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自身で創作した詩をまとめています。
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記事一覧

『』 【詩】

『』 【詩】

続く、遠いあの煙を
血の選択の時から見ている

様々な体と
様々な脳味噌の
有象無象が
その時々の優先を気にして
儚くも盛大に、一律を成していく

そうしてはみ出たワタクシは
どういたしましょうか

聞こえたはずの海の音を
分かり得たはずの風の質感を
来なかった未来に預けた意識を
あるはずの地球に浮かべて
光の矢に射抜かれることを
心から待っていたのだ

時間のミルフィーユを波のように行き来する

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『いつものこと』 【詩】

『いつものこと』 【詩】

朝がいつも同じだから
いつもの自分になるのは容易
風は私を舐めまわして遠くへ吹き抜けた

視線を横切るのは
義憤に満ちた影法師

歩く速度を保ちながら
生きた人間のふりをする

教室に入ると
机に反射した朝日が目を刺す
視界が光に浸される

室内に充満する憎悪が色彩を奪ってゆく
雨の音が強くなる

階段を撫でるように垂れる雫をしばらく見ていた
腕を食った虫を殺した
静かに血が垂れる
ああ

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『空虚な再現』 【詩】

『空虚な再現』 【詩】

 再現してみよう

 あれからというもの
 滑りゆく心の底の、もっと奥で
 どうしたって掴みようのないあの人の歴史のように
 怪しい光沢をちらつかせて
 悲しみの蛇が、脱皮のため、蠢いている

 再現してみよう

 僕は見ているつもりだったけれど
 真実、見せつけられているのだ
 首を固定されて、瞼を切除されて
 荒療治を受けている
  

 「あなたの隣で寝ていると苦しいわ、夢で何度も絞殺された

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