記事一覧
エリントンのスロー&ミディアムがたまらない
前回「リラクシンとぬるま湯 ♪」というnoteを書きましたが、書き忘れていました!この方を。そうデューク・エリントンです。私はエリントンのスローからミディアムテンポの曲の大ファンで、長年超いい湯加減的快楽に浸っているのでした。以下は以前noteではないブログ『珈琲とジャズ』に書いた文章です。よかったら読んで下さいね☕️
「moon mist」(なんて素敵なタイトルでしょう)を聴きながら、丁寧に焙
神棚の上のチャーリーパーカー
時折、無性にチャーリー・パーカーが聴きたくなる。ということは、そうです、つまりは日常的にはあまり聴いていないということです。パーカーは普段は神棚に祀りっぱなしですが、時々神棚から下ろしてきては、ありがたくパーカー様の演奏に浸るのであります(大げさ)。
日常的には穏やかなジャズや、ほのぼのハッピーなジャズなど、リラックスできるものを聴くことが多いので、そういうジャズばかり続けて聴いていると、たまに
サッチモのホット5&7が本当に最高
Louis Armstrong 『Hot Five & Seven』
ジャズ評論家の油井正一さんが「サッチモのすごさというのは、1週間くらいずっとサッチモをどっぷりと聴いているとわかるようになる」といってみえたそうです。
私も実は偶然ですがこの4枚組CDを一週間程聴きこんでルイアームストロングの魅力にガツーンとやられたのです。そういうパッと聴きではハマらなくても、しばらくの時間、大名盤を聴き込
何を今さら、されど今さら
前々回書いたビル・エヴァンスも、何を今さらといわれてもグーの音も出ないといったところですが、あまりにも有名過ぎるから「説明不用」と、誰もその作品について語らなくなっていってしったまま時代が流れてしまうことにより、その文化の濃度みたいなものが薄れていってしまうこともあるのではないか?と少し思ったりします。
ジャズの世界だとアーリージャズなどその最もたるものではないでしょうか?ビル・エヴァンスやマイ
リリカルなピアノトリオでは結局これが一番好き♪
ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』について何を今さら書けばよいのか分からないくらい有名な作品ですが、好きなものは好きなので、臆せずに書いちゃうことにしました。
1961年6月25日 ライブ録音
ニューヨーク ヴィレッジヴァンガード
ビル・エヴァンス(p),スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)
モダンジャズ・ピアノトリオの金字塔。三人の織りなす音楽が、非の打ち所なく「美
憂鬱な時はチェットベイカー
時々ふと憂鬱な気持ちになる。ま〜大人になれば生きてるとそんな気持ちに時々なるのは当たり前だとはもちろん知ってはいるけれど、幾つになっても憂鬱な気分は嫌なものだ。だから大人は大人なのだからこそ自分なりの外さない対処法を持たなくてはならないよな、と思う。若い頃は対処法を間違えてさらに憂鬱になったりするものだけど。
私はそんな時には音楽を聴く。やはり静かで優しい音楽がいい。淹れたてのコーヒーがあればも
レスター派サックス万歳
私は初期のレスター・ヤングを溺愛しているのですが、そうなると必然的にレスター派と呼ばれるレスターの影響下にあるサックス奏者も気になってきました。
レスター派をざっくり紹介しますと、まずレスターと同じ黒人ではポール・クイニシェット。彼はレスターのニックネームがプレズ(大統領の略)に対してヴァイスプレズ(副大統領)と呼ばれたくらいレスターにそっくりな演奏家ですが、個人的にはどちらかというと後期のレ
ジャズファンとしての自己紹介
私はジャズを聴き始めて20年位になりますが、一口にジャズ好きといっても無数のタイプがあると思います。ジャンル内ジャンルとしての好みの違いは、年齢や世代的な要素が大きいのかな?周りの環境や他の音楽鑑賞遍歴の違いかな?はたまた好きな生き方や人柄なども、どういう演奏が好きなのかに現れてくるかもしれませんね(ある意味怖いな)。
ジャズファンでも、本人も演奏したり歌ったりする(した)人、ジャズ喫茶的な