久住四季@小説家
小説家・久住四季の推理小説(ミステリ)の書き方を、プロット編、登場人物編などの各パートに分けて紹介、解説しています。「小説ってどうやって書けばいいの?」という方はぜひ参考にしてみてください。
はじめまして、久住四季(くずみしき)と申します。 『トリックスターズ』(電撃文庫)でデビュー後、主にミステリを書く作家として商業で活動しています。 ・各見出し…
――拷問は至高の刑罰だ。 (プロローグより) こんにちは、久住四季です。 新刊『異常心理犯罪捜査官・氷膳…
――人間の顔の皮をうまく剥ぐにはコツがいる。それがわかってきたのは、大体三人目を殺した辺りからだった。 (プ…
――阿良谷静(あらや・しずか)。 この名前を知らない人間は警察にはいないだろう。それぐらいの有名人だ。 ただし、いい意味ではなく悪い意味で、だけれど。 こ…
というわけで、『推理小説の作り方(ちょっとだけ)わかります』というタイトルで続けてきたエントリーも、これで一段落となります。長々とお付き合いいただいて、本当に…
こんにちは、久住四季(くずみしき)です。 今回は、これまでに僕が読んで参考にしたことのある、ミステリの書き方に関するハウツー本を紹介します。 これまでの記…
こんにちは、久住四季です。 今回は文章についての話をします。これまでの記事がまだの方や、おさらいしたい方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章では敬称略と…
こんにちは、久住四季です。 今回は小説の登場人物の作り方を紹介します。これまでの記事がまだの方や、おさらいしたい方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章で…
こんにちは、久住四季です。 今回は小説のプロットの作り方を紹介します。前回の記事がまだの方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章では敬称略とさせていだきま…
はじめまして、久住四季(くずみしき)です。 『トリックスターズ』(電撃文庫)でデビュー後、主にミステリを書く作家として商業で活動しています。 今回は、僕が普…
2019年1月11日 22:22
はじめまして、久住四季(くずみしき)と申します。『トリックスターズ』(電撃文庫)でデビュー後、主にミステリを書く作家として商業で活動しています。・各見出しごとに上が最新で、下に行くほど過去のお仕事になります。・小説のリンク先はAmazonの各商品ページです(「Amazon.co.jpアソシエイト」を利用しています)。・ISBNなどの書籍情報は、書店での注文時にお役立てください。【小
2021年12月18日 11:15
――拷問は至高の刑罰だ。 (プロローグより) こんにちは、久住四季です。 新刊『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』(メディアワークス文庫)が12/22より全国で順次発売となります。 『奥多摩町皮剥ぎ殺人事件』から半年。 ついに本庁捜査一課に異動となった氷膳莉花(ひぜんりか)は、念願叶って仙波和馬(せんばかずま)警部補が率
2021年6月25日 13:23
――人間の顔の皮をうまく剥ぐにはコツがいる。それがわかってきたのは、大体三人目を殺した辺りからだった。 (プロローグより) こんにちは、久住四季(くずみしき)です。 新刊『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 剝皮の獣』(メディアワークス文庫)が6/25より全国で順次発売となりました。 『江東区女性連続臓器欠損殺人事件』から一年。 違法捜
2020年10月23日 21:34
――阿良谷静(あらや・しずか)。 この名前を知らない人間は警察にはいないだろう。それぐらいの有名人だ。 ただし、いい意味ではなく悪い意味で、だけれど。 こんにちは、久住四季(くずみしき)です。 新刊『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき』(メディアワークス文庫)が10/24より全国で順次発売となりました。 東京都江東区を中心に、二十代から三十代の女性を標的にした連続殺人事
2019年2月13日 22:05
というわけで、『推理小説の作り方(ちょっとだけ)わかります』というタイトルで続けてきたエントリーも、これで一段落となります。長々とお付き合いいただいて、本当にありがとうございました。 以下、3点ほど補足を挙げます。目次1. 自分なりのやり方を見つける2. 出発点は何でもOK3. セオリーを破るその日まで1. 自分なりのやり方を見つける 繰り返しになりますが、そもそも書きたい小説
2019年2月13日 22:03
こんにちは、久住四季(くずみしき)です。 今回は、これまでに僕が読んで参考にしたことのある、ミステリの書き方に関するハウツー本を紹介します。 これまでの記事で紹介してきたやり方のいくつかは、以下の本から学んだものです。 なお、以下の文章では敬称略とさせていだきます。なにとぞご了承ください。目次1. 『ミステリーの書き方』(幻冬舎文庫)2. 『SAVE THE CATの法則 本
2019年2月7日 22:13
こんにちは、久住四季です。 今回は文章についての話をします。これまでの記事がまだの方や、おさらいしたい方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章では敬称略とさせていだきます。なにとぞご了承ください。目次1. まずタイトルを決める2. スタンダードな日本語で過不足なく3. 「演出」に気を遣う4. しっかり推敲する5. 焦らず、恐れず1. まずタイトルを決める さて、登場人物
2019年1月13日 12:59
こんにちは、久住四季です。 今回は小説の登場人物の作り方を紹介します。これまでの記事がまだの方や、おさらいしたい方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章では敬称略とさせていだきます。なにとぞご了承ください。 目次 1. 「AだけどB」というギャップ 2. 無くて七癖 3. 名は体を表す 4. 「キャラかぶり」をさせない 5. 登場人物に興味を持つ 6. 最後に「行動」で語
2019年1月8日 22:03
こんにちは、久住四季です。 今回は小説のプロットの作り方を紹介します。前回の記事がまだの方はこちらからどうぞ。 なお、以下の文章では敬称略とさせていだきます。なにとぞご了承ください。 目次 1. 基本は起承転結 2. 「つかみ」を用意する 3. 謎は「フェア」に解決する 4. 具体的なページ割り 5. イメージは「自由な山登り」1. 基本は起承転結 プロットとはご存知の
2019年1月5日 22:50
はじめまして、久住四季(くずみしき)です。『トリックスターズ』(電撃文庫)でデビュー後、主にミステリを書く作家として商業で活動しています。 今回は、僕が普段どんなふうに小説を書いているのか、その具体的なやり方を紹介したいと思います。 が、その前に。そもそも僕がどうしてこんなことを書き始めたのかというと。 おかげさまで僕は先日、『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』(メディアワークス文