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#140字小説『天女受胎』/お題:天女の日/Xへポスト10/24

2023年10月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『天女受胎』

白いシーツが羽衣みたいだ。一糸纏わぬ姿は、人間と思えぬ程神々しい。
艶めかしく見つめる君は、まるで天女。

ドレスデザイナーとして世界へ羽ばたこうとしていた君から衣を取り上げ、抱くことで縛り付けた。
マリアと違って、因果関係がはっきりしている受胎を経験し、君は今、天女から聖母になった。

2023年10月24日作

◆10月24日は「天女の日」らしいので
 自主お題として創作しました。

「天女サミット共同宣言市町」が制定したようです。 
日付は、「てん(10)にょ(24)」と読める語呂合わせにちなんで。

天女伝説は、全国各地に存在しています。
「天女サミット」とは、天女を活用したまちづくりが行われている
自治体の首長が集い、各自治体における天女を活用した取り組みの状況を
紹介し合い、相互の交流や連携による振興策について、幅広く意見を
交換することを目的に開催されているらしいですよ。
その「天女サミット」に参加している市町が共同で、記念日として
掲げているようです。

天女:日本・中国・インドなどで語り継がれていている、伝説上の存在。
 天界に住む女性を指し、神様などに仕えているとされる女官の総称と
 いわれている。
 一般的に容姿端麗であるとされていて、人間界に舞い降りても違和感の
 ない姿だといわれている。
 羽衣と呼ばれる衣服で空を飛ぶとされるが、羽衣を奪われたばかりに
 天界に帰れなくなり、人間界の男性と婚姻する話(=羽衣伝説)などが
 伝承されている。

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 #今日は何の日 タグを付けて、投稿(ポスト)したものです。

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◆同じく、Xにポストした140字小説を紹介した記事はこちら。↓

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 410字:1分半程度で読了可能だと思いますので、ぜひご一読ください。↓

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