和田のりあき/マジックパパ

「子どもがワクワクする大人になる!」テレビ報道カメラマン→専業主夫→NPO代表→保育園…

和田のりあき/マジックパパ

「子どもがワクワクする大人になる!」テレビ報道カメラマン→専業主夫→NPO代表→保育園園長→マジックパパ。趣味は掃除、特技は手品、宗教はスターウォーズ。

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  • 子どもにモテる魔法! 〜マジックショーの演じ方〜

    マジックにも子育てにも役に立つ!子どもを喜ばせたい全ての大人のためのテキスト。 マジックの場が楽しくなるかどうかはマジシャンの態度で決まります。 これからマジックを始めたい方も、自分のマジックショーをもっと楽しくしたい方も。 子どもにウケるだけじゃなく、子どもと仲良くなって子ども自身の力を引き出す演出法。 子育て施設・地域・ご家庭で、大人と子どもをつなぐ10の原則をお伝えします。 おまけの秘密マジック教室で3つのマジックを動画で学べます。

記事一覧

子育ても映画も後ろからついていくのが好き

子どもの後ろをついて歩くのが好きだ。 どこに行くのかなぁって観察しながら、危なすぎるところだけ気にしながら。 子どもの先回りをしない。 子どもが行きたいところ、や…

令和6年の子育て支援〜平日の検診がたくさんのパパで賑わう時代に〜

隣の茨木市に新しい行政の複合施設ができた。 老若男女が憩える7階建ての施設。 親子で遊べる場所もたっぷり。子育て世帯に嬉しい施設。 6月に実施するパパ講座の打ち合わ…

保守的なファンと革新的な制作者【ゴジラ×コング】

国産ゴジラの『ゴジラ-1.0』とハリウッド版ゴジラの最新作『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が劇場公開中のゴールデンウィーク。 日米ゴジラが同時に劇場公開されるなんて…

映像作家を目指していたことを漫画で思い出す

朝からスーパー銭湯で漫画を読み耽っておりました。 まずは『推しの子』の続き。 次に『映像研には手を出すな』の続きを。 そして『映画大好きポンポさん』を1巻から読…

夫(パパ)のもらったもらってない投稿。
妻(娘)のあげたあげてない投稿。

後者に比べて前者が圧倒的に多い。
このソワソワ感。

そういうとこやぞ。
おじさんの気持ち悪さ。(自分含)

2/14

老害の押し付けかたが不適切 〜JK娘とアラフィフパパ③〜

「家族4人で同じドラマ見てんの久しぶりやな」 「せやな」 「パパは昭和61年に小六やってん」 「ちょうどやな」 「あの時代めっちゃ覚えてるわ。花は昭和の時代見てどう…

いくらAIが進化しても大切な人との心の交流はサボっちゃダメっていう映画

この映画には大人と子どもが出てくる。 子どもに慣れていない大人と、新しく出会った大人に戸惑っている子ども。 2人は新しい関係を模索する。 この映画にはAI搭載のおも…

忙しいという文字は心を亡くすと書くから忙しいという言葉は使わないほうがいいって言いますけど逆だと思うんです

これは古代からの警告なのですよ。 あんまり忙しくしていると心を亡くすから気をつけやっていう。 その警告を忘れないために忙しい時は忙しいって言うべきだ。 そんな感…

原作ものの映像化を楽しんでいる身として

まずは「誰が悪い」とか「業界のこの構造が悪い」とか断言しない。 僕は無責任ないち観客にすぎない。 僕は無責任な観客で、原作モノの映像化が叩かれるたびに、「なんで…

観客が頭空っぽにして楽しめるのは作り手が考え尽くしたおかげである

えらいものを見てしまったので書く。 令和5年から6年は、ジャンルもの映画の一つの到達点だったんじゃないか。 オタク・マニア・ファンが心酔する最新作が生まれた令和5年…

誰がマジシャンを56したか

「マジシャンを56す言葉をご存知ですか?  見えた・わかった・知ってる、の3つです。  ところで、私はまだ4にたくありません」 内輪や知り合いのパーティや忘年会、砕け…

この子達について気づいたたったひとつの重要なこと

がっつりと風邪をひきまして。 普通の風邪で鼻水ドバドバでこんなにティッシュ使用したの久々って感じで。 デスク横のこの子らをぼーっと眺めてたわけです。 でも前々から…

狂ったバランスを取り戻す方法をゴジラ-1.0に学ぶ

ゴジラ-1.0はゴジラが凄い。ゴジラが怖い。 でも人間ドラマがツッコミどころたくさん。終わりが甘すぎる。 というのが世間の感想の多数派のようだ。僕の初見の感想も同様だ…

人情ドラマがヌルいと感じた人のために、公開3日目に気づいたゴジラ-1.0の恐ろしさ

ちょとまて、ゴジラ-1.0って想像以上に恐ろしい映画じゃないか。 初日初回の初鑑賞時は、ゴジラは恐ろしいけれど人間ドラマは甘い映画だと思った。 だけれどもその歪さがい…

ナメていたら噛みつかれた山﨑貴とゴジラ-1.0

昨日の記事で山﨑貴監督は甘いと書いた。 ゴジラ-1.0はゴジラの怖さとドラマの甘さの両方があるのがいいのだと。 ところが、2回目の鑑賞でその評価はひっくり返った。 …

山崎貴が苦手な人にこそ観てほしいゴジラ-1.0

ありがとう。と感謝の言葉をまず述べる。 素晴らしいゴジラ映画を作ってくださって。 そして、国産ゴジラ映画をこんなに個性豊かにしてくださって。 僕は正直なところ、…

子育ても映画も後ろからついていくのが好き

子育ても映画も後ろからついていくのが好き

子どもの後ろをついて歩くのが好きだ。
どこに行くのかなぁって観察しながら、危なすぎるところだけ気にしながら。
子どもの先回りをしない。

子どもが行きたいところ、やりたいことに巻き込まれる。
逆に子どもの先回りをして指示をするのは自分にとってストレスだ。
ただただ翻弄されるのが気持ちいい。

そうすればその時間だけでも色々なことを忘れてスッキリする。
一時期はやったマインドフルネス状態。
そして

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令和6年の子育て支援〜平日の検診がたくさんのパパで賑わう時代に〜

令和6年の子育て支援〜平日の検診がたくさんのパパで賑わう時代に〜

隣の茨木市に新しい行政の複合施設ができた。
老若男女が憩える7階建ての施設。
親子で遊べる場所もたっぷり。子育て世帯に嬉しい施設。

6月に実施するパパ講座の打ち合わせに行った。
平日にも関わらず親子がたくさん。
なぜかと思ったら乳幼児定期検診の日だったらしい。

そしてパパもたくさん。
パパ支援の活動を始めて15年目になる。
最初はパパに「子育て楽しいよ。もっと関わろうよ!」と呼びかけることが多

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保守的なファンと革新的な制作者【ゴジラ×コング】

保守的なファンと革新的な制作者【ゴジラ×コング】

国産ゴジラの『ゴジラ-1.0』とハリウッド版ゴジラの最新作『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が劇場公開中のゴールデンウィーク。
日米ゴジラが同時に劇場公開されるなんて夢のようだ。
と感じるアラフィフのゴジラファンです。

映画館も家族連れで賑わっていて、ティーンもキッズもたくさんゴジラを観ている。
どちらのゴジラも見終わったあとに友達と話すティーン、親と笑顔で話しているキッズたちの風景。
彼らたちに

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映像作家を目指していたことを漫画で思い出す

映像作家を目指していたことを漫画で思い出す

朝からスーパー銭湯で漫画を読み耽っておりました。

まずは『推しの子』の続き。
次に『映像研には手を出すな』の続きを。
そして『映画大好きポンポさん』を1巻から読み直し。

ポンポさんは3巻完結なので短時間で読み直し可能。
3作のストーリー共通点は映像業界のクリエイターの話であること。
どれもクリエイターのエゴが現実(経済)とぶつかることにヒリヒリする。

共通点はもう一つ。全てが映像化され

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夫(パパ)のもらったもらってない投稿。
妻(娘)のあげたあげてない投稿。

後者に比べて前者が圧倒的に多い。
このソワソワ感。

そういうとこやぞ。
おじさんの気持ち悪さ。(自分含)

2/14

老害の押し付けかたが不適切 〜JK娘とアラフィフパパ③〜

老害の押し付けかたが不適切 〜JK娘とアラフィフパパ③〜

「家族4人で同じドラマ見てんの久しぶりやな」
「せやな」
「パパは昭和61年に小六やってん」
「ちょうどやな」
「あの時代めっちゃ覚えてるわ。花は昭和の時代見てどう思うん?」
「どう思うて、おもろいってだけ」
「めちゃくちゃやと思わん?」
「べつに」

「そうなんか。でもな、あのドラマの昭和に怒ってる人いるねん」
「なんで?」
「昭和を美化しすぎっていう人と、あそこまでめちゃくちゃちゃうっていう人

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いくらAIが進化しても大切な人との心の交流はサボっちゃダメっていう映画

いくらAIが進化しても大切な人との心の交流はサボっちゃダメっていう映画

この映画には大人と子どもが出てくる。
子どもに慣れていない大人と、新しく出会った大人に戸惑っている子ども。
2人は新しい関係を模索する。

この映画にはAI搭載のおもちゃが出てくる。
おもちゃは自身で学習して知識を増やしていく。
周りとの「人間関係」が、人間に追いつき、人間よりも上手くなっていく。

子どもには寄り添い、大人とは交渉する。
下手したら人間の大人と子どもよりも巧みなんじゃないってくら

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忙しいという文字は心を亡くすと書くから忙しいという言葉は使わないほうがいいって言いますけど逆だと思うんです

忙しいという文字は心を亡くすと書くから忙しいという言葉は使わないほうがいいって言いますけど逆だと思うんです

これは古代からの警告なのですよ。

あんまり忙しくしていると心を亡くすから気をつけやっていう。

その警告を忘れないために忙しい時は忙しいって言うべきだ。

そんな感じでめっちゃ忙しい時に見た2本の映画を貼っておきます。

どっちもめっちゃ面白いので騙されたと思って見てください。

騙されるから。

あ、うそうそ。

ほんまに期待を遥かに超えて面白かった2本です。

ゴジラとかゴールデンカムイみた

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原作ものの映像化を楽しんでいる身として

原作ものの映像化を楽しんでいる身として

まずは「誰が悪い」とか「業界のこの構造が悪い」とか断言しない。
僕は無責任ないち観客にすぎない。

僕は無責任な観客で、原作モノの映像化が叩かれるたびに、「なんで叩くだろう?」って不思議に思っていた。
映像化作品が自分にとってどれほど気に入らなかったとしても、それは原作とは別物であり、原作自体にはなんの傷もついてないのに、と。

映画ドラゴンボールエボリューションにツッコミどころしかなくっても漫画

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観客が頭空っぽにして楽しめるのは作り手が考え尽くしたおかげである

観客が頭空っぽにして楽しめるのは作り手が考え尽くしたおかげである

えらいものを見てしまったので書く。
令和5年から6年は、ジャンルもの映画の一つの到達点だったんじゃないか。
オタク・マニア・ファンが心酔する最新作が生まれた令和5年から6年。

あれこれ言われながらも愚直に作り続けられたシリーズたち。
うるさがたのオタク・マニア・ファンはこれまでこう言ってきた。
最初のから見ないとわからないよ。

ウルトラマンならマンとセブン、ゴジラなら初代の白黒ゴジラ、ロボット

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誰がマジシャンを56したか

誰がマジシャンを56したか

「マジシャンを56す言葉をご存知ですか?
 見えた・わかった・知ってる、の3つです。
 ところで、私はまだ4にたくありません」

内輪や知り合いのパーティや忘年会、砕けた場でのマジックの導入です。
これを言うことでまずは観客にマジックを見る姿勢をやんわり伝えます。
これには理由がありまして。

パーティや忘年会、お酒が入った場は純粋にマジックを楽しむに最適の場ではありません。
お酒で遠慮がなくなっ

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この子達について気づいたたったひとつの重要なこと

この子達について気づいたたったひとつの重要なこと

がっつりと風邪をひきまして。
普通の風邪で鼻水ドバドバでこんなにティッシュ使用したの久々って感じで。
デスク横のこの子らをぼーっと眺めてたわけです。

でも前々から気になってたことがあって、左の子の襟足。

右の子の黒い襟足の方が格好いい。
でもちょっと待って。

ヘルメットを脱がせてみた。

いや、どっちがキモいんだよ、って話。
人を外観で判定しちゃダメとか、
着飾ればいかようにも誤魔化せるとか

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狂ったバランスを取り戻す方法をゴジラ-1.0に学ぶ

狂ったバランスを取り戻す方法をゴジラ-1.0に学ぶ

ゴジラ-1.0はゴジラが凄い。ゴジラが怖い。
でも人間ドラマがツッコミどころたくさん。終わりが甘すぎる。
というのが世間の感想の多数派のようだ。僕の初見の感想も同様だった。

それが2度目の鑑賞で前回の記事の感想に変わった。
ゴジラが怖い。ドラマも怖い。
なんてこった!ただただ怖い映画になってしまった。

これでは劇中の浩一のようにPTSDが発症する。フラッシュバックで夜しか眠れなくなった。

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人情ドラマがヌルいと感じた人のために、公開3日目に気づいたゴジラ-1.0の恐ろしさ

人情ドラマがヌルいと感じた人のために、公開3日目に気づいたゴジラ-1.0の恐ろしさ

ちょとまて、ゴジラ-1.0って想像以上に恐ろしい映画じゃないか。
初日初回の初鑑賞時は、ゴジラは恐ろしいけれど人間ドラマは甘い映画だと思った。
だけれどもその歪さがいいんだとも書いた。

めっちゃヌルいハッピーエンドだと思った。
海中に沈むゴジラ細胞の復活はお約束で、それが人間ドラマのハッピーエンドに傷をつけることはない。
ところが、2度目の鑑賞でラストシーンの典子の首に蠢く黒いシミに気づいた。

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ナメていたら噛みつかれた山﨑貴とゴジラ-1.0

ナメていたら噛みつかれた山﨑貴とゴジラ-1.0

昨日の記事で山﨑貴監督は甘いと書いた。
ゴジラ-1.0はゴジラの怖さとドラマの甘さの両方があるのがいいのだと。
ところが、2回目の鑑賞でその評価はひっくり返った。

僕はクリエイターは基本的にリスペクトするべきだと考えている。
「誰かが貧乏くじ引かなくっちゃならないんだよ!」
予告編にも使われたゴジラ-1.0内の台詞だ。

ゴジラに立ち向かうことも、人気シリーズの続編を作ることも貧乏くじを引く

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山崎貴が苦手な人にこそ観てほしいゴジラ-1.0

山崎貴が苦手な人にこそ観てほしいゴジラ-1.0

ありがとう。と感謝の言葉をまず述べる。
素晴らしいゴジラ映画を作ってくださって。
そして、国産ゴジラ映画をこんなに個性豊かにしてくださって。

僕は正直なところ、監督が山崎貴さんだということで不安も大きかった。
不安要素は山崎貴演出の特徴にある。僕が特に強く感じる特徴を3つだけ挙げる。
演技の過剰さ、芝居っぽい台詞回し、ストーリーの甘ったるさ。

これらの要素をここではまとめて「甘さ」と書かせ

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