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「人の心を動かす○○、あなたも知りたくないですか

もしあなたが今、周囲の人間関係に
恵まれていて、毎日を楽しく過ごしている
のであれば、今日紹介する本は
決して読まないでください。

あなたは、あるいはあなたの周囲にいる
大切な人は今、何か悩みを抱えていますか?

まあ、私もそうですが、人間生きていれば
何かしらの悩みを抱えることはあるでしょう。
さらにうまく対応できず、悩みが深くなり
立ち直れなくなってしまうかもしれません。

しかし一方で悩みをうまく乗り越えて
行ける人がいるのも事実。

一体上記の違いはどこから来るのでしょうか?

気になったあなたはぜひ、今から
私が紹介する本を読むべきです↓

「岡田尊司著・人を動かす対話術」

私のブログでも何度か、
本を紹介している岡田尊司さんの
人を動かす対話術を。

本の内容について

先ほども書いたように、著者の
岡田尊司さんの本は、今日までにも
何度か私のブログで紹介しており、
経歴についても説明しているので、
今日は著者については省略し、
早速本の中身に入っていきます。

まず冒頭で本の中身は著者の経験を元に、
様々な状況で使える心へのアプローチ方法を
7つ紹介する内容になっていると説明され、
本書で解説されているアプローチが↓

  • 対人関係改善

  • 夫婦の問題

  • 親子の課題

  • 人生の決断

  • 依存症

などに有効であると説明されています。

なお、7つ全部を使うものもあれば、
中のいくつかだけが有効な問題も
上記の中にあります(最小で3つ)

つまり悩みの内容にもよりますが、
必ずしも全部覚える必要は
ないという事ですね。

では具体的にどんなアプローチ方法が
解説されているのか、下に書いていきます↓

  • 心を開く、開いてもらう

  • 問題を解決する 

  • 人に動いてもらう

  • 受け止め方を変える


  • 自己否定を克服する

  • 不安定な愛着を持っている人への接し方

  • 行動と環境に働きかける

以上7つのアプローチ方法を、
読むことで学べるのです。

では、紹介されているアプローチ方法を
具体的に説明していきましょう。

1つ目の心を開くアプローチは
相手に色々話してもらった上で、
内容に共感を示し、安心を
与えることで心を開いてもらう方法。

2番目に解説されている問題解決は、
迷路のゴールをまず設定し、辿り着けるように
相手を導く質問を、平常心をもって行うもの。

次の3章で出てきた人を動かすは、
相手の内面にあるやりたい気持ちと
やりたくない気持ちという対立する2つを
認めた上で、時に厳しい言葉をかけつつも
信頼関係を作りながら認め、最終的に
後押しするという手段になります。

折り返し点の4番目は受け止め方を変える。
相手の気持ちに質問で答えつつ、
「○○〜という考え方もありますよ」など、
違った視点もあることをそれとなく伝え、
相手が受け入れてくれるのを待つという手段。

後半部分に入ってきた5つ目は
自己否定を克服するというもの。
今までの人生で起こった経験で、
特に相談を受ける相手の考えを
作っているという部分を掘り起こし、
応援する姿勢を見せること。

6番目の愛着不安は著者が提唱している
愛着障害を抱えている人を対象にしており、
安全基地になっていくというもの。

愛着障害については、過去に紹介した
著者の本でも触れているため、
具体的な中身について知りたい場合は
そちらを参考にしてください。

最後となる7章で解説されているのは、
上記6つが難しい場合に環境や
行動へと目をやり、どうすれば
変化すること、動きたいと
思ってもらえるかを中心に
働きかけていくアプローチ。

上記で述べたようなアプローチ方法が、
具体的なやり方とエピソードを
交えた上でかかれています。

愛着障害部分については、
岡田氏が書いた他の本で、
すでに解説された内容と
かぶっていたのですが、まあ
同じ著者なので仕方ないですね。

私の感想

では実際に読んでみた私の感想ですが、

「確かに行えば人に対して、
有効な働きかけができるかもしれませんが、
実際にできる人が果たして
どれだけ今の社会にいるのだろうか?」

というのものになります。

確かに上記のアプローチを
行ってくれる方が身近に、
少なくとも通える病院にいれば、
悩みを抱えた人の支援は、
一気に楽になると私は思います。

しかし、岡田氏の別本で指摘されていたように、
上記に書かれているようなアプローチが
できる人は医療、支援関係者の中でも
かなり限られており、今の社会で
どれだけの人が受けられるのか?
という点ははっきり言って疑問を持ちます。

いくら治療法としては優れていても、
極1部の限られた人しか受けられないのであれば、
単なる夢物語で終わってしまうでしょう。

私が思う理想的な環境は
「上記のアプローチを行える
カウンセリングAIが生み出される」
という状況だと考えています。

もちろん今すぐには不可能ですし、
AIカウンセリングにも色々と
問題はあると思いますが、以前紹介した
「self」のようにアプリ自体は
すでに存在していますから、
将来的には可能ではないかと思っています。

AIカウンセリングであれば、
ネットワークを使うことで
様々な人がコンビニのように、
365日24時間年中無休で
行える、行ってもらえると
考えられますから。

まあ、実際はメンテナンスなどが
あるので完全には無理でしょうけど……

しかし、アプローチの方法自体を
知っておくのは私生活にも活用できますし、
反対に相手の言葉に乗せられて
いいように操られないためにも
有効だと私は思うので、
読んでおいて損はない本だと私は思います。

特に今現在もしあなたが

  • 人間心理に強い興味がある

  • 周囲の人とどう関わればいいのかが分からない

  • 自分自身の悩みに答えを出したい

と思っているのであれば、
今日紹介した岡田尊司さんの著書
「人を動かす対話術」を
ぜひ読んでおくべきです。

最後に

日常演舞の読書感想文、今日は
「岡田尊司著・人を動かす対話術」を
読んで、中に書かれている
アプローチの詳細と私の感想を書きました。


あなたが私の文章について
「分かりにくい」と感じたのであれば、
コメントで教えていただけると嬉しいです。

明日また会いましょう!!


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