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夢叶うのは風が砂を運ぶように。鳥取滞在の出来事。


6/20~6/21の日記。島根を離れた私は、次の目的地である鳥取県へ向かっていた。滞在初日は米子駅からバスで山奥に向かった先にある、南部町。そして2日目は念願だった鳥取砂丘へ。今いる山陰は、とても静かで落ち着いた地域。バスの本数は数ないけれど、周囲にある里山たちがリラックスしたムードにさせてくれる。日が沈めば、小川周辺でホタルも鑑賞できる。撮影がとっても難しかったけれど、黄緑色の光を放つホタルを間近で見ることもできた。

数少ないホタルを発見。。!


南部町へ訪れた一番の理由は、古民家を改装したゲストハウス「てま里」に一泊するため。木の温もりを感じられる宿。それだけでなく、小さなカフェがあったり、旅人・地域住民の方々が集いあっては交流できるスペース・シェアキッチンもある。そこで運営メンバーをされている、かなこさん、もりちゃん、そしてゲストハウス内で行われている英会話教室に通う子どもたちと出会った。かなこさんは"ゲストハウスで、英会話教室の先生をする"という長年の夢を実現された方。ちょうど英会話教室のレッスンを終えた子どもたちが習いたての英会話表現を使って、スペシャルゲストな旅人の私に突撃インタビュー!! 一生懸命英語で質問してくれた子どもたちが、本当にかわいくて仕方がなかったっけ。終わりにはみんなで  #虹色スマイル  として記念写真もパシャリ。はじめて行く土地で、こうした一期一会の温かい交流は本当に本当に貴重。もしかしたら一度限りかもしれないから。今このタイミングで、出会ってくれてありがとう。縁してくれてありがとう。



突撃英語インタビューに答えている様子
てま里
てま里の、中庭。



はじめて訪れた砂の世界、鳥取砂丘へ


温かい時間を過ごした翌日の朝9時ごろから、4時間ほど時間をかけて鈍行列車で鳥取砂丘へと向かう。はじめは薄暗い天気も、砂丘に到着した頃にはとっても晴れやかな状態に。「果たして、どんな世界が待っているのだろう。。?」というワクワク感は、遥か期待を上回る圧倒的絶景。。。!!辺り一面に広がる砂の世界に言葉を失ってしまうほど感動。。。!


ズボズボと砂上を歩いていく感覚は、小さな頃に遊んだ砂場よりも少し深め。よくよく周囲を見てみれば、砂丘環境に適応した植物たちが呼吸をしていて、小さな鳥が凄く頑張って飛ぶ練習をしていた。砂の色も場所によって違っていて、淡い色から濃い色のカフェラテカラー。吹いている風によって、波のような模様が砂に反映されていた。それが、とても美しくて美しくて。足を踏み入れてしまうのが、勿体無いほどだった。砂丘には"馬の背"と呼ばれる、山のような大きな砂丘があって。それを乗り越えた先には、群青色をした日本海が目の前に広がる。砂丘越しから見た海の水平線には、日常でよく見る浜辺とは違う印象。「実際に訪れてみることで、はじめて知ることが沢山あるなぁ」と、改めて感じた。


カフェラテみたいな、グラデーション
登りきった後に見える、日本海
風と砂が舞うことで生まれる自然のテクスチャ
環境に適応した植物も呼吸。
砂丘から見る、日本海は不思議な魅力
辺り一面、砂世界に心奪われた
日本じゃないみたい


長年の夢を叶えた友人の話


大感動の鳥取砂丘を満喫し終えた後は、再び鳥取駅へ。朝の9時台からずっとバスや電車で移動していたけれど、今度は夜に岡山駅まで乗り換え2回の、約3時間コース。ありがたいことに、岡山に向かって出発する直前。大学時代の友人であった、めっしーが鳥取駅まで会いに駆けつけてくれた。卒業以来の再会で、会話ができたのも30分足らずしかなかったのだけど。。それでも、大学時代当時からずっと夢に描いていた臨床心理士の資格に合格して、充実した毎日を過ごしている近況報告を聞けたことが、何よりも嬉しかった。その試験は、本当に難しいものらしく。4年連続で不合格、それでも諦めずに5年目で晴れて合格を勝ち取ったとのこと。。。!「自分には、この道しかなかったから」と、諦めそうになるところを乗り越えた、めっしーが本当に輝いて見えた。お互いに進みたい方向へ着実に進んでいる報告をし終えた私たち。別れを告げ、次の目的地である岡山県へ向かう列車に乗った。車窓からは日本の美しさを感じる、優しい黄昏時。とっても穏やかな気持ちで、鳥取県を後にした。



岡山行きの車窓から
美しい鳥取の景色
優しい鳥取。


夢追う砂と、夢叶える風。新作『Fulfill your dreams』


鳥取で交流させていただいた方が、長年ずっと思い描いていた夢を実現されて、毎日幸せを感じていることが共通点だった。そして、その夢を叶えていく過程では、サポートしてくれていた家族や友人がいたことも同じだった。私自身のことを振り返ってみても、今すでにいろんな目標や夢が達成できているのは、その時々で応援・サポートしてくださった方のお陰様で成り立っていた。ずーっと前の、大学生頃の私は何か結果を出したときに過信していた自分もいたと思う。だけど、社会人になって、独立して、いろんな経験をさせて頂く中で、「一人だけの力で達成できることなんて、ほとんどない。一人だけの力は限界がある。。!」と身を持って痛感した。

特に、目標や夢が大きければ大きいほど、絶対に絶対に一人だけの力では実現できない。。夢が叶うのは、どんなときも誰かのサポートがあって初めて達成できる。現在進行形の、この全国一周する旅路だってそう。ついこないだ九州一周できたのも、それぞれの県で縁してくださった方がいて、車でアテンドしてくださるご厚意もあったから良い作品も産み出すことができた。オンライン上でも「頑張ってね」「いつも応援しているよ」といった温かなエールがあったから、雑草のように生まれてくる不安や恐怖心も乗り越えることもできた。本当に本当に、応援してくださった方のお陰様。

鳥取砂丘に立ち寄ったときのこと。綺麗な曲線を描く、砂のグラデーションに見惚れてしまって、暫く砂を眺めていた。そうしたら、勢いよく吹いていた風によって、砂がサラサラと前の方へ流れていった。砂そのものは自らの力で動けないし、前に進みたくても進めないと思う。でも、風の力があれば、どこまでも進んでいけるよね。その様子が、夢を追っている人に対して、いろんな人が隠に陽にサポートして、結果的に大きな夢も達成する関係性のように感じたのだ。夢追う砂は、夢叶える風によって、見えなかった景色も見えるようになっていく。感動ものだった砂丘の光景と、鳥取で感じた心情をもとに新作『Fulfill your dreams』が完成。応援やサポートされたことの感謝を忘れずに、縁する人の望んでいる夢が叶うことを願って。




今回の日記はここまで。次回は岡山滞在日記。いつも最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。。!

プリちゃん


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