榊原玲奈こと中村有里

榊原玲奈こと中村有里

マガジン

  • 21世紀の徒然草

    なんとなく世間からドロップアウトしてしまってる自意識の作者による21世紀の徒然草。今の世の中のこと考えてたら、まさにあやしうこそものぐるほしになっちゃうよ。自虐なんて流行らない時代だけれど、あえて徒然、兼好法師の気分になることで、現代社会を俯瞰して見れたらなあなんて思ってます。

  • テレビの話

    テレビについての話です

  • 日々の身体

    毎日の体調や身体について考えたことなどを日記的に書いていきます。あまり、がんという言葉を使いたくないと思い、日々の体調変化としました。ずっとサポートをおねがいし、先日、クラウドファンディングを銘打ちましてからは、返礼としてこれまで有料にしていた記事も全て無料にすることにしました。ですので、このマガジンも無料です。

  • がんとはなにか、がんから考える世の中のこと

    人生なかばにて乳がん再発し人生見つめ直しているところに、人生のメンターともいえる橋本治先生ががんで亡くなったという知らせ。橋本先生が最後の闘病記(?)に残した「(研究は)「癌を治す」という方向にばかり進んで、「人はなぜ癌になるか」がほとんど解明されていない。」という言葉は常日頃の私自身の疑問でもあり、自らががんと共生する日々の中でこのことを考えてみようと思いました。 乳がん再発し、本当ならばゆっくり過ごしたいけれど、貯金も無ければパートナーも頼れる家族もいない。稼ぎ手は自分だけで、親から降って来た借金返済もある。それにフリーランスという本当に厳しい状態で、このままじゃあ、あまりのしんどさに私死んじゃうかもなって思ったりもして、そこで、こうしてがんについて書くことが収入に繋がればと思って、有料マガジンを始めました。

  • ニッポンチンボツ?

    私たちの国日本は大丈夫なのか。このところそう感じることが多い。OECD諸国の中でも、飛び抜けて食料自給率は低いは、男女平等の実現では最下位の部類、メディアの自由度も低いし、最低賃金も低い。今や、日本人が海外に出稼ぎに出る時代だ。東京のターミナル駅では再開発が行われているが、もっと生活に密着したインフラは老朽化し、人員不足でシステムは正常に働かず、いろいろな問題が噴き出し始めている。次世代を見越した再生エネルギー政策も、旧電力の抵抗により、進むどころか退行してしまったため、ウクライナ戦争の煽りを受けて燃料も高騰する今、ただ、値上げをするしかなく、庶民を苦しめている。再生エネルギー技術では欧州などに大きく遅れをとり、日本はどうしようもない国になってしまっている。そこで、これから、日本のさまざまなシーンを憂うテキストについては「ニッポンチンボツ」という括りで書いていきたいと思う。

最近の記事

崖っぷち女の徒然節〜Nスペ「坂本龍一の最期」を見て思う

前回のNHKスペシャルは「坂本龍一最期の日々」と言うタイトルだった。 もう手遅れと言われ、俺の人生終わったと日記に書いている。私はかつて自分の体の事は自分が決めるのであって医師といえども決められないと言うようなことを書いているのだが、坂本龍一もいくら自分の体であっても、もう手遅れですと担当医から言われたら、もう人生終わったと思うのだなぁと思った。 また、教授は(ここからは坂本龍一のことをニックネームの教授と記す)薬の副作用によって音楽が作れなくなるような処方はしないでほし

    • 生きてますよーだ(笑)徒然note久しぶり0401

      やっとノートを書いている。これだけ更新を怠ると、もうダメなんじゃないかと思われた方もいらっしゃるんじゃないだろうか。(何度同じこと言ってるんだ) 本当に本当に久しぶり。このところ昼間も睡魔に襲われなかなか文章をを書くことができなかった。仕事として多少やっているミニ番組の企画提案の文章だけはなんとか書いているが、そうした締め切りの縛りがないとなかなかまとまった文章は書くのが難しい。その企画の文章さえうつらうつらしながら書くのでとても時間がかかる。そのため他の文章を書いている暇

      • 近況と徒然なるものと〜ご無沙汰しておりました

        随分、ご無沙汰してしまった。徒然なんて言ってはいるが、徒然なんて言っている場合ではない。やはり新しい投稿を更新しないと、読者は減るし、読者が減るということはサポートも減るということである。この長く更新しなかった期間はほとんどサポートがなかった。たまに直接口座に寄付してくださる方もあったが、それも人数は微々たるもの。これでは、文章を書いて稼いでいくなんて事は口が裂けても言えない。 とは言え、今だと文章で稼いでいると言うよりは、私の体の状況と生活の窮状に同情してくださった方が寄

        • なんとなんとなんとコロナ⁉

          ︎ショートステイに移動していた期間も終わり、2月8日再び病院に戻って参りました。 ショートステイでは特に問題もなく、みなさまからの寄付のおかげで、しばらくお休みしていた飲むプロポリスも買うことができ、また、友人が身体に良いと言って差し入れてくれたビーブレッド(蜂パン)という、蜂が花から集めてきた花粉の団子が巣の中で乳酸菌で発酵した茶色いつぶつぶのおかげなのでしょうか、少し体が動きやすくなってきた気がしていたのです。強い突っ張りを感じる時間も短くなっていた気もしました。 しか

        崖っぷち女の徒然節〜Nスペ「坂本龍一の最期」を見て思う

        マガジン

        • 日々の身体
          8本
        • テレビの話
          15本
        • 21世紀の徒然草
          17本
        • がんとはなにか、がんから考える世の中のこと
          9本
          ¥100
        • ニッポンチンボツ?
          11本
        • 食養生の話
          8本

        記事

          デコポン讃歌

          今日は朝ご飯の後冷蔵庫の中でずっと眠っていた頂き物のデコポンを食べた。デコポンなら自分の手で剥けるのではないかと思ったからだ。 普段ならヘタの部分からちぎって皮を剥き始めるのだが今日は剥きにくそうな反対側のお尻の部分に親指を入れて皮を剥き始めた。 シュパッと飛び散るデコポンの果汁そこら中に甘酸っぱい香りが広がる。どんな果物も大概良い香りがするが柑橘の皮をむくときに飛び散る果汁の香りほど爽やかで気分を一新させてくれるものはない。剥いた皮は紙に包んだり袋に閉じ込めたりせずにしば

          初めて知った本当の不安

          入院して2ヶ月が過ぎた。 私としても、人生の後半でこんなことになるとは思わず、乳がんが最初に見つかった時も放射線のピンポイント治療で腫瘍は消え、10年間は普通に過ごしていました。10年後、再発を告げられた時は、当初は再発だと治らないという世の常識に縛られ、不安になったものの、代替治療を続けていたら(と言っても、そこまで高額なものはやってません。そもそも、お金がなかったので)、腫瘍は小さくなってきたので、再発後3年くらいはそこまでの不安はなく過ごしてこられました。まだ、身体も普

          初めて知った本当の不安

          同病院入院2ヶ月制限から考える

          今日から、一旦、退院してショートステイで1週間ほどお世話になります。 というのも、同じ病院には2ヶ月までしか入院できないという決まりがあるからです。 ですので、転院される方もいますが、私はショートステイに入ることにしました。 退院後7泊、自宅かそれに準ずるところで過ごせば、あとは入院制限がリセットされるとのことで、また同じ病院に再入院できるとのことなので、そちらに戻る予定です。というわけで、今朝、ショートステイに引っ越してきました。ここで2月8日の朝まで過ごします。 また、

          同病院入院2ヶ月制限から考える

          深刻な看護師不足 万博とかやってる場合じゃない

          私が今、入院している緩和ケア病棟にはベッドが16床あるらしい。うち、個室と相部屋の割合はわからないが、私は一部屋2名の相部屋だ。2床のベッドはしっかりカーテンで区切られ、声や物音は聞こえても、姿は見えない。 この病院では、この16床がほぼ常に満床らしい。それを看護師、准看護師、ヘルパーで面倒を見る。多分、緩和ケア病棟に所属する看護師は30人近くいると聞いたが、夜勤もあって、きちんと休みも取らねばならないから、実際に1日に何人の看護師が実働しているかは私にはわからない。じゃあ

          深刻な看護師不足 万博とかやってる場合じゃない

          【おしらせ】有料記事から無料への変更についての訂正

          クラウドファンディングでご協力いただいた皆様、ありがとうございました。 その返礼について、いまの体調では特別な記事を一斉メールで送れそうにないので、かわりにマガジンで有料にしていた記事も全て無料にしますと書いていたのですが、有料設定にしていた記事を無料に変えようと見てみたところ、 記事に値段はつけているものの、記事自体は全文が公開され、お金を払わなくても読める状態になっておりました。申し訳ありません。 これまで有料だと思って、まだ先の文章があると思っていた方、有料だと思って、

          有料
          300

          【おしらせ】有料記事から無料への変更についての訂正

          【クラウドファンディングご報告】1月24日夜

          身体がさらに動きづらくなり入院することになり、それも長引きそうなので、経済的にも厳しく、背に腹はかえられず、このFacebookにて、自分で決済サイトを使って始めたクラウドファンディングですが、多くの方にご心配いただき、ご寄付いただいてほっとしております。 こうした文章もアップできなくなり、書く仕事もできなくなる滞納クレジットカードの未払いは、昨日、皆さんのおかげで支払うことができ、危機を回避できました!これからも文章を書き続けたいと思います。 また、月末支払いの入院費も

          【クラウドファンディングご報告】1月24日夜

          入院後、怖かった😱はなし

          今日は、入院して比較的すぐの頃に体験した怖いことのお話をします。 あとで考えると、あれはモルヒネ系の鎮痛剤の副作用のような気がしますが、テレビのイヤホンをつけたままうとうと夢とうつつの間を彷徨っていた時、多分、テレビのバラエティ番組の騒がしい音のせいなんでしょう、パッと目が覚めたのです。 覚めた瞬間、私は“あっちの世界”へ行っちゃったと思ったんですね。あっちの世界とはつまり、今生きている世界とは別の世界。それを死後の世界と言う人もいるでしょうし、パラレルワールドという人も

          入院後、怖かった😱はなし

          本当にご無沙汰していました。入院後の報告とクラウドファンディングのおねがい🙇‍♀️

          みなさま、寒中お見舞い申し上げます。 大変ご無沙汰しておりました。 (ちなみに写真は病院食のおせちです) 再び入院し、更新が止まってから早40日が経ってしまいました。実際、なかなか1つのことを文章にまとめるのが大変だったのです。 入院前、朝、目がさめると、家で急に体が動かなくなり、自分の手足で立ち上がる事も歩くこともできなくできなくなっていました。だからトイレにも行けない。もちろん胸を洗う事も。これはもう人手を借りるしかない。それまではギリギリまたげていた風呂場の入り口の

          本当にご無沙汰していました。入院後の報告とクラウドファンディングのおねがい🙇‍♀️

          皆様ありがとうございます❣️

          いつもご拝読ありがとうございます。 そしてサポートありがとうございます。一度改めてお礼を言わねばと思いつつ、なかなか言えずにおりました。 皆さんのご好意により、こうして書き続けられ、 生き続けられております。   ちなみにタイトル写真に使ったステーキ弁当は自作。肉は実家から送ってもらった格安の美味しい国産お肉。11月14日に食べた弁当ですが、この頃はもう少し動けて、足元にカセットガスを置き、焼きました。もう、苦しいキャンプ状態。でも、作れたんだからすごいでしょ❤️? 実は

          皆様ありがとうございます❣️

          薬が足りないと言っているが

          ここしばらく、ニュースやワイドショーでは、薬が足りない、主に、咳止めなど、これからの時期に必要になる風邪薬系が足りず、患者には代替薬を試してみてもらったりしている状況だというニュースがことあるごとに報じられている。慢性病の患者さんにとって、効き目は同様といわれても、薬が変わるのは不安なことだろう。 それにしても、ニュースやワイドショーのコメンテーターのコメントというのはどうしてこうも解決策のアイディアを提示してくれず、ここが問題っぽいねってことしか言わないんだろう。 これ

          薬が足りないと言っているが

          119に感謝🥲その2^_^

          救急車を呼ぶのは2回目だが、去年の1度目は病院に入院するときに救急車で来てくれという病院からの要請で、その方が緊急入院しやすいからとのことだった。ケアマネさんが119番し、ヘルパーさんも付き添って、実はそれほど緊急性は無かった。 今回、救急車を呼んだのは私自身。部屋の中には私しかいなかった。 このところ、脚が浮腫んで歩きづらく、一歩の幅は15cmほどかと思えるほど小さく、特に左足の甲は膨らんで、指と足の裏全てを床に着けられず、常に爪先立ち。右足に重心を乗せて、左は爪先だけ

          119に感謝🥲その2^_^

          119に感謝🥲その1

             いや〜11月4日(土)は大変な1日だった。1日というのは大袈裟で、大変なことが起こった日だったとした方がいいだろう。もしかしたら、今も文章なんか書いている場合じゃないのかもしれない。 本当に緊急の意味で消防隊を出動させてしまったのだ。 理由は転んだから。 普通は転んだって起き上がればいいだけだが、今の私の身体は、一旦、転んでしまうと、自分だけの力では起き上がれないのだ。体幹に鎧のように腫瘍が癒着するとはそういうことだ。 床に落ちたゴミを手で拾おうとしたのが失敗の元。