「ギャンブル依存」が簡単にわかる4つの質問
▼「依存」は「否認の病」ということを何度も書いてきたが、これからも機会があれば何度も書こうと思う。
▼2019年6月5日付の日本経済新聞夕刊に、ギャンブル依存が簡単にわかる4つの質問が載っていた。金子冴月記者。
■Limitless
ギャンブルをするときには予算や時間の制限を決めない、決めても守れない
■Once again
ギャンブルに勝ったときに「次のギャンブルに使おう」と考える
■Secret
ギャンブルをしたことを誰かに隠す
■Take money back
ギャンブルに負けたときにすぐに取り返したいと思う
▼上の4つの質問の、英語の頭文字をとって「LOST」。〈直近1年間のギャンブル経験にあてはめて、2つ以上に該当したらギャンブル依存症の可能性が高い〉という。
このLOSTは、「ギャンブル依存症問題を考える会」などが開発したそうだ。
▼「否認の病」についても記事に書かれていた。
〈家族など身近な人が指摘しても、当事者は「自分はいつでも引き返せる。ギャンブル依存症ではない」などと認めず、「否認の病」と呼ばれる。家族も薬物やアルコール依存と異なり、気づくのが遅れることが少なくない。〉
Limitless、Once again、Secret、Take money back の4つは、よく考えられていて、知恵が詰まっている。
読者のなかでも、パチンコ屋が大好きな人は、もしくは家族や親友にパチンコ屋大好き人間がいる場合、この4つの質問を使ってみることをオススメする。
ただのパチンコ好きか、「治療が必要」な病気なのか、判断材料になるし、対話のきっかけになると思う。
(2019年6月8日)
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