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独身こそ保険がいる?〜独身が抱えるリスクは金食い虫〜

過去記事では「働けないとき」を3回に分けて
ご紹介しました。


本日は独身世帯は「保険不要」と考える方に
1つ考え方を持っていただきたく、過去記事で
ご紹介した「働けないとき」を具体的に
イメージしていただきたいと思います。

最近は、「生涯シングル」という独身を
一生涯貫く方も増えてきているようです。

過去記事でもご紹介したとおり、DINKs
などの価値観も然り、独身という価値観も
変化してきています。


では「独身」という選択をした場合に、
独身者が抱えるリスクとはどのようなものだ
と想像しますか?

私個人の見解として4つあると考えます。


①介護者の有無

これが一番想像しやすいのではないでしょうか。

もしご自身が介護の状態になったら
どうしますか?

過去記事でも紹介しましたが、多くの方は
介護は「身内」である近親者にしてほしい
という希望があります。

しかし、独身者はどうでしょうか?

配偶者もいなければ子もいないとなると、
誰に介護をしてもらいますか?

両親も高齢もしくはお亡くなりになっていたり
すると現実的ではありません。
兄弟もいなければ、近親者も近くにいなければ
なかなか介護をしてもらうことは厳しい状況
と言えますよね。

そのため、独身者は介護状態や働けない状態
について、お世話をしてもらう人がいない
リスクというのがあります。

②サービス利用の必要性

では、介護をしてもらう人がいない場合、
どのように日々の生活を送りますか?

なかなか日常の動作が今までのように
いかない生活を、1人ですべて行うのは
無理があります。

この場合、お世話をしてもらう人がいないと
なると、してくれる人を探すしかありません。

具体的には、

・デイケア
・介護施設
・宅食サービス
・家事代行サービス

などの利用が考えられます。

例えば、家事代行サービスを運営している
Casyさんであれば、

お料理代行は2,750円(1時間スポット)

週3回の利用で1ヶ月(4週間)と考えても
33,000円が毎月かかるようになります。

つみたてNISA満額できる金額ですね笑

独身者は万が一の場合、介護者がいないだけで
はなく、お世話を受けるための外部サービスに
頼る必要があるということです。

また、介護や働けない期間などが長く続けば
続くほど、費用負担なども家計を圧迫してきます。

③お金の捻出

さらに、介護や障害などで働けない期間が
生まれると、その分「収入」も途絶えること
になります。

もちろん、最上部記事でご案内した通り、
働けない期間の「傷病手当金」「障害年金」
などはありますが、お伝えした通り「今まで」
と同じ収入通りとはいきません。

貯蓄があれば取り崩しで働けない期間のみ
補填することはできるかもしれません。

しかし、貯蓄なども少ない場合は収入が
なくサービス利用すらできないとなると、
1人で働けない時間を乗り切るというのは
並大抵のことではありませんよね。

また、貯蓄についても「目的」のために
行っているものです。

例えば「老後資金」のための貯蓄だとすると、
サービス利用などで本来の目的のための貯蓄
がその分だけ失われてしまいます。

配偶者などがいる場合、パートなどでその
期間だけ生活費を稼いでもらうことなどは
可能かもしれませんが、独身者はパートナー
に協力も仰げません。

④国の保障の手厚さ

最上部記事でもお伝えした通り、障害年金
については「配偶者や子の有無」で金額が
変動します。

そのため、独身者はその分支給額も少ない
ということになります。

国の保障の手厚さも少ない中で、上記の通り
収入も途絶えてしまうと金銭的な負担は大きく
のし掛かることとなります。



以上のように、独身で守るべきものがいない
から保障は不要というわけではなく、独身
だからこそ別途必要な保障もあるわけです。

そのため、独身の方は「働けないとき」の
ご準備を世帯持ちの方以上に真剣に考える
必要があると思っています。

ぜひご不安がある方はご相談ください。

それでは。

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