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「完璧にしないと気が済まない」あなたへ

「完璧にしないと気が済まない」
「白か黒かハッキリさせたくてたまらない」

強迫性障害で苦しんでしまっているあなた/あなたのお子さんは、特にそんな気持ちで辛くなってしまうことも多いのではないでしょうか?
当時の私も、すごくそれで苦しんでしまっていました。

しかしある日のこと、それは強迫性障害もなりはじめで、何もかも分からず混乱状態だった時のことですが、お世話になっていたカウンセラーの先生から言われた言葉がありました。 
それは、、、

「完璧なものはなくって、世の中ほとんどグレーなことばかりだから、白黒付けることの方が難しいんだよね。」

という言葉でした。
当時の私にとっては、その言葉はあまりに衝撃的で、ショックすら受けたことを今でも鮮明に覚えています。
なので当然、その言葉を受け入れることなんてできませんでした。

けれど、頭の片隅には置くようにしておき、強迫で辛い時にその言葉を思い出したりしながら、常に自分自身の中で対峙させたりする存在ではありました。

けれどこうして改めて振り返ってみると、その言葉を受け入れられずとも頭の片隅に置いていたことは、確実に強迫性障害を治していくための第一歩となったなと思いますね。  

なぜなら、強迫性障害はそれがどんな症状の種類(不潔恐怖/確認行為など)であっても、根底には共通して「完璧」を追い求めてしまっているが故に苦しんでしまっている部分も少なからずあると個人的には思うからです。

けれどやっぱり、完璧を求めてしまっているあなた/あなたのお子さんにとっては、「完璧なことは存在しない」というこの言葉は、すごく耳が痛い言葉だと思うんです。
出来れば、耳を塞いでしまいたくなるような、そんな言葉ですよね。 
なので今は受け入れられることが出来なくたって、全然大丈夫です!

けれど、あなた/あなたのお子さんの頭の片隅にでもちょこっとこの言葉を置くスペースを作ってあげて、その存在を許してあげるのも良いのではないかなと個人的には思いますね。

ちなみにですが、、、
私自身のこれまでの経験から、大変恐れながら新たにこの言葉に付け加えたい言葉があります。

それは、、、

「完璧は存在しない。けれどそれが地球上で暮らす私たちにとって、最も自然なことだから、それでも大丈夫。」

です!

(今日みたいに急に寒くなるのはビビるけど、冬来るな〜って感じはとっても好き。笑)

りん


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