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鳥かごの鍵

33
彼氏がいるのに、7歳下のイケメンに恋してしまう。 揺れる気持ちと罪悪感との闘い。 鳥かごとは? 鍵とは? ドキドキしながら最後まで読んで下さい。
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#愛

鳥かごの鍵 33 (終)

鳥かごの鍵 33 (終)

私は月から目が離せない。

心臓が止まりそうだった、
いや一回止まったのかもしれない。

月にそっくりな人だった、
夢の中の月は21歳だった、
目の前にいる月は30歳を超えている。

あれは夢で今は現実!

頭が混乱している、
そして月も驚いた顔をして私を見ている。

「星なの?」

そう言って月は私を抱きしめた。

「やっと会えた。」

月は私にキスをした。

私は恥ずかしくて顔が真っ赤になった

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鳥かごの鍵 12

鳥かごの鍵 12

えっ??
イケメン店員くん?
確か今日のお昼、
イケメン店員くんもロコモコ丼買ってたよね…
まさかね…

うそでしょ?

こんなことあるの?

私は狭い部屋の中をぐるぐる歩き回った。

あっ!返信しないと!

「今流行ってるよね、おいしそう!」

こんな短い文を打つのがやっとだった。

「おいしかったよ!
明日は休みで、友達と朝から釣りに行くから、
今日はもう寝るね、おやすみ。」

「そーなんだ、

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鳥かごの鍵 10

鳥かごの鍵 10

いつも通り7時40分に起きると、
「月」からおはようとメールが来ていた。

「おはよう。」

私も短いメールを送った。

些細な幸せ。

私は朝からにやにやして支度をはじめた。

今日はいい天気、1日がんばろう。

私はインコに餌をあげて家を出た。

病院に着くと、
なつが今日のお昼これにしよう!とスマホを見せて来た。

それは今流行っている「ロコモコ丼」の移動販売が、
今日のお昼の近くに来るとい

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鳥かごの鍵 2

鳥かごの鍵 2

私達はカフェで知り合った、
いつも行くお気に入りのカフェにいつも一人で来ていたのが彼だった。

お互いいつも居る人だなと思っていながら声をかけることは無かった。

そんなある日、カフェから出ると急に大雨になり、
私が困っていると、
彼が「良かったら駅までご一緒にどうですか?」と傘に入れてくれた、
それがきっかけで私達は付き合うことになった。

あれからもう2年か…

ボーとしていると時計はもう8時

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鳥かごの鍵 1

鳥かごの鍵 1

いつもより早く目が覚めた。
時計を見るとまだ7時だった。

今日も新しい1日が始まる。

フッと窓の方を見ると、
カーテン越しの外が少し暗い。

今日は曇り空みたいだ。
曇りの日は朝から憂鬱。

私の住んでいるアパートの隣の大きな白い家の男の子がまた母親に、
「早く学校に行きなさい」と怒られているのが聞こえる。

今日は9時に家を出れば仕事に間に合う。
出勤まで2時間もあるとダラダラしてしまうので

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