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テレビの話

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崖っぷち女の徒然節〜Nスペ「坂本龍一の最期」を見て思う

崖っぷち女の徒然節〜Nスペ「坂本龍一の最期」を見て思う

前回のNHKスペシャルは「坂本龍一最期の日々」と言うタイトルだった。

もう手遅れと言われ、俺の人生終わったと日記に書いている。私はかつて自分の体の事は自分が決めるのであって医師といえども決められないと言うようなことを書いているのだが、坂本龍一もいくら自分の体であっても、もう手遅れですと担当医から言われたら、もう人生終わったと思うのだなぁと思った。

また、教授は(ここからは坂本龍一のことをニック

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天真爛漫さの罪〜朝ドラ「らんまん」と「ブギウギ」の類似点から考える

天真爛漫さの罪〜朝ドラ「らんまん」と「ブギウギ」の類似点から考える

ずっとテレビの正面に座っているので、毎朝、NHKの朝ドラを見ている。
田舎にいる頃は毎朝見ていた。大学卒業後にはテレビ番組制作会社で働き、夜型の生活をしていた頃には、ほとんど見ていなかったから、この頃のラインナップは私のドラマの記憶にはない。1990年4月から2010年3月までの20年間だ。

2010年にもうテレビはやめると言って、フルタイムでテレビの仕事をするのをやめた。結局は食べていけないの

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ガザのハマスとVIVANTのテント

ガザのハマスとVIVANTのテント

国際的テロ組織テントと日本の公安、そして、自衛隊の闇の組織である別班が暗闘を繰り広げるドラマVIVANTが終了して、はや1ヶ月近くが過ぎた。ドラマは続編とか映画版に続くことを匂わせる終わり方。世間では話題のドラマと評されているらしく、Youtube上にも考察チャンネルが数多立ち上がった。先日には、監督でTBS局員の福澤克雄氏のインタビューを軸にした振り返り番組が放送され、VIVANTは最近のテレビ

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ルールを守りましょうよ。でも、そのルールって?〜ジャニーズ廃業会見とイノッチ

10月2日に行われたジャニーズの2回目の会見。
今回は時間は2時間、質問は1社1問というルールが主催者側によって設けられ、このことが会見を紛糾させた。
参加した記者は300人ほど、最終的に質問できたのは4、50人だったようだが、質問が回ってこないせいで、一部からまるで野次のように、質問させろという声が相次ぎ、会場は騒然とした。会見時間は2時間と区切られているわけだから、質問が回ってきていない記者が

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今期のドラマの最終回〜フジテレビ「この素晴らしき世界」

今期のドラマの最終回〜フジテレビ「この素晴らしき世界」

今週は今期のドラマの多くが最終回を迎えた。木曜日はテレビ朝日の「ハヤブサ消防団」とフジテレビの「この素晴らしき世界」。「ハヤブサ消防団」はこれまでチェックしておらず、今日の昼過ぎにやっていた1話からのダイジェストを観て、最終回に臨んだ。「この素晴らしき世界」は全話リアルタイムで見ていた。別にハヤブサより素晴らしき世界の方が面白いからというわけでもない。あくまでなんとなく。

この2つのドラマはいま

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ジャニーズ事務所の会見から日本を憂う

ジャニーズ事務所の会見から日本を憂う

ジャニーさんもメリーさんも好き勝手やって、全ての負債をジュリーちゃんや東など、跡を継ぐものに押し付けてあの世へ行っていい気なものだ。

それにしても、このジャニーズの会見も含め、このところの日本を見ていると、第二次世界大戦の敗戦後、保たれたかに見えた天皇制も、日本が植民地となることなく、経済成長して先進国の仲間入りしたことも、実はまやかしで、敗戦から80年という長い年月をかけて、少しずつ少しずつ砂

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ご支援ありがとうございます〜私の今の仕事の仕方を説明します

ご支援ありがとうございます〜私の今の仕事の仕方を説明します

いつもこのページに立ち寄り、徒然なる文章読んでいただきありがとうございます。
特にこの夏は体調がすぐれない日が多く、8月初旬まで仕事も最低限しかやれず、先日、あらためてご支援をお願いした次第です。ここ1週間ほど、だいぶ文章を書く気力も戻ってきて、こうしてnoteも更新できて ほっとしていましたが、また今度は、胸のつっぱりが背中にも広がっている感じで、気力はあっても、立ち上がったり、動き出すのがさら

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日曜劇場「VIVANT」から考える②〜日本映画が描くべきものとは?

日曜劇場「VIVANT」から考える②〜日本映画が描くべきものとは?

TBSの日曜劇場VIVANTが、同時配信にすることで、1本1億円の予算を得て、1か月のモンゴルロケを敢行、これまで見たことのないドラマを作ると制作陣が語ったことをきっかけに、普段あまりドラマや映画を見ない私ではあるが、日本映画の将来についてちょっと考えてみた。

もちろん、正味50分程度の作品で、1本1億円というのはハリウッド映画は当然のこと、最近の韓国映画に比べても数分の1の制作費で、それほどす

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日曜劇場「VIVANT」から考える①                         〜「考察祭」を前提としたドラマ

日曜劇場「VIVANT」から考える① 〜「考察祭」を前提としたドラマ

ずっと、日曜日にやってた「日曜日の夜ぐらいは」というドラマについて書きたくて、かなりの部分書いていたのだが、このところ体調があまり思わしくないのもあり、まとめきれないままアップできないでいたが、その前に勢いで書いときたいことを思いついたので、そちらを今回は書こうと思う。それもちゃんとまとめられるかは不安ではあるが、まあ書き始めてみる。

TBSが1話1億円と言われる巨額の予算を投じて、勝負に出たと

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久しぶりに見た「笑点」は面白かった

久しぶりに見た「笑点」は面白かった

日曜日の夕方といえば「笑点」である。今日は笑点について書く。

今日と言いながら、このところずっと書いていた。少し書いては、続きを書こうとして方針を変えたり、当初は久々に見た笑点の意外な感想をささっと軽く書こうと思っていたのに、書き出すと、自分の子供の頃からのお笑い体験が思い出され、一度はここ50年のテレビにのお笑い番組の歴史を遡りそうになり、笑点の感想を書こうとした当初の意図から大きく脱線するで

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時々徒然テレビ日記第3回〜日曜日の番組から見えてくるもの その②日曜午前は政治の時間だった日の名残り

時々徒然テレビ日記第3回〜日曜日の番組から見えてくるもの その②日曜午前は政治の時間だった日の名残り

日曜日の8時以降はそのまま「サンデーモーニング」「サンデージャポン」をつけっぱなしにしていることが多いが、最近はそこまでちゃんとは見ていない。日曜午前といえば、昔からおじさんのためのニュースと政治討論の時間と決まっていたが、テレ朝の「サンデープロジェクト」が終了してからは、日曜午前は政治の時間という色は薄まった。しかし、この時間帯に島田紳助が進出したことはその後の世の中への影響を考える上で大きい出

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時々徒然テレビ日記第2回〜日曜日の番組から見えてくるもの その①景気とか編成による経費節減とか

時々徒然テレビ日記第2回〜日曜日の番組から見えてくるもの その①景気とか編成による経費節減とか

前回、このテレビ日記は有料にしますということで、途中までを無料公開として、それ以降を有料としたらなんと、購入してくれた方はたったの3人。つまり、あの文章を最後まで読んでくれた方が3名だった。有料ということでサポートもつかず、有料化は大失敗。これまでだって、私の長文を最後まで読んでくださる方は3人くらいだったのかもしれないが、私の文章は有料では読んでもらえないということを突きつけられ、一つの反省材料

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時々徒然テレビ日記 第1回〜上岡龍太郎逝く

時々徒然テレビ日記 第1回〜上岡龍太郎逝く

ほぼ毎日とプロローグで宣言しながら、第一回目を投稿するのがそれからほぼ1週間後。それで、タイトルも「時々徒然テレビ日記」にしちゃいました。今週は台風接近による大雨のためか、体調がすぐれないことが多くて、、、と言い訳したくなるが、そんなこと言ってる場合じゃない。noteにしろYoutubeにしろ、少しでもお金になる可能性のあるものは早く始めねば、、、もうやばいやばすぎるうぅぅ〜
というわけで、慌てて

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私のほぼ毎日テレビ日記始めます

私のほぼ毎日テレビ日記始めます

今は病気により、体が動きづらいのもあって、ほぼ一日中家にいる。テレビもつけっぱなしのことが多い。多くはながら見だが、やはり、毎期気になる番組というのは出てくるもので、数本のドラマやバラエティは意識的にチェックしている。

まあ、見ていれば何某か気づくこともあるもので、その気づいたことというのが面白いかどうかは読む人が判断することだが、いつになく、こんなにテレビを見ているのだから、その気づいたことと

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