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#ビジネス

お布施と唐揚げ。新しい循環の在り方。三浦祥敬氏インタビュー。

三浦祥敬氏は、全国各地を巡礼しながら、各地で唐揚げを無償で配りながら暮らしている。面白いのは、唐揚げを売るわけでなく「配る」。その代わりに貨幣はもちろん、衣食住などのお布施をいただくことで、生きていくという稀有な暮らし方をしているという。私たちはこれから不安定な経済や貨幣といった制度とどのように向き合い、不安に苛まれることなく楽しく暮らしていけるのか。そのヒントがもらえるのではないかと思い、お話を聞いてみた。 ボランティアでも宗教でもない「お布施」による生活。-まずは祥敬さ

知っておきたい哲学者の考え【noteまとめ】

こんにちはsomekichiです。 皆さんは哲学者という存在をご存じでしょうか? そもそも哲学とは のことを指します(諸説あり)。そして哲学者はその「哲学」を「研究」する人のことを指します。 この哲学者の考えは知れば知るほど、我々の人生において汎用的且つ有用なものであると私は感じているわけです。皆さんにも「ソクラテス」や「プラトン」のような哲学者の名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか? 今回はそんな哲学者の考え方を取り上げたnoteをまとめていきたいと思

【書評】『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義』安西洋之&中野香織(著)

書評・読書メモ 本の概要『新・ラグジュアリー 文化が生み出す経済 10の講義』 著者は、安西洋之さんと中野香織さん。 概要をAmazonから抜粋します。 読書メモの整理以下、私がハイライトを引いた点を整理します。 イケてないものがなくなった時代に求められるもの 現代は、飽和社会です。 レストランでまずい店に当たることもほとんどなく、IKEAに行けばあらゆるものが手に入ってしまう。 これは、先人たちが長い年月をかけて底上げされてきた環境に生まれたからです。均一化さ

マテリアルに新しい意味を見出し、時の流れを緩やかにする

240 cm 四方のガラスでできたキューブが暗闇に浮かび上がっている。小さなガラスが組み合わされ、一つ一つのガラスには植物標本が入っているかのよう。黒い床に映り込んで無限の広がりを感じます。2022年5月13日〜15日に恵比寿で行われたMEET YOUR ART FESTIVAL 2022で展示された佐々木類さんの『植物の記憶– Subtle Intimacy-』という作品です。 ガラスを記憶を刻むマテリアルに 『植物の記憶– Subtle Intimacy-』は、ガラス

【読書メモ】山口周『武器になる哲学』3

読んだ本読書マインドマップ読書メモ第1部 哲学ほど有用な武器はない なぜ哲学に挫折するのか? 歴史上の哲学者の論考を二軸で整理 第1軸:問いの種類(WhatとHow) 第2軸:学びの種類(プロセスとアウトプット) ギリシア哲学で挫折するのは、「Whatの問い」で出した答えがツマラナイから →アウトプットからは学べない →彼らがどのようにして世界を観察し、考えたかというプロセスからは学べる 初学者が哲学で挫折する理由:哲学者が残したアウトプットを短兵急に学ぼうとして

電通OBと現役社員が熊谷の百貨店のことを真剣に考えたら、スマホ教室をやることになった。

2020年12月、230人の先輩たちが退職した。 いわゆる早期退職だが、普通の早期退職ではない。 僕の勤める電通という会社は、ちょっと変わった退職制度をはじめた。 それは退職後、個人事業主となった元社員と業務委託契約を結ぶ、というものだ。 制度の対象となったのは、主に40〜50代の社員たち。 会社は彼らに一定の業務委託を保証することで、独立を支援。個人事業主化を促した。 こうして昨年、230人の「元電通社員」が世に放たれた。 今日はその1人をきっかけに、はじまった仕

海外事例に学ぶ、哲学者・経済学者・人類学者を雇う理由とは?

研究者や学者の働き方として一般的にイメージされるのは、 ・大学 ・企業の研究部門 ・公的機関・非営利団体といった研究機関 ・独立系研究者 といったようないくつか選択肢があると思います。 対して今回ご紹介する記事では、海外で研究者や学者達が企業のコア人材として重宝され組織運営に関わったり、事業のデザインに貢献しています! ぜひご覧下さい!👀 1.グーグル、アップル、フェイスブック・・・ 世界的企業がこぞって「哲学者」を雇う理由 〜一部記事を抜粋してご紹介しています〜

フリーランスのためのマーケティング術。

すべてのフリーランスに捧ぐ。 どんな職種であっても、誰であっても必要な技術。 そして誰しもが学ぶべき知識。 それは、マーケティングだ。 必要なのはセールスではなく、マーケティングだ。セールスとマーケティング。「それは同じじゃないの?」と思った人もいるでしょう。書店でビジネス書をパラパラと見ても、その2つの言葉が同義語のように扱われていることも多いから余計にそう思うのかもしれません。 一般的には使い分けこそしているケースはあるけど、ほぼ同じ意味で捉えている人も多いでしょう

どんなに時代が変わっても、唯一僕らが変えなかったこと

創業者の父が唯一、決めていたこと創業者である親父は、何も明文化しない人でした。 企業理念も言語化しない。期初に会社の方針を発表することもない。目標は売上だけ。 社員はみんなでひたすら売上を追いかけていました。 ただ唯一、明確だったことがあります。 それは「下請けをしない」ということでした。 「戦略」のような高尚なものではなく、「先代の哲学」としてそうだったのです。だから代理店の仕事もしなければ、大手の印刷会社から来る仕事も請けていませんでした。 「自分たちの機械は

PMBOK第7版の変更点について解説

今回は、PMBOKの第6版と第7版に関する記事になります。 今年の8月にリリースされたPMBOKの第7版ですが、英語版のリリース直後から大きく変わったと物議を醸しておりました。英語版でのリリースしかされていませんので不確かな情報も多く、錯綜していたように感じます。 しかし、21年10月から日本語版のリリースが開始されました。PMI日本支部会員は、PDF版が無料でダウロード可能です。(PMI日本支部HP:PMBOK®ガイド第7版日本語版 販売および出荷開始のお知らせ) 今

ビジネスに役立つ政策の図解まとめ5個

今回は、ビジネスに役立つ政策を5つ図解しました。 追記: ついに「政策図解」が本になりました。これまでnoteで書いた記事を大幅加筆して生まれました。社会のしくみがみえてくる、50の政策を図解した本です。よければぜひご覧ください! ビジネスに役立つ、とひとくちに言っても、スタートアップを支援するものや、技術を保護するもの、農業という特定の領域での実証を支援するもの、大きな規模のプラットフォームを規制するもの、ビジネスの基盤となる決済手段をアップデートするものなど幅広い切り

【Z世代の消費傾向】 なぜ「レトロ」が若者の心を掴むのか

今の時代のトレンドを生み出す世代と言われる「Z世代」の消費傾向の1つとして「レトロブーム」が注目されています。 レトロブームとは、様々な分野において、過去に流行した要素を取り入れた商品が人気となっている現象を指します。若者のブームは移り変わりが激しいと言われていますが、その中でもレトロブームはここ数年、長く続いているトレンドだと言われています。 ではなぜ、ここ最近「レトロブーム」というワードを耳にすることが増えたのでしょうか?それは、企業がレトロブームのトレンドを意識して

「もっと、もっと」ではなく「ちょうどよさ」の時代へ

「僕は『エレガンス』という言葉を "人に迷惑がかからない範囲の『ちょうどよさ』"と解釈している」。 この定義を聞いたとき、これまでエルメスに感じてきた心地よさの一端が理解できたような気がした。エルメスのアイテムは、主張しすぎることなく持ち主に寄り添う。声高にブランドを叫ぶことなく、モノの上質さによって見る側の心を爽やかにさせる。 中原淳一は、装いの意味は他人への配慮が大前提だと言った。 「身だしなみの本当の意味は、自分の醜い所を補って、自分の姿がいつも他の人々に快く感じ

民俗学・文化人類学が再創造する、あらゆる文化が溶け合う未来。SF作家・柴田勝家氏インタビュー。

「柴田勝家」という戦国武将の名をペンネームにしたSF作家をご存知だろうか。ペンネーム以上にユニークな作品の特徴としては、民俗学・文化人類学のモチーフが全ての作品に描かれていることだ。世界中のSF作品の潮流…ひいては世界のビジネス潮流でも注目を集める民俗学・文化人類学と、SFが描く未来とは?2020年9月に最新短編集「アメリカン・ブッダ」を上梓したばかりのSF作家・柴田勝家氏にお話をお聞きした。 柴田勝家:1987年東京都生まれ。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻所属。