聖地敷島

聖地敷島

最近の記事

難透難徹 vs長崎 1-2

 大量失点での惨敗からどの程度修正されているかが試される状況下だったが、その前の焼き増しのような試合展開で敗れた前節。開始6分で色々悟り始め、最初の20分で試合のコントロールする術を喪失した。相手の出足が緩くなったことで攻め込む回数こそ増えたが結局仕留められないまま、反対に甲府は1つの隙すら見逃さずとどめを刺した。  ミッドウィークにはルヴァンカップ2回戦を戦うも、柏に完敗。メンバーは大きく入れ替えていたとはいえ、簡単に楔のパスを出されて局面打開されることが多かった。アマが恐

    • 敲氷求火 vs甲府 1-4

       立ち上がりの失点でプランが崩れ、そこからの連続失点で試合をコントロールできなくなって大敗した前節。シーズン当初から低空飛行は続いているが、ウィークポイントを確実に突かれてシーズンワーストとも言える内容だった。  ショッキングな内容を引き摺らず切り替えて臨むアウェイ連戦となる今節の相手は甲府。アジアでベスト16の舞台に立ったチーム。  篠田体制2年目の今シーズンは2月早々にACLを戦う必要があったため、1つのピークをそこに持ってきた。蔚山に敗れて大会を去ることとなったが、J

      • 草行露宿 vs山口 0-4

         ダービーながら迫力に欠けた展開が続き、最低限の勝点1を手にした前節。相手のクオリティに助けられたといえど、0で凌げば勝点は積めるという部分を示したのは数少ないポジティブな点。ミドルサードから先に関しては、もう少し時間が掛かりそう。  なかなか状況は好転しない中で乗り込む今節の相手は山口。毎度ながら未勝利が続く鬼門。  昨シーズンはFC大阪で指揮を執っていた志垣氏が新監督として就任。J3初年度ながら上位争いに顔を出し、終盤は栗鼠の命運をも握っていたが、ソリッドな戦い方をして

        • 順位相応 vs水戸 0-0

           相手のクオリティに殴られての2発で沈んだものの、少しずつビルドアップの形が見え始めた前節。結局耐えられないと勝点を得るのは難しいし状況としても好転はしていないが、ピッチ内での振る舞いは改善が見られている。  ホームでの勝利を渇望する中で迎える今節の相手は水戸。今シーズンの北関東ダービー初戦。  水戸は濱崎体制2年目。昨シーズンは序盤から盛大に躓いていたが、6月以降はリアリティ路線にシフトして勝点を稼いでの残留。SBがほぼ全員怪我で離脱するなどのアクシデントも重ねっていたが

        難透難徹 vs長崎 1-2

          独立自尊 vs大分 0-2

           幾度となくあった被決定機を何とか耐え、カウンターのワンチャンスをモノにして今シーズン初勝利を挙げた前節。まだまだ課題は山積しているが、1つ勝ち星を得たというのはチームの雰囲気も上向いていくはず。  徳島でのアウェイゲームから中3日でのミッドウィーク開催の今節の相手は大分。J3からJ1まで押し上げた功労者の片野坂氏が3年ぶりに復帰。  昨シーズンまでの下平体制でもボールを大事にする志向はあったが、チームのコンセプトは当然ながら変わらず。ただ、前片野坂体制の時はGKを加えての

          独立自尊 vs大分 0-2

          独立不撓 vs徳島 1-0

           立ち位置を工夫しながら前進を模索していき、アクシデンタルながら先制したものの、最後は相手の強烈な個に屈した前節。シャビエルとグレイソンはJ2軍縮条約に反しているのは確かだが、あの内容であれば1ポイントは積んでいきたかった。それでも僅かに見えた光明を信じて続けていくほかない。  3月最後の試合でのシーズン初勝利を目指して乗り込む今節の相手は徳島。シーズン序盤ながら間違いなく天王山になり得る一戦。  長らくスペイン路線を続けていた徳島であったが、昨シーズンはラバイン体制が開幕

          独立不撓 vs徳島 1-0

          枉尺直尋 vs岡山 1-2

           開始数分でセットプレーから先制され、その後70分余り数的有利になるもブロックを崩すことができずに敗れた前節。4-4のブロックの内側を刺すような場面がほぼなく、外回りでボールを動かしているうちに試合が終わってしまった。せめて1ポイントを積めればという試合ではあったものの、なかなか事態は好転しない。  かなり閉塞感がある状況だが、中3日で迎える今節の相手は岡山。昨シーズンは1分1敗と勝てなかった。  木山体制も円熟期に入っている印象で、少ない手数で前に進んでいくスタイルはお手

          枉尺直尋 vs岡山 1-2

          風鬟雨鬢 vs横浜FC 0-1

           前半から押し込まれて先制を許し、そのビハインドを跳ね返せないまま敗れた前節。後半は数的不利になる時間も長かったが、1点が遠かった。耐える時間はどの試合でも間違いなくあるが、人へのアプローチ、ボールへのアプローチはこだわらないとならない。  シーズン初勝利を目指して中3日で乗り込む今節の相手はフリエ。昨シーズンはJ1で戦っていたが降格して2年ぶりの対戦。  2022シーズンより指揮を執る四方田体制3年目。ミシャの影響が色濃く表れるスタイルで2022シーズンはJ1にへと駆け上

          風鬟雨鬢 vs横浜FC 0-1

          延頸挙踵 vs愛媛 0-1

           昨シーズン終盤からの怒涛の勢いでPOに進出し、昇格候補に挙げられている千葉に対し、前半から呑み込まれてしまっての複数失点が響いた前節。HTを経て後半開始の前への出方は見ていても高揚感があったが、そこから押し切れるかは今後に向けての課題。  2試合連続でのホームで戦うこととなる今節の相手は愛媛。J3から復帰し3年ぶりの対戦。  2013年から2年間監督を務めていた石丸氏が再登板して3シーズン目。就任初年度は昇格できなかったが、昨シーズンは序盤から順調に勝点を積んでいき、夏頃

          延頸挙踵 vs愛媛 0-1

          陳蔡之厄 vs千葉 1-3

           ここ2年常に苦戦を強いられている熊本に対し、なかなか攻め手に欠きセットプレーの流れから先制を許す苦しい展開だったが、選手交代を有効活用しながらジリジリとゴールに迫り、ATにスコアをフラットに戻して1ポイントを得た前節。上手くいかない時間もやり過ごしながら、一刺しで勝点を拾っていけるのは良い。  ミッドウィークには初のルヴァンカップも戦った。一部ポジションを除きターンオーバーをしたが、90分で決着付かずに30分の残業。途中からリーグ戦メンバーも投入して結果にこだわった部分もあ

          陳蔡之厄 vs千葉 1-3

          鹿死誰手 vs熊本 1-1

           難しいコンディションの中でセットプレーから先制したものの、自陣で掻っ攫われて追いつかれた2024シーズン開幕戦。まだまだチームを構築する過程で1ポイント取れたことはプラスの材料。  今シーズン初勝利を目指して乗り込む今節の相手は熊本。ここ2シーズン勝てていない苦手とするチーム。  大木体制5年目を迎え、メンバーは入れ替わってもスタイルは継続。3-4-3を基本形とし、狭いスペースでもボールを繋ぎながら、逆サイドのWGが幅を確保している。横パスで焦らされてから楔でCMFの背後

          鹿死誰手 vs熊本 1-1

          有為多望 vs鹿児島 1-1

           新年明けましておめでとうございます。11月半ばに大分の地で2023シーズンを終え、そこからJ1やら昇格POやら天皇杯を他人事のように楽しんだ。新年はぬくぬくと代表戦を見てアジアカップへの期待を膨らませていた矢先に未曽有の事態に襲われる。件のアジアカップも諸々あって不完全燃焼に。早くリーグが開幕して鬱蒼とした気持ちを晴らしたいと思う一方、開幕したとて結局鬱蒼とした日々が待っているだけではないかという恐ろしい現実に目を背けたくもなる。  序盤からコンスタントに勝点を重ね、クラ

          有為多望 vs鹿児島 1-1

          2023シーズンでチームを去る選手たちに寄せて

           今までどこか夢物語に思えていた「昇格」というものが僅かばかりではあるが現実味を帯びたシーズンを終えて、しばしの休息。弱肉強食の世界、札束で殴られれば抵抗の術がないのは地方クラブの宿命であり、順位を上げたことで草刈り場になったチームは枚挙に暇がない(ex.北Q)。我が軍も抗えずに過去に隣のオレンジ色に2年連続でプロスペクトを買い叩かれたり、指揮官とSBをセットで隣の県の山賊に持ってかれたりもした(両クラブとも今年の対戦がないみたいなんだが、元気にしてるのだろうか)。これに関し

          2023シーズンでチームを去る選手たちに寄せて

          駑馬十駕 vs大分 1-2

           前半から決定機を作られながらも0で時計を進め、狙い通りセットプレーから先制したものの、千葉左サイドが高く張る形に徐々に押し込まれ追いつかれ、最後はPOを手中に収めようという相手の勢いに圧されての逆転負け。決して内容が悪いといったことはないが、ここで3ポイントを手にするためには、ゴール前での精度は求められる。  2023シーズン、泣いても笑っても最後、勝って終わるべく臨む最終節の相手は大分。こちらもPOを目指していたものの最終節を待たずに可能性が消滅。2年でのJ1復帰とはな

          駑馬十駕 vs大分 1-2

          死中求活 vs千葉 1-2

           相手のビューティフルゴールで先行され、一時は追いついてポイントを積もうとするも、最終盤に相手のスピード感ある攻撃で刺されて敗れた前節。根本的に山形に押し込まれたとは言わないが、どうしても陣形が整備しきれず、縦のスピードを押し出して攻め込まれた時に対応が難しい。それでも、無抵抗で殴られるのではなく、セットプレーからゴールまで結び付けた。決してネガティブな部分だけではない。一方で、他会場の結果により今シーズンのPO進出の可能性が消滅した。  昇格という目標達成は潰えたが、己の

          死中求活 vs千葉 1-2

          孟母断機 vs山形 1-2

           北関東ダービー完全制覇を果たした前節。深さを取られてから左右に振られて先制されたものの、背後へのアクションを止めずに相手に意識させ、中盤で上手くスペースを得てボールを運べるようになって前半のうちに同点に。後半になっても動き続け、左から右への大きなボールの動かし方からPKを獲得。プレッシャーを楽しんだ梨誉が蹴り込んで逆転。全員が絶えずタスクを遂行し続けたことで勝利を手にした。  残り試合数は少なくなるが、目の前の戦いに全てを懸けて乗り込む今節の相手は山形。ボールを大切にする

          孟母断機 vs山形 1-2