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誠実さと丁寧さについて-暇空茜&町山智浩対談の感想
暇空氏と町山氏の対談を見た。
誠実さとは何か4時間以上に渡る動画の内容はここでは詳しくは語らない。だが、話を聞きながら考えていたことを書いてみようと思う。
最近、ローカルな批評界隈で誠実というキーワードが流行ってる。誠実さは大事だ。とはいえ、誠実さとなんなのだろう。辞書にはこうある。
私は対談の間ずっとこの誠実さについて考えていた。
暇空氏と町山氏の対談は、非常に対照的だった。攻撃的な暇空
【日記】がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固めの思い出
お盆なので、小学校の頃ハマってたゲームのTAS動画を見ていた。
TAS動画の楽しみ方としては標準的では無いかもしれないけれど、あのころのゲームをもう一度体験するという意味でTAS動画は時間の無い社会人に優しい。もう1回ゲームをするだけの体力や時間もないけれど、あの感動だけは味わいたい。そんな大人になってしまったのかと子どもの頃の自分だったら嘆くのだろうか。
「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛の
声幽ネットワーク論-東浩紀の虚構推理
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注意事項:グーグルドキュメント版で見るときは、PCで見るか、印刷レイアウトで見たほうが良いです。(脚注が見れないので)
説明構想から8年かかっちゃった声幽ネットワーク論完成です。
タイトルからして何が書いてあるのかよくわかりませんよね。その名の通り、かなり電波的な文章なので読み手は非常に困るかもしれません。そもそもこのままだと読まれないかもしれない危惧しかないので、本文でも書いてます
ネットは政治を変えることはできるのか?-#検察庁法改正に抗議します への疑問
#検察庁法改正案に抗議します への疑問#検察庁法改正案に抗議します がトレンドになっている。
詳しくは下記のリンクを参照して欲しい。他にも同じような情報はネットに沢山ある。
ポイントとしては、大きく2つあると考えられる。
1.三権分立が損なわれる(検察の独立性、中立性)という問題
2.コロナの対応の最中に、十分議論がないまま成立させる必要があるのかという問題
無論、私も改正案に対しては反
台湾はなぜコロナウィルスを封じ込められているのか-台湾人妻の夫から見た台湾とコロナウィルス
0.台湾はなぜコロナウィルスを封じ込められているのかまさか、インフルエンザなんかで! だが、「たかが」から「まさか」への転換をあとづけるものは、新聞に出るインフルエンザ関係の記事の移動ぶりだった。──四月のはじめ、インフルエンザの記事は、新聞の社会面の左下にあった。それは次第に左下から右上へ、と移動しつづけた。左下から右上へ……三段ベタ記事から、社会面トップへ──、ついでそれは、家庭、文化面へと
もっとみる痴漢安全ピン問題について 痴漢防止タグとか
https://www.bengo4.com/c_1009/n_9680/
痴漢されたら安全ピンで刺すということが、正当防衛かということで問題になっている。
あくまで私見だが、(といっても快く思わない人もいるだろう)女性自身が自衛のためにする分には仕方ないと考えるが、積極的に人に勧める行為は危うい考えだと思う。少なからず法的に。
とはいえ、満員電車での痴漢がなくならない以上こういった議論は続
【ノート】声幽ネットワーク論(2)-声優とはなにか-*加筆・修正版
前回:声幽ネットワーク論(1): https://note.mu/shohei0308/n/n5ac8ebe5e43d
(1)声優とはなにか今回は,声優とはなにかについて考えてみたい。
まず,声優は,大辞泉によれば,以下のように説明されている。
【声優】せい‐ゆう 〔‐イウ〕声だけで出演する俳優。アニメーションやテレビゲームなどのキャラクターの声を担当したり、外国映画の吹き替えなどを
【ノート】声幽ネットワーク論(1)*加筆・修正版
この文章は,2014年1月に書いた「声幽ネットワーク論」の加筆・修正版です。
**目的-『サイバースペースはなぜそう呼ばれるか』再考 **
この小論の目的は,東浩紀の初期の論集「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」で論じられていた問題をクローズアップし、再考することである。そこでは,「声」=「聴覚」の問題を考えていきたい。題名は、「声幽ネットワーク論」としているが後で説明する。
東浩
【ノート】伊藤計劃と梅原猛について 「草木国土悉皆成仏とハーモニー」
最近ずっと考えていることがある。正確にはずっと前から考えてきたがやっと何か掴めそうなことがある。
先日、梅原猛氏と東浩紀氏の対談に同席したことについて書いたが、その時に語られたキーワードとして、『草木国土悉皆成仏』というものがある。
仏教において、草木や国土のように非情(仏教用語で感情や意識を持たないもの)のものも、等しく仏性(仏になるための原因のこと)を持つということらしいのだが、あの対談以降
梅原猛さんと東浩紀さんと祖父
これは非常に個人的な話だ。
先日、哲学者の梅原猛さんがお亡くなりになられた。
その追悼として、2012年の東日本大震災をテーマとした批評家の東浩紀さんと梅原猛さんの対談がNHKで再放送された。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/91300/1300041/index.html
かくいう23歳の時の私もその対談の場所に同席していた。
たまたま、私は