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富士見台トンネルについて
はじめまして、名城大学建築学科佐藤研究室3年の横井悠介です。
今回は12月3日に見学させて頂いたノウサクジュンペイアーキテクツの富士見台トンネルについてお話させていただきます。
3日の午後に国立駅に集合して、能作さんの案内のもと富士見台トンネルに向かいました。
20分ほど歩いたところで、見覚えのあるのれんが目に入ってきました。
2面の大きな開口で囲われた奥行きのある内部空間は、まさにまちに現れ
ゼミでの設計練習課題「光の箱」
こんにちは。名城大学建築学科佐藤研究室学部3年の村上凜貴です。
大学の夏休みである8月から9月にかけて行った光の箱という課題について振り返っていこうと思います。
この光の箱では、10メートル立法にひたすらいい光の落ちる空間を作り出すもので、どのように床や壁、開口を配置することでどう光が落ちてくるのかを考えていきました。
目的として、空間の質、雰囲気、関係性などの空間構成力を養うことです。また、
新建築住宅特集 2020年9月号レビュー
今月は、これからの間取り・キッチン特集。
これから先の住宅のあり方とは何なのか。コロナ禍の現在、都心のオフィス空間の必要性や郊外の働く場所の在り方、地方でテレワークする可能性、ワーケーションなど、職と住宅を取り巻く様々なディスカッションが散見される。
今号の建築実践は、当然ながらもっと前から企画されたものだが、現状に新たな可能性を示唆してくれる多くの建築に勇気付けられる。施主による住宅の意味の拡
新建築住宅特集 2020年8月号レビュー
8月号は庭特集。今月は、「次の未来に向けた庭を介した家造り」という視点からみてみたい。とすると、特徴的な3つの作品が浮かび上がる。
圧巻だったのは、「西口賢建築設計事務所:大地の家」。熱帯地域では植物の成長が極めて早く、だからこそ植物の成長速度と建築の間に、何かしらの関係性があった。一見すると構法的に弱く見えるヴァナキュラーも、実は周辺の植物資源との間の事物連関と資源を利用する人々のスキルにより
「住宅特集」から建築の効果的な構成を考える
はじめまして、名城大学建築学科佐藤布武研究室学部4年 矢吹悠萌と申します。
今回は先日行ったゼミ活動、「雑誌ゼミ」の内容を紹介します。
我々の研究室では例年、雑誌ゼミを行っています。
雑誌ゼミでは、坂本一成氏ら執筆の「建築構成学」の本に倣って住宅特集に掲載されている作品を構成学的に分析を行います。
目的としては、建築作品をただ漠然とみるのではなくその作品を、構成している要素でみることで作品
読書のススメ『集落の教え100』
こんにちは。佐藤研究室 修士1年の原裕貴です。
読書のススメということで、少ないですが、自身の経験を踏まえて、オススメの書籍を紹介しようと思います。
今回紹介するのは
『集落の教え100』著:原広司 刊:彰国社 (1998)
です。
佐藤研究室では、必読書が10冊程度、ジャンルごとの重要な書籍が20冊程度指定されていて、この本は必読書の1冊になっています。
短いフレーズとセンテンス、写
自粛期間中のコンペゼミ
こんにちは!
名城大学建築学科佐藤布武研究室
修士二年の原田佳苗です。
先々週〆切だった学会コンペについて、
コロナと共に歩んだ二ヶ月間を振り返ってみたいと思います。
わたしたちの研究室では学会コンペに参加することが毎年恒例となっています。
ゼミ内の3〜5人でチームをつくり、今年は5チームで参加しました。
その目的は設計力の向上だけでなく、"作り上げること"を通して、アウトプットの精度を高める
研究室のnote はじめます。
名城大学建築学科佐藤布武研究室です。
我々は、その地域の暮らし方、生き方、そんな地域の特徴が最も現れるのが建築だと考えています。当研究室では、そんな「建築文化」を読み解き、その場に適した暮らしのあり方を模索しています。
企画・計画・設計・施工...
これらを一連に考え、研究と実践の垣根なく学を蓄積していく研究室です。そのため、対象としているのは、家具、建築、まち、資源と大小多岐に渡ります。