Noraneko⁠

おいしいものと、ワインと旅が好き。 すこし繊細な息子との日々、書籍編集の仕事のことなど。

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おいしいものと、ワインと旅が好き。 すこし繊細な息子との日々、書籍編集の仕事のことなど。

最近の記事

7歳の子が習い事で得たもの。

息子はいま、習いごとをいくつかしているのだけど、最近改めて思う。 習い事って、やっぱり素晴らしい!!と。 習い事って、なんか少し親のエゴみたいなイメージがあって、実際我が家も最初のスタートはそうだった。 みんなやってる公文や英語系のお勉強ではなく、運動系ばかりになったのは、実は運動のほうが苦手そうだからという理由にすぎない。 こどもの得意を伸ばそうという昨今の風潮にあって、この後ろ向きな理由はどうなのかと思ったけれど、赤ちゃんの頃から何もない場所で頭から転び、犬神家の一

    • こんな日には、「だいじょうぶだよの歌」を歌う。

      大人になったって、わたしはやっぱり新年度が苦手なんだなぁと改めて思う今週。心がざわざわとしていて、なんだか落ち着かない。 息子は2年生に進級して、クラス替えがあった。 保育園から仲良しの子と、一年で仲良くなった子達とは別のクラスになり、息子によれば何より先生がとっても厳しい人になったのだそうで、あまり人としゃべることなく帰宅したという、3日め。 「2年生って、厳しすぎる」と帰るなり言っていた。 昨日からかなりストレスを感じてそうな様子なので、まっすぐ帰宅できるようにしたら

      • 【結論】偏食っ子には一品弁当でよい。

        明日から小学校の新年度がはじまる。ということで、春休みのお弁当生活は一旦ひと区切り。 我が家の偏食ボーイ、色々と食べるものも量も増えたとはいえ、これが弁当となるとそのハードルは途端に高い。 「あんたには人の心ってもんがないんかね!!」と叫びたくなるくらい、容赦なく残してくる。 喉もと過ぎてすっかり忘れてたけど、去年の夏休みに、そういえば一旦心が折れたんである。 いつも半分くらいは生ゴミいき。 ウインナーだけしか食べてこない日も幾度かあった。 そうなればこっちは当然毎回、

        • 一年生の自由帳は、一生の宝物。

          小学校もあと数日で一年生が終わる。 この一年、ほぼ毎日のように息子は家に「おみやげ」を持って帰ってきた。 ドアをあけるとたいてい「今日はすっごいいいものがあるよ!なんでしょう?」と言って、待ちきれないようにランドセルを放り投げ、ガサゴソとなにか出してくる。 最近のブームは肉らしい。 ギャートルズを彷彿とさせるでっかいハリボテの肉。 この肉はある日学童から持ち帰ってきて以来、捨てても捨てても新しいのを何本も量産してくる。 家からランドセルに肉を一本入れて登校することもあ

        7歳の子が習い事で得たもの。

          結婚10年目、夫婦に「病めるとき」がやってきた。

          3月って、なんだかそわそわ、不安で心が落ち着かない季節。もうすぐ子どもは新学年になり、仕事は新しい期がはじまる。 寒さがやわらぎ、春の嵐といわれるような風がふいて、陽射しにもこれまでにない強さを感じると、ああ、今年も春がくるのだと思う。 タイトルにした下の記事は、昨年9月に書いたもの。書いたけれど、これだけは結局公開しなかった。 だけど我が家にも不安な冬を越えて春が訪れ、ふたたび穏やかな日々が戻ってきたのを感じている今、だれかに伝えてみたいと思った。 *********

          結婚10年目、夫婦に「病めるとき」がやってきた。

          7歳の誕生日と、ドレミの歌。

          我が家の、甘えんぼう時々ジャックナイフな息子が7歳になりました。 感慨深い。赤ちゃんの頃から喘息、眠りの浅さ、偏食など次々と心配ばかりしてきたけれど、とりあえず元気で明るく育っている。ちゃんとこんな日が来るとは…。 ありがたや、ありがたや。 五感をめぐる繊細な感性と、やさしい心。 この小さな人が見ている世界は、わたしと同じ場所のはずだけど、違って見える。 あなたはたしかにこんな子どもだったのだよということを、この先もずっと忘れたくなくて ああ、まるで詩のようだと思いながら

          7歳の誕生日と、ドレミの歌。

          6歳のバレンタインデー

          昔からなぜか、お菓子作りというものが特別苦手だった。 ドーナツを作ってばくだん岩ができあがる実力。料理は感覚的にできるし楽しいし、結構好きなのになぁ。お菓子は哀しいほどにダメ。 そんなワケでバレンタインも嫌いだった。 片思いの人にチョコを作ったりあげたりしたこともない。だいたいバレンタインってなんなわけ、とか言いながら、やりすごしてきた人生。 だけど、あれはお正月に新年の壁かけカレンダーを飾ったときのこと。 息子がまず一目散に3月をめくり、14日のところにペンでぐるぐると

          6歳のバレンタインデー

          家じまい。家と、お別れするということ。

          数年前に父方の祖父が亡くなってからずっと無人だった田舎の古い家を、ついにたて壊し、家じまいすることになったと連絡があった。 幼いころは、毎年夏の一週間をここで過ごしていたけれど、最後にこの家を訪れたのは結局いつだったか。もうずいぶん昔のことの気がする。 だだっ広くて、全部の雨戸をくってまわるだけで40分はかかるというその家で祖父は生まれ、長い生涯をとじた。 兄弟がみな出てゆき、子どもたちが出ていったあとも、晩年まで通いのお手伝いさんに来てもらいながらひとりで住んでいたのだ

          家じまい。家と、お別れするということ。

          もうすぐ節分。保育園に、鬼がくるのが嫌だった。

          今年も間もなく節分の日。 「小学校にも、鬼って来る?」 あれは年が明けて早々だったか、息子が心配そうに聞いてきた。 保育園では毎年必ず鬼がクラスにきて、わるい子はいないかと脅かし、豆を投げたら退散していく行事があったから。 「たぶん来ないよ」というと、「あー、よかった。保育園はさいあくだった…」といって、驚くほど鮮明に覚えているらしいそのときのことを話しはじめたのだけど、なんだか、色々と考えさせられてしまった。 去年の節分、息子のクラスは紙袋にクレヨンで鬼の目鼻をかいたり

          もうすぐ節分。保育園に、鬼がくるのが嫌だった。

          子どもと遊ぶ休日は、あと何日あるだろう。

          最近、お友達と遊びの約束をしてくることが、息子の中でブームの兆し。 まだ一年生。子どもどうしの約束なので、今週だか来週だかはっきりしなかったり、待ち合わせ場所もあっちの公園と思いきやそっちの公園だったりと頼りないことも多い。 親としては色々心配ばかりしてしまうけど、約束した日に印をつけたり、正座しておやつをリュックに詰めたりしてる後ろ姿を見ると胸が思わずキュンとなる。 自分で約束なんてまだ早いかなぁとは思いつつ、みんなで遊べたと輝く笑顔で帰ってくるのをみると、一律禁止す

          子どもと遊ぶ休日は、あと何日あるだろう。

          自分が、本当に好きなこと。

          週末は雨だったから、暇をもてあました息子と テレビを見てゴロゴロして、一緒にクッキーを焼き、トンカツを作り、食べてしょうもない言い合いなんかをしていたら終わった。 家にいると退屈するのか飛びついてきたりタックルしたりじゃれついて、エネルギーがありあまってる感じ。 夫が雨がやんだ隙をねらって、近所をとにかく走らせにいった。子犬のようなものだ。 こんなときはゆっくり本でも読んだらと思うのだけど、まだ息子はそんなに本にハマっていない。 ときどき読むけど、読書が楽しい!というほど

          自分が、本当に好きなこと。

          小1男子の筆箱が宇宙。

          先日の「小1が喜んだクリスマスプレゼント」も読んでいただきありがとうございます。このお知らせ通知って、すぐ閉じていつも見れなくなってしまう。 さて、小学校も、新学期がはじまった。今年の息子の目標(わたしが勝手に決めたやつ)は、鉛筆をちゃんと筆箱にしまうこと・・・。 これがそんなに難しいことだとは。 我が子はなぜか、使い終わった鉛筆はランドセルに直に投げこむスタイル。 帰宅後に筆箱をチェックするとまず、すっからかん。 忘れないようにと、筆箱に書いて貼りつけた注意書きは、

          小1男子の筆箱が宇宙。

          今年は、生き方を少しずつ変えてみる。

          このお正月、20年ぶりくらいに高橋歩さんの『FREEDOM』や『LOVE & FREE』を本棚から引っ張り出してきてページをめくってみた。 大学生の頃、大好きだった本。 「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」 「そんなに嫌なら、やめちゃえば?」 「たった一度の有限な人生。やりたくないことやってる暇はない」とか。 放浪しちゃえば?のキャッチは強烈なインパクトだったし、常にはみ出さず進むよう求められ、先が透けて見えてしまうような人生への反発。何者かになりたいのに、自

          今年は、生き方を少しずつ変えてみる。

          小1が喜んだクリスマスプレゼント。

          クリスマスからこの年末にかけては2度来客がありパーティーをして、息子はとっても楽しそうでした。 お昼は毎年作ってるレシピでローストチキンとリガトーニのミートソースグラタン。 あとはカルパッチョとか野菜のオイル蒸しとかいろいろ。 キッズ達には天むすとサンドイッチを。 紙ナプキンを王冠の形に折るのと、デザート作りは息子が担当。 無印のキットで一生懸命ガトーショコラを焼いたら、飾りつけはみんなの前でライブショー的に披露。笑 子どもが作るとそれだけで盛り上がるなぁ、助かるぅ〜

          小1が喜んだクリスマスプレゼント。

          サンタさんに「魔法の杖」を頼んだ息子。

          ついに、一年で一番楽しみな日が近づいてきました。 クリスマス!!! クリスマスって大好き。朝起きて、プレゼントを見つけた子どもの顔を見る瞬間。 それは親にならせてもらった自分が、とてつもない幸せを感じる時でもある。 今年は、特にワクワクが止まらなかった。 なぜならば、息子がサンタさんに「まほうのつえ」をお願いしていたから。 自分の子ども時代を思い出してみると、わたしはとにかく物欲がない子どもだった。 だからサンタさんへのお手紙にはほぼ毎年「特にほしい物がないので、サン

          サンタさんに「魔法の杖」を頼んだ息子。

          胃腸炎で一家全滅した一週間。

          ちょっとかなりお久しぶりというか、ここ最近の廃人生活からやっとのこと生還したのでその記録を……。 インフルやら病気が色々流行ってるけど、皆さんご無事ですか。 我が家は胃腸炎が襲来して2週間近く経ったけど、全員まだ不調の余韻を引きずっている。 息子が生まれてから体調面では一番しんどかったかも。もう、二度とごめんだわ。 2023年は我が家的には結構散々な一年で、仕事上のあれこれとか11月からは息子の習い事発表会なんかもあったしみんな疲れ気味だった。 そんな一年の〆に胃腸炎

          胃腸炎で一家全滅した一週間。