キロほど離れた場所にあり、御祭神である経津主大神が海(昔は鳥居より先は香取海と呼ばれた)より上陸された場所であると伝えられているここは、かつて参道の始まりでした。
今でも12年に一度の式年神幸祭には、ここから御神
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第五回 大なまずと要石
本日(2020年12月19日)早朝、香取市では強い揺れを感じました。
今のところ被害の様子は伝えられていないので一安心ですが、今後も警戒しなくてはいけません。
このところ、地震が多く感じられますが、それは今も昔も変わらないようで、香取の地域では言い伝えが残っています。
地震が頻発するのは、大なまずが地中に住みつき、荒れ騒いでいるせいだと言われていました。
それを鎮めるため、香取神宮の経津主大神が大
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第四回 星降るまちの風景印
風景印って知ってますか。
正式には、 「風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)」といって、全国各地のいろいろな郵便局で、その土地ならではの消印を押してくれます。
香取市にも六つの風景印を押してくれる郵便局があります。
佐原、香取、小見川、府馬、山倉、そして画像の八都です。
府馬、山倉、八都の三つは山田区の郵便局で、これらには共通した図柄が描かれているんです。
それは、星座のモニュメント
<えになるかとり かとりっぷ> ◆第三回 初代松本幸四郎と高麗屋
歌舞伎役者の十代目松本幸四郎といえば、ドラマにCMに引っ張りだこの俳優です。
その幸四郎、成田屋の屋号の市川家が隣町の成田山に所縁があるように、香取市にとても縁があります。
それは、香取市小見川の善光寺に「初代松本幸四郎の墓」があるのです。
初代松本幸四郎は小見川に生まれ、10歳の時に佐原の小間物屋「高麗屋」に奉公しました。元禄の初め江戸に出て、久松多四郎の門に入り、最初は松本小四郎と名乗りました