見出し画像

#140字小説/プリンつながり作品集/連作『ほろ苦甘いレトロな記憶』&『ほろ苦甘いおもてなし』/『昭和はエモい?』・『入手困難なブツ』/4作品まとめ記事

今回はテーマがプリン、もしくはプリンが登場する140字小説を4作品紹介します

monogatary.com の説明は作品の後にあります。
1つにつき30秒程度読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。

どこかで食べた記憶のある幻のレトロプリンを探す旅に出た。
各地の純喫茶で注文して試食。
ある日、地方都市で出会った最も似た味。
ほろ苦甘さで想起した、こちらを覗き込む笑顔。
鍵っ子の僕には憧れで、嫉妬の対象で……。
求めていたのは、転居先もわからない同級生のお母さんの手作りプリンだった。

#monogatary  2023年2月10日のお題 「幻のレトロプリン
2023年2月10日作 『ほろ苦甘いレトロな記憶』

放課後は俺の友達の溜まり場になっていたうちの居間。
どんな子でも招き入れる懐が深い母だった。
同窓会でも「お前んちの母ちゃんが作る固めのプリンうまかったよな」と話題にあがるほど。「もう一度食いたかったな」そんなの俺が一番思っている。
きっと天国でもみんなをおもてなししてるだろうよ。

2023年3月24日作 『ほろ苦甘いおもてなし』

※3月24日は「ホスピタリティ・デー」、「おもてなしの日」、
 「ホスピタリティの日」らしいので自主お題として創作しました。

『ほろ苦甘いレトロな記憶』の主人公が懐かしむ
「転居先もわからない同級生」が『ほろ苦甘いおもてなし』
主人公かもしれませんね。
転居先でもお母さんはいろんな子を受け入れて、手作りプリンで
おもてなししていたのかもしれない。
そんな「かもしれない」連作としてしたためました。

デミグラスソースのふわとろじゃなく薄焼き卵のケチャップがけオムライス。
銀皿に盛られたナポリタン。
固いプリンに缶詰のチェリー添え。
エモをせっせと切り撮った。
「あぁ、昭和にタイムスリップしたい」

純喫茶のマスターが渋面で言い捨てる。
「そりゃいい。親父の身代わりに戦争行っとくれ」

#monogatary  2023年1月17日のお題 「昭和感
2023年1月17日作 『昭和はエモい?』

「ヤバいもんに手出したな」
「つい出来心で」
「病みつきになっとるな」
「バレなきゃ大丈夫やろ」
「う、後ろっ!」
背後から殺気を感じて悪寒が走った。
「特別なルートで手に入れた上物だったのに!」
空になったプリン容器を手に恐る恐る振り返る。
鬼の形相のおかんに再び悪寒がした。

#monogatary  2023年1月27日のお題 「悪寒
2023年1月27日作 『入手困難なブツ』

なんとなくですが、この作品『入手困難なブツ』のプリンだけ
固いプリン」系ではなく「なめらかプリン」系商品な気がします。

★記事を読んで、スキフォローシェアなどをしていただけたら
 励みになります。よろしくお願いします。

《#monogataryお題を説明コーナー》

私の投稿した「#monogataryお題」とタイトルに含まれる関連記事を読んだ
経験がある方にはおなじみだと思いますので、スキップしてくださいね。

monogatary.com さんでは毎日12時にお題が発表されます。

私はそのお題テーマに、またはそこから着想を得て
ほぼ毎日140字小説創作し、投稿しています。
※毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。
想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。

※Twitterのアカウント 想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 でも #monogatary ○月○日のお題「○○○」と明記の上投稿しています。

お題は時節に沿ったものやイベントごとにちなんだものもありますが
予測不可能で、monogatary.com のページを開いて初めてわかります。

お題にからめて140字小説を創作しているので、基本的に1話完結なのですが
自主的テーマを設定したり、連作としてしたためる場合もあります。

他にも #140字小説#超短編小説 、#超ショートショートなども
投稿しているので、お時間がある時はぜひお読みください。

#monogatary ○月○日のお題「○○○」と明記のないものは、
 自主お題を設定してTwitter上で投稿した作品です。

想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 いいねフォローリツートなどをしていただけたら
 励みになります。よろしくお願いします。

◆ほぼ毎日Twitterへ投稿している140字小説を3作品まとめて紹介している
 記事も、お時間ある時に目を通していただければうれしいです。↓

#monogataryお題で創作した140字小説と500字小説の二部作
 1分半程度で読了可能だと思いますので、お時間ある時にぜひ。↓

プロフィール記事はこちら。 ↓


この記事が参加している募集

私の作品紹介

スキやフォローだけでもありがたいですが、もしサポートしていただけたら 「あなたが紡ぐ文章にも幾許かの価値はあるよ」と認めてもらえた気がして……飛び上がって喜ぶと思います! 創作活動の励みになるかな。知らんけど。 (知らんのかーい! ……ふざけてません。想像がついていないのです。)