佐藤竜雄
記事一覧
WORKS02(ナデシコ以降SF多いですね)
1996年つづき
TV『機動戦艦ナデシコ』(監督・脚本・演出・絵コンテ)
1話 「男らしく」でいこう!(絵コンテ)
2話 「緑の地球」は任せとけ(絵コンテ)
3話 早すぎる「さよなら」!
4話 水色宇宙に「ときめき」
5話 ルリちゃん「航海日誌」(絵コンテ)
6話 「運命の選択」みたいな
7話 いつかお前が「歌う詩」
8話 温めの「冷たい方程式」(絵コンテ)
9話 奇跡の作戦「キスか?」
10話
脚本の書き方(サトウの場合)
先日、『脚本の実際(アニメの場合)』に質問のコメントがありました。
>脚本を書く上でどのようなことを意識して書かれていますか?
コメントにはコメントしてお返しするのが本来ですが、僕も新作の準備中でオリジナルな脚本を書いている最中です。あらためて自分の脚本の書き方というものを振り返るいい機会かもしれない、というわけで記事として掲載しようと思います。
僕はアニメーター(動画)出身で、文芸の仕事と
アナザー・バスカッシュ! #09
第九話『ジャンクション』
生き残った。しかし、何もかもが今は無い。
バスカッシャー達の燃える思いがアースダッシュと月の地中に眠るアルティマイトを活性化させ、急接近をしていた二つの星は再び遠ざかる事で最悪の事態は逃れた。しかし、それまでに失った犠牲はあまりにも大きかった。
「街が……穴ぼこになっちまった」
呆然とダニエルがつぶやく。
剥がれ落ちた月面の表面が隕石と化してアースダッシュ
アナザー・バスカッシュ! #08
第八話『ダウツ・ビゲット・ダウツ』
「最近ヘンなのよね」
ヴォイスは、ニキに言った。
「ヘン? それはあんた? それともアイツ?」
「彼がヘンで、あたしもヘンの進行形」
「どうヘンなのさ。浮気?」
「それがわからないから相談してる」
ヴォイスとニキは、エクセレントシティの芸能学校に通う、夢多き少女達である。二人はかつて、七番街のアパートでルームシェアをしていた。ヴォイスは歌い、ニキはダンス
アナザー・バスカッシュ! #07
第七話『ディテクティブ・ストーリー』
俺の名前はグレゴリー・リンクス。ホワイトシティの三番街でオフィスを構えている。請け負う仕事は人探し、浮気の調査、その他諸々……人の言う、探偵稼業が俺の仕事だ。とはいえ、最近は探偵なんてモノは流行らない。いつの間にやら、馴染みの店の『アンクル・ブレーカー』でバーテンまがいな事をするのが日々の常になっていた。同じく常連のダニエルが言う。
「グレッグ、お前さん、
アナザー・バスカッシュ! #06
第六話『ザ・マミー・ハンター』
「親父、いい話があるんだけどなァ~」
「またか!! いいか、お前。人をペテンを掛けるんだったら、いいかげん他人にしろよ!」
エクセレントシティの第10番街の片隅に、知る人ぞ知るという靴屋がある。その名は『シューレス・ジョーの店』。別に裸足好きが集まる店だというわけではない。店主の作った靴が、まるで裸足のままでいるかのように軽く、自然に履ける靴だという事で、常連に
アナザー・バスカッシュ! #05
第五話『ストレイト・アンド・ファニー』
「バスカーーッシュ!!」
そう叫んで、こいつはまたゲームをぶち壊した。
「おい、プランク! お前いい加減にしろよ! ボールを回せってば! 何変な方に投げてんだよ!」
あちゃー、ジムのヤツ怒ってる怒ってる。当たり前だよな、僅差でせってるのにあのプレイ……おかげでこっちが離されたからな。
「あそこは空いてるケントにパスしてワンゴール戴きッて流れだろ