ぽせいどん

ぽせいどん

マガジン

  • 2023オフシーズン7部作

  • 補強振り返り

    2015〜2018年の再建期を振り返ってます。

記事一覧

固定された記事

藤浪を笑う人たちへ

藤浪の覚醒?最初に 藤浪についてのnoteを1度は書いてみようと思ったものの書けてなかったので成績が良化したこのタイミングで自分の時間も取れたので書いていきたいと思…

ぽせいどん
10か月前
358

藤浪晋太郎、現在地

苦しむ藤浪すでに皆様ご存知の方が多いかもしれませんが今季の藤浪晋太郎はマイナーでの調整を強いられるなど本調子でないのが現状です。しかし、自分自身で調べるうちに…

39

ロス・ストリップリングと技巧派のプリンス

破格の待遇デスボールで話題が先行するストリップリングについて少しマクロに書きます、もちろんデスボールについても少しは触れます。 まず、獲得した経緯についてですが…

ぽせいどん
3週間前
26

ランス・リンと不死鳥のフォーシーム

ランス・リンなぜか最近TLで見かけるランス・リンについて2022年のフォーシームに着目して調べました。2023年突如悪化した理由については今回のnoteでは対象外とします。ご…

ぽせいどん
1か月前
35

上沢直之と炎のスプリット

上沢投手の特徴ずっとOAK上沢を熱望していて色々調べていたので、備忘録を含めてnoteにします。まず上沢投手の特徴から考えます。 ①低球速ながらホップする4シーム 上…

ぽせいどん
2か月前
29

ジェリー・ブラウンとコロシアムの囚人

なぜオークランドは移転計画に失敗したのかオークランドファンとして最近の移転情報にも疎かったので過去にどういった形で移転計画が進行し、なぜ失敗したのかについてジョ…

ぽせいどん
3か月前
18

ショーン・ニューカムと秘密のカーブボール

ニューカムに飛躍の兆し補強が一向にやってこないのと、色々課題出し終わったので自軍にいる注目している選手を紹介しようと思います。 元々トッププロスペクトだったニュ…

ぽせいどん
3か月前
25

ジェシー・ハーンと不屈の意思

ジェシー・ハーン復帰1月18日の朝、ロサンゼルス・ドジャースとジェシー・ハーンとマイナー契約を結んだとの報道がTrade Rumorsより出ました。 2016年にアスレチックスの…

ぽせいどん
3か月前
12

112敗とザック・ニールの1勝

50勝112敗 今シーズンOAK が1番輝いたのはリバースボイコットや、ザック・ゲロフの台頭、エステウリー・ルイーズの盗塁などが思い浮かびますが、そのような明るい話題を…

ぽせいどん
4か月前
19

ノイジー論之概略

これまでのノイジーOAKから阪神に来て日本シリーズ優勝に大きく貢献したノイジーのこれからについて1ファンとして前向きな考察をしていきます。 ノイジーは2022年の冬に阪…

ぽせいどん
5か月前
38

2015オフ OAK投手補強振り返り〜即戦力編〜

概観  前回振り返った2014年は即戦力としての投手補強はなかったですが2015年はソニーグレイというエースを擁していたものの、2番手以降の若手SPが伸び悩みERAはリーグ…

ぽせいどん
5か月前
17

2023オフOAK 補強予想【SP編】

予想というよりも1ファンとしての願望を多少なりとも反映させることに重きを置いたのでその点ご了承ください。まずはノンテンダーでめぼしい選手が出てこないであろうSP編…

ぽせいどん
6か月前
18

【ラグビー】憧れの選手が殿堂入りした話

George Smith自分が部活をやってきた時に憧れていた選手がついに殿堂入りを果たしW杯後に表彰されるということなので折角なのでnoteで紹介したいと思います。 ジョージス…

ぽせいどん
6か月前
5

あの人は今

Trevor Rosenthal正直な話、最近までトレバー・ローゼンタールにあまりいいイメージはありませんでした。しかし先日OAKファンの方がローゼンタールの契約支払いがようやく…

ぽせいどん
7か月前
31

成長著しいJoey Estes

ジョーイ・エステスとは?エステスが贔屓にきて以降ずっと彼には注目していますが、思ったより順調のペースでMLBにたどり着けそうなのでnoteにします。エステスは2019年に1…

ぽせいどん
8か月前
16

忘れ去られた「フライ系投手」

はじめにフライボール革命が起きる前のMLBではゴロ系、フライ系という言葉がよく用いられていましが、革命が起きたことやスタットキャストにより打球速度に注目がいくよう…

ぽせいどん
8か月前
17
藤浪を笑う人たちへ

藤浪を笑う人たちへ

藤浪の覚醒?最初に

藤浪についてのnoteを1度は書いてみようと思ったものの書けてなかったので成績が良化したこのタイミングで自分の時間も取れたので書いていきたいと思います。今シーズンで見ると、藤浪の防御率は9.35と決して褒められた数字ではありません。しかし、リリーフ転向、そしてフォームに変更を加えた5月27日以降は、防御率3.30と脅威的な改善を見せています。参考ではありますが各期間で区切って

もっとみる
藤浪晋太郎、現在地

藤浪晋太郎、現在地


苦しむ藤浪すでに皆様ご存知の方が多いかもしれませんが今季の藤浪晋太郎はマイナーでの調整を強いられるなど本調子でないのが現状です。しかし、自分自身で調べるうちに全てが全て悲観するような内容ではないことに気づいたのでnoteにします。
本noteは前提としてマイナーのデータを扱うため
MLBの計測値と比べて球のホップ量が低く出る傾向がある
ことに留意して読んでいただけると幸いです。

藤浪のポジ要素

もっとみる
ロス・ストリップリングと技巧派のプリンス

ロス・ストリップリングと技巧派のプリンス

破格の待遇デスボールで話題が先行するストリップリングについて少しマクロに書きます、もちろんデスボールについても少しは触れます。

まず、獲得した経緯についてですが破格の待遇と言って過言はないでしょう。

OAKはストリップリングを獲得するため年棒の多くを負担したほか、プロスペクトまで放出しました。ストリップリングに対してOAKが支払っている9.25Mはチーム1位で、期待度の高さが伺えます。
そこで

もっとみる
ランス・リンと不死鳥のフォーシーム

ランス・リンと不死鳥のフォーシーム

ランス・リンなぜか最近TLで見かけるランス・リンについて2022年のフォーシームに着目して調べました。2023年突如悪化した理由については今回のnoteでは対象外とします。ご容赦ください。

リンの速球はなぜ打てないのか①なぜか高いリンの速球のクオリティ

リンはキャリアを通して速球を多投する傾向を持っています。

しかし、リンの速球のクオリティは一見するとそこまで質の高い球種には見えません。まず

もっとみる
上沢直之と炎のスプリット

上沢直之と炎のスプリット


上沢投手の特徴ずっとOAK上沢を熱望していて色々調べていたので、備忘録を含めてnoteにします。まず上沢投手の特徴から考えます。

①低球速ながらホップする4シーム

上沢投手が最も注目を集めているのは4シームの特異な球質にあります。速球の球速は90.8マイルとMLBではかなり遅い部類にありますが、19IVB(どれだけホップしたかを表す指標)はブレイク・スネルと同程度のレベルです。この4シームは

もっとみる
ジェリー・ブラウンとコロシアムの囚人

ジェリー・ブラウンとコロシアムの囚人

なぜオークランドは移転計画に失敗したのかオークランドファンとして最近の移転情報にも疎かったので過去にどういった形で移転計画が進行し、なぜ失敗したのかについてジョンフィッシャー登場以前の情報を少しまとめることにしました。

アスレチックス、オークランドに移転 (1960年代)話は1960年代に遡ります。当時も観客数不足に苦しんでいたカンザスシティ・アスレチックスのオーナーチャーリー・O・フィンリーは

もっとみる
ショーン・ニューカムと秘密のカーブボール

ショーン・ニューカムと秘密のカーブボール

ニューカムに飛躍の兆し補強が一向にやってこないのと、色々課題出し終わったので自軍にいる注目している選手を紹介しようと思います。
元々トッププロスペクトだったニューカムは昨年の8月に外野・内野で活躍していたトレトン・ブルックスとのトレードでジャイアンツからアスレチックスに移籍しました。皆様ご存じの通り投壊気味だったOAKのブルペンを15回で防御率3.00と無難な成績で一時期支えましたが、膝の故障で9

もっとみる
ジェシー・ハーンと不屈の意思

ジェシー・ハーンと不屈の意思

ジェシー・ハーン復帰1月18日の朝、ロサンゼルス・ドジャースとジェシー・ハーンとマイナー契約を結んだとの報道がTrade Rumorsより出ました。

2016年にアスレチックスのファンになった際にすぐに好きな選手になったうちの1人なので、折角なので少しでも知ってくれる人がいると嬉しいなと思ったのでnoteにします。

故障に悩まされ続けてきたハーン

ハーンは2014年末にデレク・ノリスとのトレ

もっとみる
112敗とザック・ニールの1勝

112敗とザック・ニールの1勝

50勝112敗

今シーズンOAK が1番輝いたのはリバースボイコットや、ザック・ゲロフの台頭、エステウリー・ルイーズの盗塁などが思い浮かびますが、そのような明るい話題を打ち消すほどにも序盤の投壊、ラスベガスの移転、そして見出しの112敗と暗い話題が多かったのが事実です。チームとして正直MLBレベルでないと感じることも多々ありました。しかし年末になってもう一度振り返ってみるとそんな中でもチームを支

もっとみる
ノイジー論之概略

ノイジー論之概略

これまでのノイジーOAKから阪神に来て日本シリーズ優勝に大きく貢献したノイジーのこれからについて1ファンとして前向きな考察をしていきます。
ノイジーは2022年の冬に阪神への入団が決定しました。

上記の記事ではノイジーのコンタクト力と広角に飛ばせる力を岡田監督が高く評価して「つなぎの3番」として獲得を決定したという経緯が書かれています。
確かに2022年のノイジーはヒットを打つという意識がとても

もっとみる
2015オフ OAK投手補強振り返り〜即戦力編〜

2015オフ OAK投手補強振り返り〜即戦力編〜

概観

 前回振り返った2014年は即戦力としての投手補強はなかったですが2015年はソニーグレイというエースを擁していたものの、2番手以降の若手SPが伸び悩みERAはリーグ最下位と低迷しました。
 以下の記事でオフの最初にデービッド・フォーストGMが「可能な限り多くの先発投手が必要だということで我々の場合2015年ほど良い例はないだろう」と語っている通り即戦力SPの補充は急務でした。
 またブル

もっとみる
2023オフOAK 補強予想【SP編】

2023オフOAK 補強予想【SP編】

予想というよりも1ファンとしての願望を多少なりとも反映させることに重きを置いたのでその点ご了承ください。まずはノンテンダーでめぼしい選手が出てこないであろうSP編から始めます。

補強ポイントと最近の傾向まず現状のOAKの先発陣を見ていきます。
◎‥先発ほぼ内定状態
○‥他選手と比べて一歩リード
△‥ローテ候補の一角

2023シーズンでは期待できる若手の台頭も見られたものの、ローテ確定と言えるの

もっとみる
【ラグビー】憧れの選手が殿堂入りした話

【ラグビー】憧れの選手が殿堂入りした話

George Smith自分が部活をやってきた時に憧れていた選手がついに殿堂入りを果たしW杯後に表彰されるということなので折角なのでnoteで紹介したいと思います。

ジョージスミスの略歴ジョージ・スミスがどんな略歴をたどってきたのかについては詳しく書くととても長くなるので、簡単な経歴をここには書きます。

スミスは1980年にシドニーで生まれ、18歳でシニアチームデビューを果たすと当時スーパーラ

もっとみる
あの人は今

あの人は今

Trevor Rosenthal正直な話、最近までトレバー・ローゼンタールにあまりいいイメージはありませんでした。しかし先日OAKファンの方がローゼンタールの契約支払いがようやく今年終わったと呟いており、調べてみると見方が大きく変わったのでnoteにします。

これまでのローゼンタール①STL時代

ローゼンタールは、ドラフト21巡目(639位)でSTLに指名されMLB入りしました。当初はカルロス

もっとみる
成長著しいJoey Estes

成長著しいJoey Estes

ジョーイ・エステスとは?エステスが贔屓にきて以降ずっと彼には注目していますが、思ったより順調のペースでMLBにたどり着けそうなのでnoteにします。エステスは2019年に16巡目(全体487位)にアトランタ・ブレーブスに指名され、2021年オフにマット・オルソンの対価としてオークランド・アスレチックスに移籍しました。当初は対価の中では最も注目度が低く2022年前半はA +で苦戦するも、後半に調子を

もっとみる
忘れ去られた「フライ系投手」

忘れ去られた「フライ系投手」

はじめにフライボール革命が起きる前のMLBではゴロ系、フライ系という言葉がよく用いられていましが、革命が起きたことやスタットキャストにより打球速度に注目がいくようになり、フライ系という言葉はほぼ絶滅に近くなっています。そこで今回はかつてフライ系と呼ばれていた選手がどのように打者を打ち取っているのかを検証します。

上がりすぎた打球への着目フライボール革命によってとにかく打球を上げるべきという事が昨

もっとみる