ヒロ海

演劇 まだ学生

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資質

 「君には資質があるよ」 そんなのを言われたの野球をしていた時以来。月曜3限の授業終わり、何となく先生に先週は静岡に行ったことを話すと、急にあなたは表方の人間だと思うよと言われた。学校では裏方の勉強をしているし、自分自身の将来も何となくそっちかななんて思ってたけど、急にそんなことを言われるのには驚いた。課題が立て込んでいる今週1週間、付箋にToDoリスト書いて壁に貼る、どんどん壁が付箋に侵食されていく。スケジュールを見ると珍しく7月までびっしりと埋まっている。どことなく嬉しい

    • 公園観劇

       GWは静岡へ、存在だけは知っていたけど金銭的に全然行けてなかった演劇祭へ。初めての静岡、大学に静岡出身の人がいるけどなかなか静岡のイメージが浮かばない。富士山とさわやか。  数日前から開幕した演劇祭の情報をXで見てワクワクしている。適当に予定を組んで前日に新幹線のチケットを取った。  初日は野外での音楽劇、初めての音楽劇。こんなにも大規模な野外劇場は初めてだし、虫が照明に群がっているのにしばしば目がいく。観客席に一方的に知っている役者さんや演出家さん、ミーハーなので勝手に

      • 昨日まで考えていたこと

         GW何日目か。春休みに無くした曜日感覚がようやく戻ってきたのにここ数日でまた喪失。ゴミの日、ジャンプ発売、プロ野球のお休みなんかでギリギリ曜日感覚を保ってる。明日からは静岡、楽しみ。5月の一大イベント、だけど相変わらず準備は全くしていない。ようやくさっき会場を調べてとりあえずお昼に静岡駅に着いていればいいなとか思ってる、大丈夫かしら。  人に会わなかったりずっと布団に包まっているとさっきまで大変な問題だったものが何もかもなくなったような感じがする。睡眠時間に罪悪感がなくな

        • 何を考えてるの?

          学校が始まってから目もまだ起き切らない脳が夢から離れた瞬間に義務教育初年度から積上げてきた遅刻をしてはいけないという反射で起きるようになった。それが、休みの日まで。 久しぶりに用意した休暇の日、の午前5時34分珍しく彼女以外の人からLINEが来てる。アイコンだけじゃ誰か分からなくて開いてみると「今何考えてる?」 未だに起き切らない脳みそに違う音声で読み上げてみてもなかなか理解できない。怒られてる?何に対して?なんでこんな朝に?オールしたの?それとも夢で何かみたの?既読を付

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        • 順番
          6本
        • 経つ年
          15本
        • 世も末歳もすえ
          16本
        • 僕らの初舞台
          19本
        • セミのぬけがら
          5本
        • 26本

        記事

          大人になるということ

           いつの日か一緒にご飯を食べに行った後輩たちから聞いた話、「大人になるのはいつから」教科書では諦めがついた時からと書いていたらしく、大方みんなの意見もそのタイミングということになったらしいと、スシローのデザートを食べながら聞いた。その時からいつになるんだろうと、そもそも自分はもう大人になったのかなどと時々考えてみたりする。  子供に戻りたいな〜って思うようになったらもうそれは大人になってるってことじゃない?だから高校生の時に中学校は楽しかったな〜ってなるし、大学では高校楽し

          大人になるということ

          慣れんじゃないよ

          いつかの夢の中で全然知らないレジ打ちのおばさんに言われた言葉「慣れんじゃないよ」 普通に学校が始まってしばらく。大阪の友人からも大学のことがニュースになっていると連絡を受けた。情けない気持ちとどうにかしないといけないのに何もできない自分の無力さに何度も気付く。「まぁこの業界じゃよくあることだからね」もはや誰から聞いたかも思い出せないくらい聞いた。この話題になるとこの業界の人だから仕方ない、そういう世界で生きてきた人だから、と仕方ないから諦めるしかないでしょ、むしろあの人が

          慣れんじゃないよ

          週末

           学校が始まってようやく生活にリズムがついた新学期初めての週末、四連勤の最終日。足も頭もいっぱいいっぱいのワンオペ2時間。休憩時間に見たストーリーで友人が観たかった芝居を観に行ってるのを知る。焦らない焦らない、自分はいま、これから観たい作品、行きたい場所へ行くための資金を稼いでいると自分に言い聞かせる、焦らない焦らない。  明日からまた月曜日、まだ課題に手を付けてない、帰って身体を休めたいけど絶対早起きなんてできないから家に帰っても身体が落ちないように寝ないように。  ようや

          準備

           何事もなかったかのように始まった新学期水曜日、まだ春休み気分で曜日感覚が分からない。春休みは休みらしい休みもなくずっと何かしたりどこかへ行ってたので予定のない時間をどう過ごすか分からなくなっている。  学食は新入生で座る席もないので友だちとスガキヤへ行くけどそこも大忙しで早く食べないといけないような気がする。一年前は意気揚々と毎週末にスーパーへ行って自炊をしていたけど今はそんな気すら起きずに外食、もしくはレンジフル活用の夕飯。  去年の5月に団体をを立ち上げた。演劇がした

          お花見は毎回大雨

          お花見は毎回大雨

          思い出用

           4月早々岐阜で公演を行いました。初めての土地、公演1週間前に出会った人たちとのクリエイション。そっちの文化なのか、みんな呼び名みたいなものがあるらしく、結局本名が分かったのは一人だけでした。自分にはなかった部分の経験できなかった高校演劇を経験したような感じでした。稽古場の雰囲気や、独特な女の子同士の関係性、自他に対する決めつけで成り立つような関係性、誰かが決めたわけじゃないけどなんとなくで決まったようなその場での役割を演じながら過ごす1週間。  今回は初めて演出だけのクリ

          相談相手

          東京、公演期間、演出助手なので当日制作的なこと以外は特にすることがない。とりあえず色んな人を見て、話しかけて指示されたことをして。公演中は演助同士で話をする。これから演劇のこと、自分のことも含めて。 公演も終了し退館後、高校の顧問に会いに行った。池袋で待ち合わせ、カフェに行こうかと誘われたけど、池袋駅で迷子。結局迎えに来てもらい、特に行く場所もないので駅周辺を歩きながら自分の団体のこと、自分自身のこれからのことについて話した。 対話ができる人がいない、相談できる人がいな

          相談相手

          話し相手

          鏡もろくに見ない一人暮らしをしているとついつい自分の髪が伸びていることに気付かない。公演が近づいたり姉に言われない限りあまり髪を切ることがないのだが、折角の機会だと思い地元で髪を切った。 いつもとは違うホットペッパーで予約した阪急近くの商店街にある。昼間から多くの人がひしめき合っている道を歩いて昨日よりかなり寒くなったなと感じる。 金髪ショートカットで耳には沢山のピアスが付いている女性。人と話すのは苦手じゃないけど、初めての人とはどうしても他人行儀になってしまうので久し

          話し相手

          大切な場所

          久しぶりの通学路。いつも遅刻ギリギリなので先生にバレないように近道していた。駅前のマンションは完成したんだ、まだこのガソスタあるんだ。相変わらずガタガタ名古屋コンクリートと今にも崩れそうな歩道橋。近くの公園には夕日で人影になっている子どもたちが遊んでいる、騒いでるのに聞こえない。 学校が近くなると知り合いに会わないかと緊張する、会った人によって反応を変えないといけないので心の位置をどこに置こうかと悩む。もう疲れてる。何しにまたここに来たんだろうと思う度に歩幅が短くなる。それ

          大切な場所

          デジタルネイティブなはずなのにSNSの使い方がわからない

           気持ちは浮つかないまま沈まずに漂っている大学一年生の春休み末。予定はあるし、大方忙しい。あまり落ち着かない、多分落ち着かないように刺激を求めてあちらこちらに行っているんだろうけど。  中学を卒業して初めて自分の携帯を持ってからというもの、依存症になってもできる限りSNSで誰かへの悪口や誹謗中傷を言わないように努めてきた。単純に気持ち悪いから。自分はXの返信欄を見たりするけど、いつまでここで永遠に続く引用リツイートの口喧嘩は続くのだろうかと思うから。でも、先日初めて自分のXに

          デジタルネイティブなはずなのにSNSの使い方がわからない

          2.20

           話してみて改めて気付く自分の言葉の変わりよう。高校の同窓生が運転する車の中で高校時代の思い出がフラッシュバックするような会話。あといくつか人が足りなかったり、場所が違ったり、方言が変わったり。  そういえばこんな感じだった大阪人の会話のテンポと声量とイントネーション。しかも少し前まで話していたテーマのことを話そうと頭でボヤッとだけ考えたことを口に出そうとしたらもう遅い。もう全く違う話題になっている。こりゃあ疲れるぞと思いながら耳に少し意識を向けながら談笑をする。高校時代から

          半地下旅行

          前のを覚えてないほど久しぶりの家族旅行、そして家族5人での外出。 KーPOPが流行りだして僕の青春期には常に韓国人のなりたがる人が周りに居た。生活周りにハングル文字が増え、耳にする音楽もKーPOPが多かった。そして、それと同じくらい韓国に反抗的な話もよく耳にしたし、逆に反日という言葉もよく聞くようになった。そのため行く前から2日目程まではいつ知らない言語で怒号を飛ばされるのだろうと少し怖がっていた。 でも案外向こうの人は他人に関心が少ないらしく、日本に比べても治安はいいよう

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