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機械工学系エンジニア。書くことは主に趣味のことになる予定。色々なコンテンツに触れて考えることが好き。#ゲーム#読書#映画#観劇

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  • 舞台・ミュージカルの観劇記録と感想

    趣味の観劇に関する記録や感想記事

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    デジタルカードゲームのMARVEL SNAPに関連する記事のまとめ

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宝塚歌劇の楽しみ方

6年ほど前に母に付き合って初めて宝塚歌劇の公演を見てから、母→妻→自分の順で沼にズブズブと沈んでいき、今では夫婦で立派なヅカオタとなった。6年観てきて気づいたのは、宝塚というのは非常に多面的な楽しみ方ができる世界だなということ。ここでは宝塚歌劇を楽しむ切り口を、自分なりに整理しながら書いてみたい。多面的であるがゆえに、ハマる流れも人それぞれとは思うけれど、宝塚の世界に触れて楽しみを拡げていくような流れをイメージして書いてみる。 公演を観る宝塚歌劇の世界の入り口にして、一番基

    • 『十二人の怒れる男』と『ウーマン・トーキング 私たちの選択』~議論する映画の名作~

      ここ最近映画を配信で観ることが多いのだけど、その中にちょっと変わった議論する映画の名作が2本あり、この2作が色々な意味で好対照なところが面白いと感じたので感想記事を書いてみる。2作はタイトルの通りで『十二人の怒れる男』と『ウーマン・トーキング 私たちの選択』。2024年3月現在どちらもAmazon Prime Videoで視聴可能。本当にいい時代になったものだ。 この2作品どちらも非常に良い作品なので、1度見て欲しいのだけど、2作に共通するのが議論する映画であるという点。ど

      • 映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』感想

        昨日観た映画『ダム・マネー ウォール街を狙え!』がなかなかの佳作だったので感想を残しておこう。ネタバレ有なので読まれる方は注意 どんな映画?この映画の基本プロットは、投資ファンドが空売りによってゲームストップという街のゲーム屋さんを食い物にして儲けようとしているのに対して、庶民が中心の個人投資家が結束して立ち向かい金持ちに一泡吹かせるというもの。金融用語なども出てくるがそのあたりはサラッと流しても、スカっとするエンタメ作品として楽しめる。 タイトル通りマネーゲームの映画な

        • 2023年観劇まとめ~その他公演編~

          2023年も終わりが近づいてきたので、今年の観劇記録を残しておきたい。メインフィールドは宝塚歌劇であるが、OG出演公演を中心に宝塚以外の公演もそれなりに見ているので、それらについてもまとめておく。 『ドリームガールズ』主催:梅田芸術劇場/ぴあ 観劇回数:2回 元雪組トップスター望海風斗をはじめ、歌えるキャストが集まっており、高レベルなパフォーマンスが楽しめる作品だった。 アメリカのショービジネス界でガールズグループがスターとして成功していく中で、夢とビジネスの間の葛藤で

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        • 舞台・ミュージカルの観劇記録と感想
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          2023年観劇まとめ~宝塚小劇場公演編~

          2023年も終わりが近づいてきたので、今年の観劇記録を残しておきたい。次は、宝塚歌劇のバウホールおよび外部の小劇場公演編。 『夢現(ゆめうつつ)の先に』公演:宙組 主演:鷹翔 千空 観劇回数:0回 宙組のバウホール公演。101期生のバウホール主演が続く。作・演出の生駒先生は新星で、作品もちょっと尖ったもので興味はあったのだけど、配信も含めて観られず。 ※年内にスカイステージの放送があったので観ることができた。 現実と夢という2つの世界。夢の世界はつらい現実の世界の逃避先

          2023年観劇まとめ~宝塚小劇場公演編~

          2023年観劇まとめ~宝塚本公演編~

          2023年も終わりが近づいてきたので、今年も観劇記録を残しておきたい。まずは、メインフィールドの宝塚歌劇の本公演から。関東在住ということで、東京宝塚劇場で今年上演された作品をまとめておく。宝塚歌劇公式チャンネルの各作品の初日舞台映像リンクをつけるので、興味のある方はぜひ見てみて欲しい。 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』/『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』公演:星組 主演:礼 真琴、舞空 瞳 観劇回数:3回 お芝居の方は、ジョージアを舞台とした小説「斜陽の国の

          2023年観劇まとめ~宝塚本公演編~

          #推し短歌@宝塚歌劇

          推し短歌企画向けに宝塚歌劇を題にいくつか作ってみたので投稿してみたい。先日、悲しい出来事があり、ファンの一人として心を痛めているが、明るい未来を願って。 黒燕尾 フゥと一息掛け声に 大階段に描く躍動 黒燕尾服での群舞は宝塚の見所の1つ。トップスターを中心に大階段を整然と降り、トップスターの独特の掛け声を合図にダイナミックに躍動する。大階段を使うことで表現が立体的となり、まるでキャンパスに絵を描くよう。 いつか来る 別れの不安振り払い 今日の輝き胸に留めん 宝塚歌劇では

          #推し短歌@宝塚歌劇

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい4 ~大劇場作品感想編~

          宝塚歌劇団の推しの演出家「小柳奈穂子」先生を語る最終回の4回目の記事は、前回に引き続き小柳先生の代表的な作品や私の好きな作品、逆に個人的には組やスター、作品と小柳演出が上手くかみ合っていないと感じた作品も含めて、作品をピックアップして分析や感想を綴っていきたい。今回は大劇場作品編。作品のネタバレも含んでしまうのでそこは注意でお願いします。 はいからさんが通るオススメ度:★★★★★ キャスティング:★★★★★ 原作活用:★★★★★ ドタバタ:★★★★☆ 漫画・アニメ演出:★★

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい4 ~大劇場作品感想編~

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい3 ~小劇場作品感想編~

          宝塚歌劇団の推しの演出家「小柳奈穂子」先生を語る3回目の記事は、小柳先生の代表的な作品や私の好きな作品、逆に個人的には組やスター、作品と小柳演出が上手くかみ合っていないと感じた作品も含めて、作品をピックアップして分析や感想を綴っていきたい。本当は3回で終わる予定だったのだけど、長くなってしまったので、まずは小劇場作品からやってみたい。作品のネタバレも含んでしまうのでそこは注意でお願いします。 何か指標があった方がいいと思ったので、以下のように前回分析した小柳作品の特徴と個人的

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい3 ~小劇場作品感想編~

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい2 ~特徴考察編~

           宝塚歌劇団の推しの演出家「小柳奈穂子」先生を語る2回目の記事は、小柳先生の作品の特徴をもう少し掘り下げて考察していく。今回は4つの切り口で作品の特徴を考察する。 組子を活かす作品作り 小柳作品の特徴の1つは組子を活かす作品作り。宝塚が他の舞台と大きく違うのは役者の数が圧倒的に多いということだ。70~80人規模の組子にどう見せ場を作り、同時に作品として成立させるか。これが宝塚座付の脚本・演出家の腕の見せ所であり、小柳先生はこれが非常に上手いと感じる。そのときの組の体制に合わ

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい2 ~特徴考察編~

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい1 ~定量分析編~

          宝塚ファン歴も長くなってきた。長く宝塚ファンを続けていると、贔屓なものが増えてくる。贔屓の組、贔屓のスター、そして多くの作品を観劇していると脚本・演出家の贔屓というのもできてくる。私にとっての贔屓の演出家は「小柳奈穂子」先生だ。小柳先生の作品は私の好みに非常にあっていて、組やスターの魅力を引き出してくれると感じている。今回は小柳先生の作品の魅力について語ってみたい。書きたいことがかなりあって長くなりそうなので、3回に分けてまとめていく。1回目は、これまでに制作してきた作品の数

          宝塚歌劇団の演出家「小柳奈穂子」先生を語りたい1 ~定量分析編~

          転職で得たものと失ったもの

          人生における大きな選択を振り返ってみる。進学、就職、結婚など選択を求められる場面は人並みにあったけれども、不思議と選択を誤ったと思うことはなかった。運が良かったのか、ポジティブ思考によるものかはわからない。たぶん両方だろう。 そんな数々の選択の中で、明確に自分の人生を変えたと思うものが1つある。転職だ。就職と転職は似ているようで全然違う。就職は学校を卒業するなど、人生のしかるべき時期がきたら半ば強いられる、言わば受動的な選択だ。一方、解雇など特殊な場合を除いて、転職は多くの

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          MARVEL SNAPカード考察「レギオン」

          久しぶりに考察しがいのあるカードが出たので、書いてみよう。MARVEL SNAPの個別カード考察「レギオン」編。カード効果が派手で、勝敗に大きな影響を与えられるカードで、デッキ構築のやりがいがある。 レギオンの基本性能コスト:5 パワー:8 能力:公開時 他の各ロケーションをこのロケーションで置き換える。 5コストカードの標準パワーは9(無能力カード基準)なので、レギオンのパワーはやや控えめ。5コスト帯はデビルダイナソーやアイアンマンなどロケーションへの10パワー以上の貢

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          MARVEL SNAPのいまとこれから

          コンクエストモードの登場など、最近色々と動きもあったので、久しぶりにMARVEL SNAPの現状分析記事を書いてみたい。 ユーザ層ごとの遊び方ランクマッチのシステムが大きく変わったことと、コンクエストモードの登場でユーザ層ごとの遊び方もだいぶ変わったのではないかと思う。 ランクマッチ ランクマッチは、インフィニティランク(最高ランク)到達が非常に容易になった。 1ランク上げるのに必要なキューブが10から7に少なくなった インフィニティランク到達者と未到達者の間でマッ

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          ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』感想~軽妙な人生と愛の賛歌~

          https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2023/deathtakesaholiday/index.html ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』を観劇した。大好きな月組による海外ミュージカル作品ということで非常に楽しみにしていたが、期待を裏切らない作品だった。感想や考察など書いていくがネタバレを含むので読まれる方は注意をお願いします。 作品の概要とテーマまずは宝塚歌劇公式HPの作品解説を引用する。 第一次世界大戦やスペ

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          2023年GWコンテンツ記録(9/9)

          GWを有意義に過ごすために、 映画を1本鑑賞 ゲームを1作プレイ 本を1冊読む 舞台(ミュージカル)作品を1作鑑賞 を毎日行うことに決めた。せっかくなので、自分用の日記として、一口感想を添えて記録を残す。もちろん、毎日映画館や劇場に行くのは難しいので、映画や舞台は自宅で映像で観るのも含むし、ゲームや本は1日で終えるのは難しいので、クリアや読了には拘らない。 映画:勝手にしやがれゴダール作品。カタルシスやスペクタクルといったわかりやすい映画のおもしろさとはある意味対

          2023年GWコンテンツ記録(9/9)