Noraneko⁠

おいしいものと、ワインと旅が好き。 すこし繊細な息子との日々、書籍編集の仕事のことなど。

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おいしいものと、ワインと旅が好き。 すこし繊細な息子との日々、書籍編集の仕事のことなど。

記事一覧

そうじ係をエンジョイするわが子が、ただ尊い。

夕方、帰宅した息子がランドセルをほうり投げるなり言ったのです。 「帰りの会で、あしたゴミを10コひろった人にプレゼントをあげるって言ったから、シュリケンつくるの手…

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5日前
38

はじめての4人家族体験。

我が家は3人家族なのだけど、先日のゴールデンウィークに1日、妹宅の2歳児(男の子)を預からせてもらった。 その前の2日間はみんなで遊んだりしてたから、もうお互いに慣…

Noraneko⁠
12日前
45

7歳の子が習い事で得たもの。

息子はいま、習いごとをいくつかしているのだけど、最近改めて思う。 習い事って、やっぱり素晴らしい!!と。 習い事って、なんか少し親のエゴみたいなイメージがあって…

Noraneko⁠
3週間前
87

こんな日には、「だいじょうぶだよの歌」を歌う。

大人になったって、わたしはやっぱり新年度が苦手なんだなぁと改めて思う今週。心がざわざわとしていて、なんだか落ち着かない。 息子は2年生に進級して、クラス替えがあ…

Noraneko⁠
1か月前
44

【結論】偏食っ子には一品弁当でよい。

明日から小学校の新年度がはじまる。ということで、春休みのお弁当生活は一旦ひと区切り。 我が家の偏食ボーイ、色々と食べるものも量も増えたとはいえ、これが弁当となる…

Noraneko⁠
1か月前
66

一年生の自由帳は、一生の宝物。

小学校もあと数日で一年生が終わる。 この一年、ほぼ毎日のように息子は家に「おみやげ」を持って帰ってきた。 ドアをあけるとたいてい「今日はすっごいいいものがあるよ…

Noraneko⁠
2か月前
225

結婚10年目、夫婦に「病めるとき」がやってきた。

3月って、なんだかそわそわ、不安で心が落ち着かない季節。もうすぐ子どもは新学年になり、仕事は新しい期がはじまる。 寒さがやわらぎ、春の嵐といわれるような風がふい…

Noraneko⁠
2か月前
113

7歳の誕生日と、ドレミの歌。

我が家の、甘えんぼう時々ジャックナイフな息子が7歳になりました。 感慨深い。赤ちゃんの頃から喘息、眠りの浅さ、偏食など次々と心配ばかりしてきたけれど、とりあえず…

Noraneko⁠
2か月前
62

6歳のバレンタインデー

昔からなぜか、お菓子作りというものが特別苦手だった。 ドーナツを作ってばくだん岩ができあがる実力。料理は感覚的にできるし楽しいし、結構好きなのになぁ。お菓子は哀…

Noraneko⁠
3か月前
65

家じまい。家と、お別れするということ。

数年前に父方の祖父が亡くなってからずっと無人だった田舎の古い家を、ついにたて壊し、家じまいすることになったと連絡があった。 幼いころは、毎年夏の一週間をここで過…

Noraneko⁠
3か月前
49

もうすぐ節分。保育園に、鬼がくるのが嫌だった。

今年も間もなく節分の日。 「小学校にも、鬼って来る?」 あれは年が明けて早々だったか、息子が心配そうに聞いてきた。 保育園では毎年必ず鬼がクラスにきて、わるい子は…

Noraneko⁠
3か月前
48

子どもと遊ぶ休日は、あと何日あるだろう。

最近、お友達と遊びの約束をしてくることが、息子の中でブームの兆し。 まだ一年生。子どもどうしの約束なので、今週だか来週だかはっきりしなかったり、待ち合わせ場所も…

Noraneko⁠
3か月前
39

自分が、本当に好きなこと。

週末は雨だったから、暇をもてあました息子と テレビを見てゴロゴロして、一緒にクッキーを焼き、トンカツを作り、食べてしょうもない言い合いなんかをしていたら終わった…

Noraneko⁠
4か月前
43

小1男子の筆箱が宇宙。

先日の「小1が喜んだクリスマスプレゼント」も読んでいただきありがとうございます。このお知らせ通知って、すぐ閉じていつも見れなくなってしまう。 さて、小学校も、新…

Noraneko⁠
4か月前
121

今年は、生き方を少しずつ変えてみる。

このお正月、20年ぶりくらいに高橋歩さんの『FREEDOM』や『LOVE & FREE』を本棚から引っ張り出してきてページをめくってみた。 大学生の頃、大好きだった本。 「夢は逃げ…

Noraneko⁠
4か月前
76

小1が喜んだクリスマスプレゼント。

クリスマスからこの年末にかけては2度来客がありパーティーをして、息子はとっても楽しそうでした。 お昼は毎年作ってるレシピでローストチキンとリガトーニのミートソー…

Noraneko⁠
4か月前
86
そうじ係をエンジョイするわが子が、ただ尊い。

そうじ係をエンジョイするわが子が、ただ尊い。

夕方、帰宅した息子がランドセルをほうり投げるなり言ったのです。

「帰りの会で、あしたゴミを10コひろった人にプレゼントをあげるって言ったから、シュリケンつくるの手伝って!30コはひつようです」

な、なんですか急に?
手裏剣?! って、折り紙?
あげるの?誰が?誰に?

寝耳に水すぎて状況把握に3分ほどかかった。

どうやら息子はクラスで教室をきれいにする
おそうじ係になってるらしいのだけど、

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はじめての4人家族体験。

はじめての4人家族体験。

我が家は3人家族なのだけど、先日のゴールデンウィークに1日、妹宅の2歳児(男の子)を預からせてもらった。

その前の2日間はみんなで遊んだりしてたから、もうお互いに慣れたもの。

昔あげた息子とお揃いの帽子をかぶってきてくれて、誰がどこから見ても兄弟のふたり。我が家にとってはわくわくの4人家族体験である。

「ちょっと今イヤイヤがすごくてすぐ爆発するから、大丈夫かなぁ」
妹は心配していたが、これが

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7歳の子が習い事で得たもの。

7歳の子が習い事で得たもの。

息子はいま、習いごとをいくつかしているのだけど、最近改めて思う。
習い事って、やっぱり素晴らしい!!と。

習い事って、なんか少し親のエゴみたいなイメージがあって、実際我が家も最初のスタートはそうだった。

みんなやってる公文や英語系のお勉強ではなく、運動系ばかりになったのは、実は運動のほうが苦手そうだからという理由にすぎない。

こどもの得意を伸ばそうという昨今の風潮にあって、この後ろ向きな理由

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こんな日には、「だいじょうぶだよの歌」を歌う。

こんな日には、「だいじょうぶだよの歌」を歌う。

大人になったって、わたしはやっぱり新年度が苦手なんだなぁと改めて思う今週。心がざわざわとしていて、なんだか落ち着かない。

息子は2年生に進級して、クラス替えがあった。
保育園から仲良しの子と、一年で仲良くなった子達とは別のクラスになり、息子によれば何より先生がとっても厳しい人になったのだそうで、あまり人としゃべることなく帰宅したという、3日め。

「2年生って、厳しすぎる」と帰るなり言っていた。

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【結論】偏食っ子には一品弁当でよい。

【結論】偏食っ子には一品弁当でよい。

明日から小学校の新年度がはじまる。ということで、春休みのお弁当生活は一旦ひと区切り。

我が家の偏食ボーイ、色々と食べるものも量も増えたとはいえ、これが弁当となるとそのハードルは途端に高い。

「あんたには人の心ってもんがないんかね!!」と叫びたくなるくらい、容赦なく残してくる。
喉もと過ぎてすっかり忘れてたけど、去年の夏休みに、そういえば一旦心が折れたんである。

いつも半分くらいは生ゴミいき。

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一年生の自由帳は、一生の宝物。

一年生の自由帳は、一生の宝物。

小学校もあと数日で一年生が終わる。

この一年、ほぼ毎日のように息子は家に「おみやげ」を持って帰ってきた。

ドアをあけるとたいてい「今日はすっごいいいものがあるよ!なんでしょう?」と言って、待ちきれないようにランドセルを放り投げ、ガサゴソとなにか出してくる。

最近のブームは肉らしい。
ギャートルズを彷彿とさせるでっかいハリボテの肉。

この肉はある日学童から持ち帰ってきて以来、捨てても捨てても

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結婚10年目、夫婦に「病めるとき」がやってきた。

結婚10年目、夫婦に「病めるとき」がやってきた。

3月って、なんだかそわそわ、不安で心が落ち着かない季節。もうすぐ子どもは新学年になり、仕事は新しい期がはじまる。

寒さがやわらぎ、春の嵐といわれるような風がふいて、陽射しにもこれまでにない強さを感じると、ああ、今年も春がくるのだと思う。

タイトルにした下の記事は、昨年9月に書いたもの。書いたけれど、これだけは結局公開しなかった。
だけど我が家にも不安な冬を越えて春が訪れ、ふたたび穏やかな日々が

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7歳の誕生日と、ドレミの歌。

7歳の誕生日と、ドレミの歌。

我が家の、甘えんぼう時々ジャックナイフな息子が7歳になりました。

感慨深い。赤ちゃんの頃から喘息、眠りの浅さ、偏食など次々と心配ばかりしてきたけれど、とりあえず元気で明るく育っている。ちゃんとこんな日が来るとは…。
ありがたや、ありがたや。

五感をめぐる繊細な感性と、やさしい心。
この小さな人が見ている世界は、わたしと同じ場所のはずだけど、違って見える。
あなたはたしかにこんな子どもだったのだ

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6歳のバレンタインデー

6歳のバレンタインデー

昔からなぜか、お菓子作りというものが特別苦手だった。
ドーナツを作ってばくだん岩ができあがる実力。料理は感覚的にできるし楽しいし、結構好きなのになぁ。お菓子は哀しいほどにダメ。

そんなワケでバレンタインも嫌いだった。
片思いの人にチョコを作ったりあげたりしたこともない。だいたいバレンタインってなんなわけ、とか言いながら、やりすごしてきた人生。

だけど、あれはお正月に新年の壁かけカレンダーを飾っ

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家じまい。家と、お別れするということ。

家じまい。家と、お別れするということ。

数年前に父方の祖父が亡くなってからずっと無人だった田舎の古い家を、ついにたて壊し、家じまいすることになったと連絡があった。

幼いころは、毎年夏の一週間をここで過ごしていたけれど、最後にこの家を訪れたのは結局いつだったか。もうずいぶん昔のことの気がする。

だだっ広くて、全部の雨戸をくってまわるだけで40分はかかるというその家で祖父は生まれ、長い生涯をとじた。
兄弟がみな出てゆき、子どもたちが出て

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もうすぐ節分。保育園に、鬼がくるのが嫌だった。

もうすぐ節分。保育園に、鬼がくるのが嫌だった。

今年も間もなく節分の日。
「小学校にも、鬼って来る?」
あれは年が明けて早々だったか、息子が心配そうに聞いてきた。

保育園では毎年必ず鬼がクラスにきて、わるい子はいないかと脅かし、豆を投げたら退散していく行事があったから。
「たぶん来ないよ」というと、「あー、よかった。保育園はさいあくだった…」といって、驚くほど鮮明に覚えているらしいそのときのことを話しはじめたのだけど、なんだか、色々と考えさせ

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子どもと遊ぶ休日は、あと何日あるだろう。

子どもと遊ぶ休日は、あと何日あるだろう。

最近、お友達と遊びの約束をしてくることが、息子の中でブームの兆し。

まだ一年生。子どもどうしの約束なので、今週だか来週だかはっきりしなかったり、待ち合わせ場所もあっちの公園と思いきやそっちの公園だったりと頼りないことも多い。

親としては色々心配ばかりしてしまうけど、約束した日に印をつけたり、正座しておやつをリュックに詰めたりしてる後ろ姿を見ると胸が思わずキュンとなる。

自分で約束なんてまだ早

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自分が、本当に好きなこと。

自分が、本当に好きなこと。

週末は雨だったから、暇をもてあました息子と
テレビを見てゴロゴロして、一緒にクッキーを焼き、トンカツを作り、食べてしょうもない言い合いなんかをしていたら終わった。

家にいると退屈するのか飛びついてきたりタックルしたりじゃれついて、エネルギーがありあまってる感じ。
夫が雨がやんだ隙をねらって、近所をとにかく走らせにいった。子犬のようなものだ。

こんなときはゆっくり本でも読んだらと思うのだけど、ま

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小1男子の筆箱が宇宙。

小1男子の筆箱が宇宙。

先日の「小1が喜んだクリスマスプレゼント」も読んでいただきありがとうございます。このお知らせ通知って、すぐ閉じていつも見れなくなってしまう。

さて、小学校も、新学期がはじまった。今年の息子の目標(わたしが勝手に決めたやつ)は、鉛筆をちゃんと筆箱にしまうこと・・・。

これがそんなに難しいことだとは。

我が子はなぜか、使い終わった鉛筆はランドセルに直に投げこむスタイル。
帰宅後に筆箱をチェックす

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今年は、生き方を少しずつ変えてみる。

今年は、生き方を少しずつ変えてみる。

このお正月、20年ぶりくらいに高橋歩さんの『FREEDOM』や『LOVE & FREE』を本棚から引っ張り出してきてページをめくってみた。

大学生の頃、大好きだった本。

「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」

「そんなに嫌なら、やめちゃえば?」

「たった一度の有限な人生。やりたくないことやってる暇はない」とか。

放浪しちゃえば?のキャッチは強烈なインパクトだったし、常にはみ出さず進む

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小1が喜んだクリスマスプレゼント。

小1が喜んだクリスマスプレゼント。

クリスマスからこの年末にかけては2度来客がありパーティーをして、息子はとっても楽しそうでした。

お昼は毎年作ってるレシピでローストチキンとリガトーニのミートソースグラタン。
あとはカルパッチョとか野菜のオイル蒸しとかいろいろ。

キッズ達には天むすとサンドイッチを。

紙ナプキンを王冠の形に折るのと、デザート作りは息子が担当。
無印のキットで一生懸命ガトーショコラを焼いたら、飾りつけはみんなの前

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