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フォトグラムの表現

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カメラを使わないフォトグラムの表現の魅力を伝える記事を集めたマガジンです。
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2019年6月の記事一覧

光で描く!カメラを使わない写真。フォトグラムの魅力とは?

光で描く!カメラを使わない写真。フォトグラムの魅力とは?

●フォトグラムとは?

フォトグラム(photogram)とは、感光紙の上に、直接物体を置き、光を当てて撮影する写真技法やその技法によって得られた写真のこと。光にあたった場所と当たらない影の場所の光の差で像を得るため、カメラやレンズなどの機材がなくても撮影できる写真である。

●フォトグラムの歴史

最古のものは、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・ダルボット(William Henry Fox T

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【展覧会情報】ヒロシマの被爆樹木の日光写真を展示します!

【展覧会情報】ヒロシマの被爆樹木の日光写真を展示します!

【展覧会のお知らせ@広島廿日市市】

はつかいち美術ギャラリー企画展
「被爆樹木-もの言わぬ物たちの記憶-(第23回平和美術展 )」に作品を出品します。

2012年から毎年広島で制作し、8年目を迎える、被爆樹木のフォトグラムシリーズ『呼吸する影-被爆樹木のフォトグラム-』の新作を含め旧作と構成し展示します。

展示予定作品

【8:15 8/6 2014】

(呼吸する影—Breathing S

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ヒロシマの「被爆樹木」を毎年撮影する動機について

ヒロシマの「被爆樹木」を毎年撮影する動機について

被爆樹木を撮影する動機について良く尋ねられる。

それは、2011年「東日本大震災によって起きた福島第一原発の事故を受け、「原子力」についてリアルに考える機会が生じ、その第1歩としてヒロシマに行く事が必要だと感じたから」と答えている。

そして2012年の夏、思い立った様にヒロシマに向かった。

はじめに訪れたのは原爆ドーム。

原爆ドームの前に立つと、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。 その

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