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心のあり方について問い直す5冊 -2022年9月読書録-
すっかりご無沙汰となっていた読書録を再開します。と息巻きながら、今週末は体調を崩して丸2日間寝込んでいて、投稿自体が遅くなりました。
この読書録は、単にその月に読んだ本を羅列するのではなく、ランダムに読んでいた本を有機的に繋げて見たり、無理やり関連性を探したりしながら最低5冊は紹介できれば…という試みです。私自身の思考の整理になることはもちろんですが、皆さんが普段読まないような本への道しるべとな
【私の本棚#3】今月の5冊(2020年10月)
1.はじめに仕事が長い停滞期に入り新常態化した。慢性的な疲労感が心身を蝕み続ける日々は不健全極まりないが、自分に現状打破できるだけの実力がないのが口惜しい。多くの時間を仕事と向き合うことに費やしてしまい、擦り減る自分を補ってくれる書籍を無意識のうちに探していたように思う。
本当は腰を据えてじっくりと取り組みたい古典的名著や専門書があったが、全体的にライトな書籍を栄養補助飲料のごとく注入した。その
【私の本棚#2】在宅勤務に限界を感じた四半期(2020年7月~9月)
はじめに在宅勤務という日常が延々と続き、かつての生活にあった「彩り」について考える時間が増えた。オフィスの喧騒、大事な会議前の張りつめた空気、社内ゴシップに満ちた宴会、終電を逃して飛び乗ったタクシーでのまどろみ…
今まで無駄だと思っていた通勤や出張は、自分の五感を刺激する程よい緊張をもたらしていたのだと、今更ながらに気付く。
休日どこかに行こうにも、何か特別な理由がないと誰かを誘いづらい。一人
【私の本棚#1】世界がガラガラと音を立てて変わった四半期(2020年4月~6月)
はじめにビル・ゲイツ氏が、読んだ本を定期的にブログ上で公開している。どの本も読みごたえがあるため、私は約2年間にわたり、その選書の中から次に読む一冊を決めていた。
ゲイツ氏が選書した本を読む習慣を続けてしばらくすると、自分でもブックリストを作り、公開したくなってきた。もちろん、彼には読書量でも思索の深さでも遠く及ばない。ただ、その時々の関心事を、読書歴で振り返ることは、備忘録として意味ある行為だ