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編集者はおそろしい精度で感想を伝える──人を編集するということ
人がいちどで理解できる情報量はかぎられている。話し手は聞き手の現状と思考の粒度をそくざに把握し、相手に適した内容と方法で伝える必要がある。11月9日、コルクラボ文化祭2019を締めくくった「サディの虎」で、サディこと編集者・佐渡島さんは、4人の作家から持ち込まれた原稿やアニメに対して公開編集を行った。
4人は出自も状況も、原稿の質も、作品への向き合い方もバラバラだった。1人は大学生で、話を考える
2020年を終えて。
2020年は、エンジニアになることを決めた年でした。
①記者からエンジニアに転職2019年からブロックチェーンの記者をしていました。G20に行ったり、暗号通貨の流出事件の記者会見に行ったり、LINEとYahooの統合会見に行ったりしました。
いろんな人に取材するなかで、ブロックチェーンに閉じないエンジニアリングの基礎を身に付けたい&お金を稼ぐ側でビジネス基礎を身に付けたいという思いが強くなりま
面倒なヒゲそりをやめたい……美容外科でヒゲ脱毛
日本社会の男にとって、毎朝欠かせない面倒なコト、「ヒゲそり」。
外国人ならどれだけヒゲを伸ばしても、なんとなく似合っているし、なんか許される感じがする。けれど日本人が同じことをすると、スーツには似合わず、会社の同僚や上司からの視線が気になる……
積極的にヒゲを伸ばしている人をのぞき、日本人男性の多くは、毎日ヒゲをそる儀式が欠かせない。朝起きて、電気シェーバーをあごに当て、電源スイッチをオン。ヴ
国家主導で乗り出すブロックチェーン開発──中国のニュースを振り返る
「イノベーションのための重要な突破口として、ブロックチェーンを捉えなければならない」
2019年10月24日、習近平主席が中央委員会の研究会のなかで述べた。ここ数年、中国はブロックチェーンを活用しており、ついに国家主席が直接言及したことになる。フェイスブックの「リブラ」と並んで、2019年の画期的な日として記憶されるだろう。
習主席がこう述べてから、重要なニュースがあいついだ。ブロックチェーン
エロとは想像力である【ASMRにであう】
小学生のころ、放課後にエロ本を見つけて「うぉぉ」と声を上げた。
カン蹴りの最中に茂みに隠れていたら、葉っぱの裏にエッチな漫画があったのだ。雨が降ったのか表紙はしわくちゃ。しかし、それにまさる女性の肌のまぶしさとポーズがあった。
となりにいた男と一緒に、唾をのみこみながら、1ページ1ページ大事にめくっていった。濡れているので、力の入れ具合を誤ると、大事なところが破けてしまう……そぉーっと。そぉー
きみは何もしらない。自分に対する愛よりも、深い愛で愛した女。目だけですべてを語る女。そういうひとが病院で寝たきりになって、毎日手を握りつづける。面会時間を過ぎているのに、医者は声もかけられない。そうした経験を、きみはしらない
「わたしは大丈夫だよ」って強がらなくていい相手がいるだけで、どれだけ救われるだろうか。
このひとにだけは、自分を取りつくろう必要がない。自分の弱いところも、情けないところも全部さらけだしても、隣にいてくれるひと。ただ手を握って、抱きしめて、それだけで安心させてくれるひと。
人間はきっと、そういうひとがそばにいてくれるだけで生きていける。
プロポーズを受け入れた新婦は、医者から「失明するかもし
『モナ・リザ』は「美しい」かーー古い作品と古典の違い
「どうしても『モナ・リザ』を美しいと思えないんだ」
ある喫茶店で女性に向かって言った。都内、有楽町、駅前のビル。二階の古風な喫茶店で、土曜日の午後に遅い昼食をとっていた。
「みんな美しいという。教科書でも『モナ・リザ』は美の象徴として紹介される。美しいと思いこもうとした時期もあった。でもやっぱり、あれは美しくない」
君の方がよっぽど美しいよーーという言葉は呑みこんで、続けた。
「『モナ・リ
「不快さに慣れる」無意識の檻:WiFi更新
WiFi環境をVRチャット向けに整えた。Kindleのダウンロードが2秒で終わるようになった。快適になってはじめて、通信速度の遅さが不快だったことに気づいた。不快さを感じないように自分に言い聞かせていた。
自宅を5G環境にいま情報現実(VR)に取り組む準備をしている。VRでの生「ヴァーチャル・リビング」を、まじめに構築する最後の機会だ。
背景には、VRの空間のコミケ、「ヴァーチャル・マーケット
コミケに匹敵? 70万人超が熱狂するVR空間の「コミケ」と、コミュニケーションの未来
VR(情報現実)空間が急速に進化している。VR上のコミケ「ヴァーチャル・マーケット(Vケット)」は、わずか2年目でのべ70万人超を動員した。日本テレビも報じている。FacebookはVRを次世代のSNSと位置付けた。インターネット社会の、将来的な社会基盤になりうる。
2年目で70万人超を動員2919年9月21日から28日まで、VR上のコミック・マーケット(コミケ)とも言われる「Vケット」が開かれ
苦しまないようにするのではなく、苦しみ方を教える
好きな物語は、主人公が自身のもっとも弱い部分に立ち向かうものだ。
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を見た。主人公は小学生。アスペルガー症候群で、環境からの刺激に敏感だ。他人の咀嚼音、トラックのエンジン音、喋り声、地面の振動。全てが知覚に襲いかかってくる。タンバリンで音を鳴らし続けなければ、外を歩くことさえできない。
他人とかかわるのが怖い。外を出歩くのが怖い。ブランコに乗るのさ
第二回「暗号通貨と金融」
暗号通貨が既存金融の一部として認識されるようになった。新しいように見えるが、数年前に通り過ぎた議論だ。次はDeFi(分散型金融)の理解が進んでいくだろう。
ビットコインはコモディティ(投資商品)として公式に認められた。ニューヨーク証券取引所の親会社「ICE」が設立した子会社は、9月にも現物決済の先物取引を開始するとしている。
背景にはさまざまなことがある。マネロン対策を主導する国際組織のFAT