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昨日、違法広告について書きました。「整骨院」だから自由に広告できないことをお分かりいただけましたでしょうか?

逆を言えば、国家資格を有しない整体院だから広告できることがあります。参考までに私のチラシです。

金額を書いても良いし、無料などの文言も書けます。得意としている分野を書いたり、他店との差別化をいろいろ書くことが可能です。また、割引券を付けることもできます。

チラシの右下部分を拡大します。

ここに「健康保険証は適用できません」とハッキリ明記しています。だから病院のような扱いではないということです。私は国家資格を持っていません。民間資格で開業していますので、平たく言うと「商売」です。だから治療できませんし、保険効きません。商売なら、無料や割引が可能です。

チラシの中には「腰が痛い」「背中が痛い」などという文言が書いてありますが、そこには「治療します」とは書いていません。これが整体院の抜け道です。

書くとしたら「改善します」「回復します」という言葉を使います。これなら法律的にOKです。難しいですよね。一般人には「なぜ?」「何が違うの?」と思われるかもしれませんが、法律ってそういうもんです。ちょっとした言葉の言いまわし方の違いでOKかNGか、変わります。

私の整体院で施術したことによって、腰痛が治ったとしましょう。その場合の「治った」という感覚は、本人の気持ちの問題です。整体院としては、「施術した」だけで、それは「治療」したわけではありません。もし治ったとしたら、それはあくまでも結果論です。言い換えれば、たまたま、偶然だという解釈です。

だから整体院は、偶然がたくさん出てほしいと願っています。そうすると口コミで広がるので嬉しいです。

整骨院と整体院の違いについて以前書いたことがあります。お時間ある時にご覧ください。

病院は自由に広告できないことは既に書いてきました。だから最近は頻繁に製薬会社や協会のような組織が「病院へ行きましょう」と宣伝しています。同じことを病院がすると違法になります。世の中の仕組みって、難しいですよね。ホント、大人の世界だわ。

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