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Amazonニューヨーク転職から一ヶ月を振り返ってみた

Polymathはニューヨークとロサンゼルスを拠点とする、理系専門留学コンサルティングファームです。アドバイザーは米国の第一線で働くGAFAM・外資投資銀行エンジニア、現役CS大学院生で構成されおり、エッセイ添削、出願、合格まで一丸となってバックアップ致します。元々は家族・友人・同僚向けにアドバイスをしていましたが、「もっと留学生や海外で活躍する仲間を増やしたい!」という想いからPolymathを始めることにしました。

初出社ドキドキ!

こんにちはPolymathイトクです。私は高校を卒業と同時に神奈川の実家を飛び出し、アメリカにやってきました。そこから18年目。コロンビア大学院、ITベンチャー、ブルームバーグ、JPモルガンを経て、ご縁もありAmazonニュヨークに転職をすることになりました。そして、今日でAmazonに入社して丁度一ヶ月が経ったので、振り返り感じたことを書いていこうと思います。

Onboarding

オンボーディングは元々”on-board”、つまり「船に乗船する」という語源が由来になっています。 船に乗った人を目的地まで運ぶという意味から、企業が入社した社員を一人前として働くことができる人材になれるプロセスを指す用語として使われます。

このオンボーディングのプロセスは企業によって様々で、何も整理されておらず一向にパソコンにログインさえ出来ない企業から、横に座るチームのメンバーの顔色を伺いながら色々なツールの設定を進めていかないといけない企業まで様々です。Amazonのオンボーディングは過去に私が経験したことも無いくらいキッチリと整理されていてスムーズに行われ、さすがGAFAMと初日から驚かされました。まずオンボーディング専用のアプリケーションが存在し、週単位でやることリスト、合う人リスト、プロジェクトリストが全てまとめてあるのでここ先三ヶ月のやるべきことがパッと分かりました。ディレクターに「このアプリケーション素晴らしい、こんなスムーズなオンボーディング経験したこと無い!」と伝えると「俺のチームが作ったアプリケーションなんだから当然さ。ハッハッハ。」と言って笑っていました。

新入社員研修

一通りの事務作業や設定を終えると、リモートで新入社員研修が始まりました。その研修も会社全体で整合性が取られていて、

  • Amazon全社の研修

  • 所属部署ごとの研修

  • サイエンティスト研修

  • ソフトウェアエンジニア研修

というように一通りの事が体系的に学べるよう良く考えられていました。普通は「サイエンティスト研修」か「ソフトウェアエンジニア研修」どちらかなのですが、私の職種はモデルの構築からデプロイまで担当するため両方をアサインされました。

私が所属する部署の研修で「私達の目標はこの地球上で一番先進的で科学的な人事部を作ることである」と聞いた時はハッとしました。しかし日を追うごとに、それがただのスローガンでなく、本当にその目標に向かって社員が邁進していることを体感することが出来ました。会議中にビジネス側の人がマシーンラーニングの細かい部分について質問するのを何度も目にし、なんだか凄い会社に入ったもんだと自社ながら感心しました。

部署を超えたコミュニティ

部署を超えたサイエンティスト、エンジニア同士のコミュニティも活発で横のつながりを積極的に作るようにオンボーディングが工夫されていました。例えば「ジャーナルクラブ」と呼ばれる論文を交代で発表するコミュニティを通じて人脈を広げる機会や、他のサイエンティストとマッチングしてコーヒーを飲むような機会もありました。

超一流の上司とチームメイト

仕事をする上で一番大切なのは上司とチームメイトだと考えているのですが、その両方の点で恵まれたのは本当に幸運でした。周りは全員超一流大学の博士。上司もインド工科大学(日本で言う東大でしょうか?)から南カルフォルニア大学の博士課程を修了といったピカピカの経歴です。

そんな中、文系からほぼ独学でここまで来た私は完全に異色の存在です。 そして、そんな優秀なチームメイトが積極的にワイワイとディスカッションを交わしプロジェクトを進めているのを見て、この転職は成功だったなと感じました。私の職種はPhdが求められるポジションだと入社してから研修中に知りました笑 アカデミックな経験が無い分、実務経験で培った経験を武器にチームに貢献していこうと強く思いました。

転職で家族の生活まで変わった

さらに、収入が変わり、働き方が変わり、家族の生活まで変わりました。


朝の散歩の風景。マンハッタンが川沿いに見えます。


前職JPモルガンでは出社3日・リモート2日のハイブリッドでした。しかし最近はゴールドマンサックスが全社員出社を義務付けたりと堅い流れの金融業界とは異なり、テック業界はリラックスしてる印象です。Amazonは完全に在宅勤務です。出社したい人はご自由にというスタンスなので、朝は息子と公園に行き、家族で朝ごはんを食べた後に保育園に息子を送り届けて、仕事が終わって迎えに行き、また一緒に公園に行くといった事が出来るようになりました。

さらに勤務時間も自由なので、会議にさえ出席すれば好きな時に仕事をすることが出来ます。上司は小さい赤ちゃんがいるため15時くらいで仕事を切り上げ、子供が寝てからまた仕事をするといった働き方をしています。

まとめ

Amazonは会社内でも勢いが凄まじく、入社してまもなく長年愛用するルンバを買収したと社内ニュースが流れ驚きました。そんな勢いのある会社は雰囲気も良く、チームメイトにも恵まれ、こうして一ヶ月を振り返ってみても大成功の転職だったと思います。昔は自分がニューヨークのGAFAMで働く姿など想像も出来ませんでした。挑戦を繰り返していたら、なんだか遠い所まで来てしまったなと不思議にすら感じることがあります。

挑戦すると失敗もしますが、挑戦をしなければ成功することはありません。私も今回の転職活動で沢山失敗をしました。計22社落とされました。友達に笑われたりもしました。しかし何度落とされてもたった1つ内定を取れれば良いのです。諦めず続けていたら一番良い内定を勝ち取る事が出来ました。

みなさんも是非海外で挑戦してみてください!私の様に未経験でも文系でも大丈夫です。私達Polymathは海外に挑戦をするエンジニア、サイエンティスト、医師を全力で応援致します。AIに興味がある方、コンピューターサイエンスを学びたい方、アメリカでGAFAMに入りたい方、メディカルレジデンシーを目指す方は是非こちらからご連絡を下さい。まずは無料相談を行っていますので一緒に戦略を立てましょう。最新の情報を集め、戦略的に準備をすれば未経験でも大丈夫です。世界に羽ばたく日本人が増えますように!

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